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思い出に残るツアー(ボラボラ編)

ヨットで太平洋を横断中、いろんな島を訪ねました。食料入手やヨットのメンテナンスなどなどの理由もあるけど、やっぱり知らない土地を訪ねるのが1番の目的だから、飛行機ではなかなかいけない場所で地元の人に触れたり、観光もたくさんしてきました。

そんな訪問地で地元のツアーに参加することもありました。この写真はフランス領ポリネシアのボラボラで地元の山歩きツアーをガイドしてくれた青年。数時間のツアーだったけど、同行中いろんな地元の話をしてくれます。それは難しい話じゃなくて、地元の人たちの生活のことだったり、週末は何しているのとか(彼の場合は毎日が週末だったと思う)、普通のことです。地元の歴史について聞くよりも、そんな話の方が記憶には残っていたりします。

通訳ガイドとしては日本の歴史や文化も伝えたいし、あれだけ時間をかけて用意した内容を伝えたい!んだけど、それってほんとにお客様が聞きたいこと?って問う必要がありますよね。

笑顔が素敵だったこのガイドさんはその自由な生き方と、いつかまた海外で頑張りたい、と語っていたのがとても印象的でした。

初対面という状況に限っていうと、英語という言語は日本語と比較した時に、人とのディスタンスを近づけてくれる言語だと私は感じています。なので英語で話していると、なんだか近しいお友達になった様な感覚でいられるのが私は大好きです。またこの英語特有の距離感(昨日のブログ参照)をツアーガイドとしてどう活用するかも私たちにかかっています。

このガイドさん、もう一つ印象的だったのは山歩きの間中ずっと素足で参加。デコボコの道を素足で歩いても痛くないっていうので足の裏を見せてもらったら、つるつるだった!素足で歩き続けると足がこんな風に「進化するのか」と思ったのを思い出します。進化じゃなくて、靴を履いて生活する私たちが「退化」しているのかな。

2021年2月から英語通訳ガイドとして英語力や対応力をあげたい方向けのオンラインワークショップを開催します