世界中の通訳ガイドは今どうしてる?
この1年間、観光地で働くガイドさんたちの仕事がなくなり、困った状況にある、というのは世界中どこでも同じのようです。
通訳ガイドになると、日本にある通訳ガイドの協会の一つに入り、研修を受けてガイドとしての知識をつけていく、という方が多いようです。またその協会を通じて仕事の依頼を受けるということもあります。
同じように世界中の通訳ガイドさんの多くは何らかの協会に属しているようです。
私はときどき、世界各国の通訳ガイドの協会の集まりにオンライン上で参加してみるのですが、日本のガイドさん同様、このコロナの時期を勉強・インプットのための時期とし頑張っているのが参加したワークショップやウェビナーセッションからうかがえます。
それぞれの通訳者の持つ知識やスキルを共有し、共に高め合う感じが万国共通に見られ、私は嬉しくなります。
私がいる地域は人口は少ないし、海外からのお客様の数も首都圏に比べると少ないものの、通訳者としてお互いを高める機会を提供しようと、切磋琢磨の機会を作ってくださる方がたくさんおられます。行政や団体だけでなく、個人でそのような機会を作ってくださる方がいることも心強く感じます。
このコロナ禍で大変な思いをしている人たちが多い中、助け合う文化がある、そう思うだけで心温まります。
私は非力ではありますが、皆さんの通訳ガイドとしての Aha Moments や、人前で英語で話すことに対して自信となる情報をご提供できることを願って、このブログを書いています(また読んでお付き合いくださっている皆さんには大感謝です)。それは大きな貢献からはほど遠く、行政や地元地域通訳者のために尽力を尽くす方々の足元にも及びません。でも「今の私にできること」を突き詰めていくと、このブログに集約されるかな、と思っています。
なのでこれからも地道で地味ですが、書き続けていきます。皆さん、一緒にこの辛い時期を乗り越えていきましょう。Through every dark night, there's a bright day after that.
(写真:フランス領ポリネシア諸島で撮った一枚。太平洋諸島で出会う人たちはとても美しい人たちばかりでした。ものを多く持つことだけが幸せではない、というのを教えてくれたのもこの人たちでした。)