名古屋⇔横浜700kmを自転車で旅した件 〜復路まとめ〜
3泊4日で名古屋から横浜へ走り終わったところで旅は終了。
だったら良かったんですが、現実は、復路、帰りがあります。
自転車のみ郵送で、バスか電車で帰るという選択肢も無くはないんですが、
それだと余計なお金もかかるし、どうせ来たのだし帰りも自転車で帰れよ。と思ったので自転車でまた帰ることにしました。
今回はそんな話。
往路の話をまだ読んでない人は、ぜひこちらも合わせて読んでみてください。
そうすることでより、この復路がいかに無謀な旅路だったのかがわかることでしょう。。。
クレイジーな旅をもっとクレイジーに。
ということで復路まとめスタートです!
5日目 横浜→小田原
スタートは、ゆっくり。
朝の10時頃出発でした。
ほんとは8時くらいに出発するつもりだったんですけど、
行きと同じく二度寝して寝過ごしました。(毎回恒例となっております)
何も予定がなければ良かったんですけど、
実は11時くらいに辻堂あたりで会いましょーと連絡を取ってた人が居ました。
この時点で12時過ぎてる。
はい。11時どころじゃないですね。
結局、辻堂駅についたのは、12時半過ぎ。
僕との予定を入れる人はこういうこともあり得ると思っておくと良いんじゃないかな。(2度あることは3度あるって言いますし。)
元々、11時に!って予定を入れてたわけじゃないし、
相手もこっちが自転車旅をしてるのを分かってて、
時間はいつでも良いって言ってくれてたので事無きを得ました。
これが仕事のミーティングとか重要な予定だったら大失態ものですよね。
まあ、僕は、豪華客船の仕事の面接にも1時間半遅刻しましたけど。
(それでも無事に合格しました。いやー、あの時はマジで焦った。)
ちなみに、この時に会ってたのは、ツイッターでDMをくれた鍼灸師さんでした。
お邪魔じゃなければ!と、かなりかしこまった挨拶をくれたので、全然大丈夫ですよ!是非あいましょう!と食い気味で会う予定をセッティングしました。
↑この投稿はそのあとにしたもの。
ツイッターにもこうやって書きましたけど、
僕は基本的に誰でもウェルカムで、
隠すことはないので、
会いたい人が居たら気軽に連絡ください。
なんでも聞いちゃって良いですよ。
大抵のことは直接会うなら話しちゃいます。
ネット上では言えないこともありますけどね。
辻堂で鍼灸師さんに会ったあとは、以前働いて居た会社でお世話になってた方がやっている茅ヶ崎のコーヒーショップへ。
ここはコーヒー豆が買えて、
お店で挽きたて淹れたてのコーヒーが飲めるお店です。
10年熟成のハワイ・コナコーヒーという激レアなものも置いてあります。
ハワイのコナコーヒーは収穫高が一気に下がってしまったせいで今ではなかなか手に入らないそう。
特に熟成コナコーヒーはここのお店でも今の在庫がなくなったらもう取り寄せ出来ないそうですよ。
僕が訪れた時点で残り30kgしかないって言ってたので、
飲んでみたい人は早めに買っておいたほうが良いですよ。
購入はウェブからも出来るそうです。
URLはこちら↓
茅ヶ崎のコーヒーショップを出たあとは、小田原へ。
通ってた専門学校があった鴨宮駅で友達とご飯を食べてました。
駅の南口にある冒険丸という居酒屋で食べてました。
この時集まった同級生はみんなお酒を飲まないので、
(僕は飲めるけど、前回の豪華客船の契約で飲み過ぎたのもあり現在禁酒中です。もう一生飲まなくても良いかなくらいに思ってますけど)
ノンアルでご飯を食べながら3時間くらいずっとおしゃべりしてました。
いやー、やっぱり気のおけない友達と過ごす時間は良いですね。
なんだか学生気分に戻ったようでとっても楽しかったです。
改めて振り返ってみると、
専門学校の生活ってめちゃくちゃ楽しかったんですよね。
良い思い出しかないです。
特に僕らの学年は3クラスあったんですけどクラス間を越えた横の繋がりもあって、
良い意味でバカな人も多くって、
控えめに言って最高でした。
そんな土地でご飯を食べてれば嫌でも気分が上がってしまうよね。
だからあんなバカなことをしてしまったんだと思います。
ええ、今、自分で振り返ってみてもあれはバカだったとしか言いようがない。
問題の6日目へ
6日目 小田原→浜松
これ、時間をよく見てもらうと分かると思うんですけど、
深夜1時43分の投稿です。
そう、眠くないからという理由で、
小田原までの予定を変更して熱海まで来ちゃいました。
まあまあ、ここまでは良いでしょう。
学生気分に戻って気分良くなっちゃってたんだから仕方ない。
どこかの誰かも
「他人の迷惑にならないバカは体力があるうちに、出来るうちにやっといた方が良い。」って言ってますしね。
まあ、これ、言ってるの誰かじゃなくて僕なんですけどね。
人生でそんなこと誰かに言われた記憶ない。
投稿には誰かって書いたけど、これ普通に僕です。バカですね、はい。
完全に深夜のノリです。
1時53分。
もう良いだろう!さあ、寝よう!宿を探して寝よう!
