【全市区町村めぐる旅】思わぬ出会い、人生を見つめ直すとき。56〜59日目(兵庫県丹波市〜神戸市灘区)
こんにちは!みとりっぷです♪
今回はぼくがやっている全市区町村めぐる旅についてです!
ぜひ、一緒に旅しているように読んでくださいね〜!
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56日目(2021.10.26)
と、早速進める前に、ここまでの話を。
近畿地方をすべてめぐるべく、今月しゃかりきで旅をしてきた。これまででなんとか三重・和歌山を制覇して、奈良・大阪が残すところ2,3日分。あとは兵庫がそっくり。(以前に滋賀・京都は行ったのよ)
幸い大阪の友達は好きなように泊まっていいよと声をかけてくれ、奈良大阪を制覇してから兵庫入りするかどうかを悩んでた。
兵庫を先に行って、帰りつつ大阪奈良を通って関東に帰るか悩むのう
と、そんなところでこんなツイートを。
これを見たからには、行くしかない。しかもこの人は兵庫の人とのこと。うむ、願ってもないチャンスとはこのことである!
…とはいえ兵庫にまず行く理由にはならない。けど、10.23の夜にBBQをやるなんて話が出たらしい。いいキッカケじゃないか…。指定通り、自分の酒だけ買って朝来へ向かった。
思ったより人は集まっていなかったけど、たまたま居合わせた外人たちと肉を囲む。
おもろ、おもろいぞ。
ともかくここで少しお世話になりつつ、兵庫の旅をしよう。この足で、兵庫の49市区町村を制覇しよう。
429.砥峰高原(神河町)
ではでは、気を取り直して旅を。
土日はそもそも旅をする気がないから、DIYのお手伝いをしてた。
たまたま居合わせたふたりと一緒に、基本ペンキ塗ってたかな。
月曜日は天気が悪くて、延泊させてもらいつつ火曜日から旅路のスタート。
関西きってのススキ
砥峰高原は結構有名だと思う。
やたら映画で起用されたからか、それを推しつつ人がよく来る感じがする。
でも、ぼくはそこまで好きになれないんだよなぁ。
当然キレイなんだけど、どこか人の手が加わりすぎてる気がする。
これはひねくれなんだろうか。まあ、夕陽にきらめくススキを撮っておいた。
430.神子畑選鉱場(朝来市)
続いて朝来へ。
お世話になっている開業前のゲスハが朝来にあるから、最後はここでさっと帰るのさ。
かつて銀脈があり、後に養父で採れるスズを選鉱するところになったみたい。その後には生野銀山が役割を担っていたのかな。
22階建ての建物とインクライン、やけに感動した。
兵庫独特なのか、秋のせいなのか、空の色がなじみの無い色をしてる。
なんか来ますなぁ。ここの色は、ずっと忘れないでいたい。
57日目(2021.10.27)
この日、4日ほどお世話になったゲスハを後にした。毎日温泉に連れて行ってもらい、ご飯のリクエストにもよく応えてくれる優しいひと。
ゲストハウス、うまくいくといいな。
また出来たころに、今度はお客さんとして来よう。
まあそれはいいとして、この数日間ずっとマイケルと一緒にいた。
というのも、1年ほど日本に住んでるポーランド人。普段は京都に住んでるらしいけど、九州旅行の帰りに寄り道してるらしい。
マイケルと一緒にDIYしてるとき、ふと「将来はなにがしたいデスカ?」と聞かれた。
あぁ、ずっと目を背けてたヤツや。
うまく答えられなくて、もうなんて答えたか覚えてないくらい。
もう、ほんとに思い出せない。
多分だけど、旅人が一番見て見ぬふりをする場所だと思う。自分も含め、旅が終わった後の展望を細かく見てる人は少ないように感じる。
そりゃ少しはあるさ。でも、5年後10年後、漠然と今の生活が続けばいいや~くらいしか考えてなかった。
良くも悪くも基本的な日本語がメインになるから、まっすぐ聞かれる。痛い、目的から逃れてきただけ耳と心が痛い。
未だに納得する答えは見つかってないけど、できるだけ多くの旅人がこれを考えなくても旅に専念できる環境がつくれたらいい。
どうしても旅はお金になりにくいし、職業になんてなってない。だから、どこか満を持して社会のレールから外れて旅人の道を選んでいる人が多いと思う。
嫌だなぁ。
わずかに旅は仕事になると思うけど、もっと浸透させたい。
お仕事は?旅人です。を成り立たせたい。
433.餘部鉄橋空の駅(香美町)
はてまた余計な文章ですね。旅を書きますか。
山陰本線はリアス式海岸を貫く。地理の教科書でしか覚えていないようなひとは、いの一番に三陸が思い浮かぶと思う。
それだけじゃなく、リアス式海岸なんて日本にたくさんある。
そのひとつがここ山陰であり、この区間はJR山陰本線がいっちばん苦労したところ。日本海の荒波に、不規則に削り取られた海岸線。鉄道を通すのが楽じゃないことくらい、少し考えるとわかる。
とりあえずできるところから線路をつくり、とうとうここが最後になった。
やっとの思いで造ったことだろう。今では隣にコンクリート製の線路が敷かれている。
と、実はここで写真を撮って貰った。
普段日本一周の看板を背中にくっつけてやたら目立つ格好をしてるから、時々それに釣られて声を掛けられる。
よさげなカメラをもったおじさんで、撮らせてほしいとのこと。当然断る理由もなく、シャッターを切られる。
後日Twitterに連絡がきた。この類いのって大概見つけてくれないんだけど、それ故にうれしい。
兵庫、いいなぁ。
434.湯村温泉(新温泉町)
お隣の新温泉町へ。
ここは去年鳥取に行った帰り、たまたま見かけてずっと行きたいと思ってた温泉。
新温泉町なんて町の温泉、興味が湧かないはずがない!
