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のどの乾燥に関するアンケート調査-のどの乾燥や不快感が気になる人は約7割・最も支持される対策は「のど飴」

寒さが増し空気が乾燥してくると、のどに不快感を感じる方も多いのではないでしょうか。今回は全国のPOB会員3,006人(平均年齢50.7歳)に、「のどの乾燥に関するアンケート調査」を2024年10月18日~10月19日に実施しました。


のどの乾燥・不快感が気になる時期は?


まずは、POB会員にのどの乾燥・不快感が気になる時期について尋ねました。

のどの乾燥や不快感が気になる人は約7割

全体のおおよそ7割が、のどの乾燥や不快感が気になる時期があると回答しました。男女別に比較すると、男性に比べ女性の方が6.7Pt高く、女性の方がのどの乾燥を気にしていることがわかります。
さらに気になる時期について尋ねると、乾燥を感じると回答したユーザーの内約8割以上が1月、2月をあげています。春夏になると減少するものの、10月以降の秋冬にかけて急増する様子が見て取れます。

のどの乾燥対策は?

続けて、のどに乾燥を感じると回答したユーザーに、どのような対策を行っているのか尋ねました。

「のど飴をなめる」「水分を取る」が6割超え

その結果、「対策はしていない(2.7%)」はわずかにとどまり、97.3%は何かしら対策を行っていることがわかります。対策方法は、「のど飴をなめる(64.8%)」「水分をとる(64.6%)」
が6割以上の人に取り入れられており、次に「うがいをする(56.6%)」「マスクをする(52.1%)」が続きます。

「乾燥する時期は、咳がでたときに水分をとる他に、加湿器、マスク、のど飴で対策します(40代女性)」
「咳き込む様になったら水分補給とのどスプレーを使う(40代男性)」
「喉が痛くなると風邪を引きがちになるので、水分を多くとってマスクをします。 (30代女性)」
「温湿度計を部屋に設置して、冬は湿度が60%くらいになるように加湿器を稼働する。(30代男性)」
「プロポリススプレーで対策をしている。とても良い。(50代女性)」

どんな「のど飴」を選ぶ?

6割以上が対策に取り入れている「のど飴」についてさらに深堀していきます。

6割以上が「味・フレーバー」で選ぶ

のど飴を選ぶ際に重視していることを尋ねると、「味・フレーバー(60.8%)」が最も高く、「効果・効能(53.2%)」「価格(43.5%)」を上回りました。

さらにどのようなのど飴が最も好きか聞くと、「ミント・ハーブ・ハッカ系(29.7%)」「フルーツ系(22.5%)」「はちみつ(22.2%)」の順に回答されました。

「ミント系ののど飴を常備しています(50代女性)」
「乾燥がひどいと喉が痛くなるので龍角散のど飴を持参してます(30代女性)」
「違和感を和らげるためにスーッとするのど飴を常に持っておき、必要時に舐めている。(40代女性)」
「うがいして、レモン味ののど飴で対策(50代男性)」
「ちょっと喉が痛くなったらマヌカハニーののど飴をなめる(40代女性)」

レシート分析:「のど飴」購買データ

実際にPOB会員が投稿しているレシートから「のど飴」の購買データを分析してきます。

POB会員に最も購入されるメーカーは「龍角散(33.2%)」

POB会員に最も購入されているメーカーは「龍角散(33.2%)」が最も構成比が高く、支持の高さが伺えます。次に「ノンシュガー果実のど飴」等で知られる「カンロ」、「VC3000のど飴」でおなじみの「ノーベル製菓」が続きます。前出のアンケート結果で、好きな味としてあげられたラインナップを揃えるメーカーが上位に並びました。

また、それぞれの商品の併売商品を分析すると「口腔咽喉薬」や「鎮咳去たん薬」をはじめとする風邪症状に効果・効能のある医薬品や、喫食する食品類との相関関係が示されました。

レシート分析:「のど飴」出現個数×気温

秋冬に需要が高まり出現数が増加する傾向

図表は、直近1年間に投稿されたレシート1000枚当たりの「のど飴」の出現数(個)と東京都の月平均最低気温(℃)を表しています。前出のアンケート結果と同様に、秋冬に需要が高まり出現数が増加することがわかります。特に2023年11月から2024年3月の期間に注目すると、月平均の最低気温が10℃以下になると増加傾向にあり、気温との一定の関連性が示唆される結果となりました。

昨年の記録的な暖冬とは異なり今年は寒さが厳しくなると予想され、冬物商材の需要増加が見込まれています。そのため、前出の分析結果にもあった「のど飴」と関連性の高い感冒薬等も影響を受ける可能性が高いと考えられます。POB会員のコメントを見ると既に予防や対策を意識する声が散見されることからも、「のど飴」需要のさらなる伸長に期待できると言えるでしょう。

「寒くなると咳が出るのでのど飴は必ず常備 (50代男性)」
「喉から風邪をひくので風邪薬やのど飴を備えている(50代女性)」
「今年は猛暑から急に終秋になったのでのどに違和感(50代男性)」
「喉が乾燥によって痒くなり咳が出てしまうので、出来るだけ早めにのど飴を利用するようにしている(30代女性)」
「喉に不快感を感じたらすぐにのど飴を舐めるようにして、早めに対処してます (20代女性)」

今後も、レシートと消費者アンケートで様々なトレンドを分析していきます。
データに関してご質問等ある方は、お気軽にお問合せください。

POBデータサービスにご興味がある方は、以下からご確認ください。


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