この投稿をした時はそのつもりでした。
ここでさらなるバカ発動。
昔はバカだった。なんて言っておきながら昔よりバカなことをこれからします。
まず、この投稿も考えてみれば、昔は単車で小田原→熱海を走ってたけど、
今回は自転車ですからね。むしろ、この時点でバカに磨きがかかってます。
そして問題の投稿がこちら↓
そうなんです。
深夜に山越えしました。
越えたのは箱根の山じゃなくて函南なんですけど、
今、冷静に考えてみれば、やっぱり深夜に越えるような場所ではないですよね。
ライトの充電が切れてたので、あかりは無し。
函南の坂道には街灯なんてのはないので、
真っ暗の中、月明かりだけで坂道を爆走してました。
霧に包まれた街灯のない坂道を無灯の自転車で駆け抜けるという貴重な体験をしました。
対向車とすれ違うと一瞬前が何も見えなくなるというなかなかにスリリングな体験でした。
事故ったら一貫の終わりでしたね。
あれはガチで死ねるやつでした。
まあ、箱根峠を越えるより断然楽だったし、
深夜だったお陰で車通りもなく走りやすかったのもあったので良しとしましょう。
山越えをした後もそのまま走り、朝6時前にすでに70km以上走るという1日のスタート。
眠気が来ないからと走り続けた結果、
この日予定していた静岡に朝7時の時点で到着してしまいました。
ここで2択。
この日1日このまま静岡でまったりするか、
そのまま進んで1日分旅路の日程を減らすか。
考えるまでもありませんね。
僕は浜松の友人に
「明日じゃなくてやっぱ今日泊めて」とメッセージを送りました。
こんなメッセージが朝一で来ても笑ってOKを出してくれる友人を持てたことに感謝です。
まあ、絶対に大丈夫だろうなって知っててメッセージを送ってますけどね。
返信が来る前に出発しましたし。
(以前彼に夜22時過ぎに今夜泊まりに行くわって言ってほぼ無理やり泊めてもらったことがあります。彼はマジで寛容。)
そして、浜松へ。
もう1日分走ってるのに驚くことなかれ。
この時まだ前日の起きた時間にすらなっていない。
24時間近く寝ずにいたのもあり、限界が来て睡魔に襲われ、30分ほどベンチで仮眠を取りました。
あの、睡魔ってすごいですね。
それまで一切なかったのに来る時は一気に来る。
本当にいきなり眠くなって自転車漕ぎながら眠りそうになったので、目線の先にたまたまあったベンチで仮眠を取りました。
(まるでここで仮眠を取ることが決まっていたかのような偶然でした)
たぶん、横になってから寝落ちするまで10秒もかかってないです。
仮眠を取ってからさらに20km
約2時間ほど走ったところで昼食&2度目の仮眠を取りました。
休憩時間は1時間くらいだったかな。
そして、再出発。
正念場を迎える。
この日は風がめちゃくちゃ強くって、
しかも海辺に近い場所で向かい風だったものだから、
まあー、進まない。
午前中は風がなかったからスイスイ走れてたのに、
仮眠明けから風が強くなってペースががく落ちしました。
しかも山の間を走るもんだから花粉と風に巻き上げられた塵芥がすごくって目をやられました。
サングラスをかけてたのに目の中に入って来て、
結膜炎を起こしかける状況まで行きました。
その目の様子の写真はあるけどグロ過ぎるので掲載は控えさして頂きます。
ホントにやばかったからね!