源泉は98°Cと高温。野菜や卵をゆがくところがあって、自分で卵を買って温泉卵を作ることもできる。
この日は11分ほどが食べ頃。足湯に入りながら、非常に幸せである!
足湯でゆったりしていると、観光客らしきおばちゃんに話しかけられた。
ひたすらお話してくれる賑やかな人で、姫路から観光で来たらしい。上の世代の人にぼくのことを説明すると、わりと怪しげな反応を示すことが少なくない。まぁまともに仕事してない間抜けに見られるんだろうけど、このおばちゃんはひたすら肯定してくれた。
湯村温泉、やっぱいいところだったな。
今度は泊まりにこよう。
58日目(2021.10.28)
436.大撫山ビュースポット(佐用町)
佐用町まで。
前日の夜、引くほどラーメンが恋しくなって、袋麺を買って自炊した。
湯村温泉で湯がいた卵を入れただけの味噌ラーメン、この生活中にはしみることしみること。笑
じわじわと冷えてきた実感に目を背けつつ、どうしても無視できない足の冷えと戦いながら車で寝た。
ああ、キレイだ…
ここは秋のシーズン、3日に1回レベルの高確率で雲海が出るらしい。
あんまり知らなかったけど、運良くもっこもこの景色に出会えた。
こんなふわふわな雲、なかなか見られないよ。笑
朝一で幸せすぎた。こりゃ最高じゃ。
442.大陸(姫路市)
そして姫路まで。兵庫の日本海側はほんとに楽ちんで、楽しかった。
湯村温泉でたくさん喋ったおばちゃんの地元、姫路まで降りてきた。
ここ姫路は個人的にもすごく好きなところ。去年初めて訪れて、とっても好きになった。
大陸に来たくて来たくて…
というのも、姫路は「アーモンドトースト」なるものが有名なんです。
アーモンドの粒が入ったバターをパンに塗って焼く。これがうまいことうまいこと…
焼きミートスパもうまい
モーニングの時間が過ぎてたのもあり、焼きスパさんを。
もともとお土産にアーモンドバターを買うつもりなわけで、まあここで食べなくてもね。笑
ミートスパも当然うまくて、普段旅中に自炊してるパスタとの違いでぶん殴られた。
アーモンドバターを買おうとしたはいいものの、要冷蔵とのこと。
ぐぬぬ、雲行きが怪しい…
近畿の残る地域を考えると、関東に帰って冷蔵できるのは来月の頭。それまでに友達の冷凍庫はあるけど…笑
10月終わりとはいえ、以外と日中車内は温度が上がる。幸い明後日お会いできる人がいるので、その冷凍庫を転々とすれば間に合うかも!!!
ということで、おびただしい数の保冷剤を保冷バッグに入れてもらい、なんとかお土産クリア!
日本一周してて帰れないんですよ…って言った時の店員さん、びっくりしてたな笑
あ、ちなみに郵送は選択肢になかったです。送料高すぎて。笑
59日目(2021.10.29)
453.明石公園(明石市)
さて翌日、明石まで進んだ。
だいじな三重櫓
少し向こうのスタジアムから小学生の声が聞こえる。
なんか運動会?をやってるらしい。懐かしいなぁ笑
454.舞子公園(神戸市垂水区)
そそくさと神戸入り。
対岸には淡路島
明石海峡大橋を望み、向こう側には淡路島が見える。
兵庫県、淡路島だって離島である。しかし、橋で繋がっているが故に渡りやすい。
さて、淡路島に渡るか…!
離島といえど大きな島、3つの市から構成される。
結構好きなんですよ、あわじも。
457.うずの丘大鳴門橋記念館(南あわじ市)
3つ周り最後。南あわじ市まで。
大鳴門橋まで見えて、目前に徳島がある。
うぅ、行きたいよお。笑
映え映えのタマネギ
ここまでカッコいい玉葱はいないよ。笑
机も玉葱になってて、楽しいスポット。
日も沈み、この日は終わり。
南あわじの温泉に行ったら、元整体師のおじさんと仲良くなった。笑
旅って面白いですな!
ではまた次回。次はこの旅でいっちばんバグった出会いが待っていますよ。