超初心者向けWebシステム入門 Step2~Apacheのインストール編~
インストールする前にApacheの役割を簡単に
Webサーバーの代表的なソフトウェアです。
Webブラウザーから問い合わせに対して、サーバーに保管してあるページをブラウザーから見れるように渡してくれます。
Apacheのインストール
CentOS7をインストールしたての場合、前準備として下記コマンドを実行します。
#yum update -y
※
#以降がコマンドとします。
yumはソフトをインストールパッケージを管理してくれる、とても便利なコマンドです。ほぼほぼ、これが何とかしてくれます。
そのyumを新しいものに更新します。
Apacheのインストール
#yum install httpd httpd-devel -y
完了したらバージョンを確認してみましょう。
#httpd -v
Server version: Apache/2.4.6 (CentOS)
現時点でのApache最新バージョンは2.4.52なので、ちょっと古いですね。
せっかくなので、最新版に置き換えましょう。
Apacheの削除
#yum remove httpd* -y
これで先ほどのバージョンは削除されました。
試しにバージョン確認のコマンドを実行してみてください。
Apacheを最新版にするために
epelリポジトリとiusをインストールしていきましょう。
epelはFedoraが提供するパッケージ開発プロジェクトです。
また、iusはLinux向けのパッケージ開発有志プロジェクトです。
ありがたく使わせてもらいましょう。
#yum install epel-release -y
#yum -y install https://repo.ius.io/ius-release-el7.rpm -y
Apache本体をインストール
#yum -y install --disablerepo=base,extras,updates --enablerepo=ius httpd httpd-devel
無事インストールできたらもう一度バージョンの確認をしてみます。
#httpd -v
Server version: Apache/2.4.52 (IUS)
これでApacheのインストールは完了となります。
Apacheを起動してみよう
今はインストールしただけで、Apacheは起動していませんので、
手動で起動する必要があります。
#systemctl start httpd
起動成功の時は特にメッセージが表示されません。
エラーが発生したとき以外メッセージがでないのは地味に不親切ですね・・・。
念のため、Apacheのサービスが起動しているか確認してみるには、プロセスを確認してみるのもいいと思います。
#ps -aux | grep 'httpd'
root 1354 0.0 0.8 283280 8140 ? Ss 14:50 0:00 /usr/sbin/httpd -DFOREGROUND
apache 1355 0.0 0.6 496480 6452 ? Sl 14:50 0:00 /usr/sbin/httpd -DFOREGROUND
apache 1356 0.0 0.4 299808 4404 ? Sl 14:50 0:00 /usr/sbin/httpd -DFOREGROUND
apache 1357 0.0 0.4 299808 4404 ? Sl 14:50 0:00 /usr/sbin/httpd -DFOREGROUND
apache 1358 0.0 0.4 299808 4404 ? Sl 14:50 0:00 /usr/sbin/httpd -DFOREGROUND
apache 1359 0.0 0.4 299808 4404 ? Sl 14:50 0:00 /usr/sbin/httpd -DFOREGROUND
せっかくなので、ApacheのテストページをIPアドレスを調べて見てみましょう。
#ip a
inetの「192.XXX.XXX.XXX」で始まるIPアドレスがあると思いますので、
ブラウザーのアドレスバーに入力して「It works!」が表示されれば完成です!