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単語帳を使って英単語を覚えないと英語が上達しない?

書店に並ぶ単語リストいっぱいの参考書は人生に一度ぐらい手にしたことがあるのではないでしょうか。それも嫌々ね・・・。私は単語だけを覚えるという作業がとても苦手です。英語学習の中でいちばん避けてきたことの一つかもしれません。みんなが言いたいけど言えない一言を、私が代表して言いましょう。

だって面白ないやーん!

そうですよね。単語だけをがむしゃらに覚える、という作業はExtremely boringであります。

私の単語力や英語力がどの程度かと言うのを私自身は把握していませんが、TOEICでは985点(満点は990点)を取得しました。英語圏で生活を22年間してきた中で、大学院生活、シリコンバレーでの就職、ビジネス経営、非営利団体の設立、太平洋を渡るヨットでの大旅行、子育て(これが実は英語文化を理解したり、小さい子供たちが触れる基本の英語を知ると言う意味でとても重要でした)もこなしてきたので、まあ英語には困らないかなあ、と言うレベルにあるといってもいいかな。手前味噌で聞く耳持たないですよね。ごめんなさい。でも皆さんに私の英語のレベルを正確に知っていただいた上でこの後読み続けていただきたきたくて、書いてみました。

その私はどうやって単語を覚えてきたのか。それを考えてみました。

ズバリ私は英語を「文章を読む、英語の音源を聞く」という作業から知らない単語を覚えてきました。それも辞書をできるだけ使わずに。

この練習をしていたのは私が大学生の頃。私が大学生の頃ってまだインターネットも普及してなかったから(大昔やん!)、単語の意味を調べるとなると分厚い辞書から意味を探してくるしかなかった頃です。重い辞書を持って通学するのも嫌だったし、通学途中に電車の中で辞書を出してきて意味を調べる、なんて言うのも「めんどう」だった訳です。そこでめんどくさがりやの私は辞書を引かずに英語にたくさん触れる時間が自ずと多くなりました。

当時は意味が分からず読んでいたけど、いわゆる「英語のシャワー」みたいなのを浴びていたこの時期があったのは、それなりに意味があったのかもしれません。この時期に身につけたことは

英語をとにかくスピードに乗って読む・聞く(意味がわかんなくても!)
単語の意味が分からなくても読み進めちゃう(意味がわかんなくても!)
分からないなりに、自分で意味をまとめる(支離滅裂でも、意味が大雑把でも!)

こんなことかと思います。もし当時私が真面目な学生だったら、この後単語を調べて記録する、ということをしていて、さらなる英語力アップにつながったのでしょうが、私はしてなかった!

もっと効率の良い学習法は他にたくさんあるはずです。でも英語を英語考えながら読むとか、想像を膨らませながら英語を読む、という作業は、私の英語学習の中では大事な役割を果たしてきたように思います。

皆さんはどんな英語の学習法(手抜き方法)をされてきましたか?きっと英単語を覚える作業から語彙力のアップに成功された方もいるはず。それも含めて、これが役に立ったというのがあればお聞きしたいなー。

(写真:最近は防災に関する場面でのお仕事が多いです。この写真は先週行われた津波に関するレクチャーでの通訳の様子。トルコ人のお友達(津波の専門家)の通訳をさせてもらいました。錆びてた脳みそを使った感じが心地よかった!)