コーヒーインストラクター3級検定を受講して感じたこと
先日、全日本コーヒー商工組合連合会という団体が主催している『コーヒーインストラクター3級』を受講しました。
特に試験を受ける必要はなく、講義を受講するだけで「コーヒーインストラクター3級」として認定される検定です。
かなりライトな検定ではありますが、公的機関に認められた検定とのことで、認定されれば名刺等に「コーヒーインストラクター3級」を記載してもよいとのこと。
晴れて僕も認定されましたので、この『note』のプロフィールにもさっそく追記させていただきました。
今回は、『コーヒーインストラクター3級』を受講したきっかけと感想を備忘録がてら記します。
コーヒーインストラクター検定を受けようと思ったきっかけ
『コーヒーインストラクター検定』の詳細に関してはここでは割愛するので、ご興味のある方は下記ホームページをご参照ください。
今回僕がコーヒーインストラクター検定を受講したいと思った理由として、以下の3点が挙げられます。
コーヒーのフレーバー(味や香り)の感じ方や表現について幅を広めたかった
これまで書籍で得たコーヒー豆の知識(品種や生産方法など)をさらに深めたかった
本心はすぐに2級を受けたかったけど受かるか不安だったので、まずは3級で様子を見ようと思った
上記3点のうち、一番興味があったのは、1番目のフレーバーや表現に関する部分でした。
僕は3ヶ月に一度、信頼しているコーヒー豆販売店からスペシャルティコーヒーを3袋(200g×3)定期便として購入しています。
(これについては、またいつか記事にまとめようと思います)
そのお店のコーヒー豆(およびそのお店自体)については絶対の信頼を寄せていまが、せっかく貴重でお高く美味しいコーヒーを飲んでも、大抵「あ~、美味しい」で終わってしまう…。
よくコーヒー豆の紹介記事で「ジャスミンのような…」とか「冷めてくるとチョコレートが…」とか表現されているのを目にすると思います。
確かに、説明を読んでからコーヒーを飲むと、(あ・・あぁ、確かにナッツ系の香りが…)とか(おぉ、なるほどレモンティーのようだ!)とか感じられることもあります。
しかし、説明をまったく読まずに飲んでそれが感じられるかどうかですが、、、恐らくそれらの例えがすぐに頭に浮かぶことはないでしょう。
表現力以前に味覚の問題なのかもしれませんが、要するにそういった部分のヒントが得られればと思っていました。
せっかくおいしいコーヒーなので、そのおいしさをより的確に第三者に伝える術を持ちたかったのです。
コーヒーインストラクター3級の申し込みから受講まで
上記きっかけもあり、まずは試しに『コーヒーインストラクター3級』を受講することに決めたわけですが、検定会は全国各地の加盟企業で開催されています。
残念ながら僕が住んでいる千葉県では開催している企業はなく、対面で講習を受けるとなると都内の加盟企業へ出向く必要がありました。
ただ、調べたところ、2カ所だけオンライン(ZOOM)で受講が可能な企業があったため、僕はオンラインで受講することにしました。
ちなみに、検定の受講料は1,500円ですが、オンラインの場合、送料等の兼ね合いもあるのか2千数百円かかります。
僕が受講した企業では、受講の申し込みをすると、受講日前に講習で使用するレジュメと認定証、講義で使用するサンプルコーヒー豆が届きました。
受講していない(=認定されていない)のに認定証が先に手元にあることに違和感はありましたが、オンライン受講なのでそこはご愛敬というところでしょうか。
コーヒーインストラクター3級を受講した感想
3級受講の対象者とは…
3級を受講した率直な感想として、コーヒーの抽出や勉強を”これから”本格的に始めたい方にとっては、良い『入口(きっかけ)』となる講習だと思いました。
コーヒー豆の種類・違い(大まかにアラビカ種とカネフォラ種)や抽出方法の種類など、本当にざっくり概要的な部分について平たく解説された内容でした。
僕の場合、まだまだ初心者の域を脱していない状況ではあるものの、一応何冊か本を読んだり各国のコーヒー豆を飲んだりしている状況です。
3級でご教示いただいた内容については、正直既知の内容がほとんどでした。
また、上記「きっかけ」で述べた上位2点については、残念ながら講義の内容には含まれていませんでした。
(やはりフレーバーや精製といったことになると、2級以上のレベルになるのでしょうかね)
結果としては受講して良かったかな
ただ、決して受講して損をしたということはありませんでした。
やはり’(オンラインとはいえ)改めてプロの方から、基本的とはいえ直接口頭で説明していただくことで、これまで書籍等で得た知識がしっかりと上塗りされていきましたし、身についた感もありました。
恥ずかしながら、生豆(なままめ)を手に取って見たのも今回が初めてでしたし、アラビカとカネフォラの豆の違いをじっくりと見比べて観察する機会もありませんでした。
コーヒー豆栽培の豆知識的な話も聞けましたので、これまでひとりで(誰からも教わらず)本を読んだり動画を見たりして学んできた身からすると、結果として「受講して良かった」のかなと思っています。
やはり「教えていただく」ということは大変ありがたい機会だと、あらためて実感しました。
ちなみに、以下写真は僕が読んできたコーヒー本コレクションです。
とりわけ『コーヒーの科学』は名著です。
おわりに
まとめると、『コーヒーインストラクター3級』については、
ハンドドリップなどこれからコーヒーを始めたい方には良い機会
趣味として独学でコーヒーを淹れてきた方も、知識固め程度には受講を検討しても良いかも
「もう本を何十冊も読んで知識は十分!」「すでにドリップしてて今後焙煎にも手を出してみたい!」という方は3級スルーで2級以上を検討
という感じでしょうか。
ちなみに、コーヒーインストラクター検定はさらに2級→1級→コーヒー鑑定士と、まだ上があります。
この先僕が2級以上を受講するかどうか、ですが・・・今のところステイの予定です。
コーヒーは抽出も飲むもの好きですが、正直趣味レベルの「好き」ですし、今のところ焙煎に興味もありません。
「きっかけ」にも書いたフレーバーについてはさらに知識を得たいところではありますが、いったんは(しばらくは)気ままにコーヒーを楽しもうと思います。
それでは、また。
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