自転車漕いでるだけで、目に一切触れてないのに目から黄色いヤニが出て来たの初めてでしたわ。
目をやられる前の投稿。
茶畑、いいっすね。
あと、今回の山越えで学んだこと。
Google Mapは盲信するな。
あいつ、最短距離を導き出してくれるのは良いんだけど、
それが必ずしも最楽ルートでは無いんだよね。
エグい坂道とか登らせて来るから。
いやいやいや、この道はないでしょー!っていう道を指示して来るから。
徒歩でのルート検索を使う時は要注意やで。
そして、到着。
12時半過ぎの投稿の次の投稿が18時の到着の投稿。
これは本当に疲れ過ぎて途中、ツイッターに投稿する気力が残ってませんでした。
そりゃそうだよね。
ほぼ寝ずに出発してから18時間かかってるんだもの。
何度か道に迷った影響もあり、この日の走行距離は200kmオーバー
クロスバイクで1日で200kmとか、
寝ずに走るとか、
1日で静岡横断とか、
今振り返ってもホントにバカなことしたなーって思います。
もう2度とこういう無茶はしない。はず。
この日は疲れ果てて、
友達の家でなんとか入った風呂で寝落ちしました。
たぶん、15分くらい湯船で気絶してました。
友達が仕事を終え帰って来るまで2時間ほどそのまま死んだように眠り、
友達に回転寿司をご馳走になって1日が終わりました。
(いきなり家に泊めてといった上にお寿司までご馳走になるなんて何様だよお前。状態でした。その節は本当にお世話になりました🙇♂️きっと恩返しします。)
今まで生きて来た中でもトップ3に入るレベルの無茶でした。
もう一度、載せるけど、本当にバカな決断をした自分をぶん殴ってやりたい気持ちでいっぱいでした。
7日目 浜松→名古屋
そして最終日。
家のある名古屋に向けて出発。
この日は8時過ぎに出る出る詐欺をして、結局9時半ごろに友達の家を出ました。
順調に走って、愛知県に突入。
この日はとっても寒かったので、いつもより早めのお昼で、12時から1時間ほど休憩。
ちょうど寒くなった時間にお店に入って、お店を出たら太陽がで始めたので最高のタイミングでした。
前日の大変さが嘘かのような順調な走り。
やっぱり、名古屋⇔浜松は走りやすいですわ。
1号線をひた走れば良いですし、きつい坂もないですからね。
これから自転車で名古屋から東に行く場合は浜松までにします。
そして、18時過ぎに無事に家に到着。
前日がきつ過ぎたもんだから、この日の100kmはかなり余裕でした。
いや、ホント。
初日にヘロヘロになってたのが嘘のよう。
初日については往路まとめの記事で↓
今回の自転車旅をまとめるとこんな感じ。
いやー、バカですねー!
復路1泊3日って飛行機の旅じゃないんだから。
クロスバイクで1日200kmとか、
1日の最長走行時間18時間とか、
意味わかんないですよね。
自分でもそう思います。
もう2度とああいう無茶はしない。
やっぱり、寝なきゃ人間ダメですよ!
まとめてしてはこんな感じで、
なんだかんだやって良かったなと思います。
きっと、笑い話になるよね。
ちなみに、なぜ1泊3日という強攻策に出たかというと、きっかけはこちら↑です。
ああ、出来るんだ!って一瞬でも思っちゃうとやっちゃうんですよね。
悪い癖です。
ということで、名古屋⇔横浜700km自転車旅の模様はこんなところで。
人間、頑張ればなんとかなるもんだ。
こんなバカが世の中にはいるんだから自分もちょっとくらいバカなことをしようと思ってくれる人が出て来てくれたら幸いです。
辛かったけど、自転車旅は良いものですよ!
名古屋⇔横浜自転車旅は、おすすめしないけどねw
マジでキツイから。あれは精神修行でした。
強くなりたい人だけがチャレンジしてくださいな。
おわり