永野&くるま クレバーなクレーマー「テレビマンから視聴者へのクレーム」回を見ての感想

Xで画面キャプチャについて話題になっていたので、永野&くるま クレバーなクレーマー「テレビマンから視聴者へのクレーム」回を見た。
このnote自体もコタツ記事になるかもしれないけど書く。

https://tver.jp/episodes/epbzi4qptu


1.番組の概要

公式サイトより引用。

芸人界きってのクレーマーである2人が現代社会に数多く存在する“クレーム"の中から、世の中をちょっと良くする「クレバーなクレーム」を見つける番組!

番組公式サイトより引用 https://www.tv-asahi.co.jp/pr/contents/20240708_10270.html

私にとって初見の番組だった。
今回はテレビマンのいくつかのクレームの中からXでの番組の画面キャプチャについてのクレームが取り上げられていた。


2.Xの一部の反応(私のおすすめツイートに流れてきたほんの一部の感想)


・当事者→反省している人もいる
・一部のお笑い好きの視聴者→くるまさんには画面キャプチャする人側に立ってほしかった。

番組に批判的な意見もあった。
ちなみに私はおすすめツイートに流れてきた当事者のpostを見てこの番組を見た。私はくるまさんのことをよく知らないが、悪いものを悪いということは間違っていないと思うし、贔屓になっているからと大目に見るのは違うと思う。


3.番組で放送されたテレビスタッフのクレーム概要


・画面キャプチャは著作権違反
・画面キャプチャが広告になるという意見もあるが、それならTverへのリンクを貼ってほしい
・皆さん(原文ママ)が批判するネットのコタツ記事と同じことをしている

更に私なりに整理すると
・そもそも著作権違反なのでやめてほしい。
・100歩譲って広告のつもりでやっているなら、せめてTverへのリンクを貼ってほしい
・画面キャプチャをする人、あるいはそれに乗っかる人の中には、ネットのコタツ記事を批判している人がいる。コタツ記事を批判するなら画面キャプチャも批判する姿勢を取るべき。


4.三谷アナウンサーの意見(テレビ朝日の意見として考える)


・画面キャプチャはそもそも著作権違反。
・テレビ朝日では削除作業をしている。
・Tverのリンクを張ったからと言ってOKではない。
・テレビに興味があるならテレビ朝日に就職してほしい。

私の所感
・ルール違反する人へ注意しつつ、いわば犯罪者にあたる人を雇おうとするテレビ朝日の懐の深さに驚いた。
・これぞ令和のテレビ。
・そして何より番組概要の「世の中を少し良くする」を実現する提案をしているのがさすが。


5.永野さんの意見

・キャプチャする人は関係者意識を持っている(くるまさんも同意)
・キャプチャ選びのセンスの良さへのいいねをほしがっている。
・でもそのセンスのいい素材を制作しているのはテレビ関係者。画面キャプチャをする人は何も作っていない。
・画面キャプチャをする人はテレビ関係の会社に就職してほしい。

私の所感
・番組を作っていない人が簡単にいいとこどりしていい気になるなという制作者サイドからの意見。
・作っていない側がセンスあると思われること、いいねをもらうことに否定的なので、テレビ関係の仕事をしてほしいという要求も筋が通っている。


6.令和ロマン髙比良くるまさんの意見(もっと言ってた)

・自己肯定感の最下層

私の所感
・当事者側がダメージを食らうような言葉をわざと選んでいる。
・画面キャプチャがダサいという認識を持たせている。
・当事者側から人気のあるくるまさんが言うことに意味がある。


7.三者の視点

私が感じたそえぞれの視点は次の通り。

三谷アナウンサー
会社視点
ルールを破るな(倫理的側面)
永野さん
制作者視点     
テレビを作っていないのに楽していいねを稼ごうとするな(制作者の意見)
くるまさん
精神面    
画面キャプチャ、マジダサい(当事者への精神的苦痛を負わせる)

見事なバランスである。

8.Xでの反応の所感

番組では永野さんやくるまさんが以下のような発言をしていた。

「この画面もキャプチャするだろ」
「(画面キャプチャをする人は)抽象的な絵のアイコン」

私にはこの発言がプロレスに見えたし、番組側が新たなキャプチャ画面を用意しているようにも見えた。
視聴者の誰かがX上でキャプチャの4コマ目に「この画面もキャプチャするだろ」のキャプチャを載せて「バレてるw」とpostしたり、抽象的な絵のアイコンの人が最後に自撮りを載せて「すみませんでした!」と面白く終わらせるのかと思った。
画面キャプチャ民が面白く引退宣言画面キャプチャpostし、大衆が冷めた目で見るという構図が私には浮かんでいたが、実際のところは画面キャプチャ民は打ちひしがれたようだった。

意外とメンタルが弱く、お笑いのお約束を分かっていないことに驚いた。(私のお笑いの感覚が変なだけかもしれないけど)
画面キャプチャをするならもっと強いハートでやれよ!と思った。

以上が私が番組を見て感じたことである。

9.(番外編)関西との比較


少し違う角度からの話。
この番組は東京で制作されていて、出演者も関西出身ではないと思う。私は関西出身で関西のクレームを言う番組をよく見る。関西の場合は全部言う。歯止めが効かず画面キャプチャをする人へ罵りに近い批判をする。

でもこの番組は皆まで言わず、「言わんとしてることはわかるよね。今度から気を付けてね」という姿勢なのである。なんと大人な番組なんだ、と私は一人で感激してしまった。

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