私とATEEZの話
私が「ATEEZに触れてみよう」と思い立った去年の2月28日から、約1年が経とうとしています。Twitterやスペースなどで私はこの出会いを「運命だ」と言ってきましたが、その運命から1年という時間が積み重なったのをきっかけに、私がATEEZに抱く思いをつらつら書いてみようと思います。
これはみとらという一人のATINYのしがない記録になるでしょう。自己満足の日記ですが、目を通した方が少しでも楽しんでもらえると嬉しく思います。(この後の文章、笑い要素ゼロなのでご了承ください)
私がATEEZにハマった2021年の2月28日、その日はTGCの配信がありました。私は元々別のアイドルのファンをしていたので、そのアイドルの出番が来るまで今か今かと配信を見ながら待っていました。そして、そんな時に流れてきたのがATEEZのパフォーマンスです。
正直に書くと、この時に見たAnswerとINCEPTIONが強烈に印象に残っている、というわけではありません。それでも、このパフォーマンスを見た時にふと、「このグループを知りたい」と思ったんです。それが全ての始まりで、その旨をツイートしたら相互やフォロワーさんに曲やメンバーの事を教えてもらい、そこから一気にハマっていきました。
そういえば、私は何であの時ATEEZを知りたいと思ったのか、少し考えた時がありました。この世の中には色んなエンタメがあり、色んなアイドルがいます。当時の私にはハマっていたアイドルだって勿論います。そんな数多くあるエンタメ、数多く存在するアイドルを見る機会はあってもあまり感じなかった「知りたい」という興味を、ATEEZには抱く事が出来たんです。
これは過去の自分を分析してみて辿り着いた一つの結論ですが、私はおそらくATEEZを知る事で休息を得られるかもしれない、と考えていたんだと思います。
私はとあるアイドルの情報発信をするアカウントの中の人をしています。各SNSの更新や出演情報をチェックして発信したり、カムバする際はCDの情報をまとめたり、自分が楽しみながらも少しだけお仕事っぽい事をするオタクです。
そんなオタクをする中で、楽しさや充実感を味わいながらもその一方で疲れや焦燥を感じる事があったのが正直な所です。押し寄せてくる供給の波に湧き立ちながらも、自分が持っている発信の役割を全うしようとして、どんどんキャパシティが圧迫されたり。情報発信を優先すると自分が消費できないコンテンツも溜まっていって、知らない事が増える事にちょっとしんどさを感じたり。自分からやりたいと思って始めた事ですし辞めたいと思った事は一度もありませんが、疲れたなーって気持ちになる事はあって。
「オタクなんてたかが趣味だろ」「趣味で疲れてどうするんだ」と言われたらそれまでですが、過去の私はそれほどにやりがいを感じていたんだろうし、今の私も感じるやりがいは同じです。
そんな充実感と圧迫感を同時に抱いて少し疲れを感じていた私が出会ったのが、ATEEZでした。心のどこかに疲れを感じていた私はおそらく、ATEEZの真っ直ぐで強いパフォーマンスを見た時に「このグループを見て休みたい」と直感したのかもしれません。全く違う景色を見て心を洗うかのように、全く違うアイドルに触れて、違う場所にいる間だけでも肩の荷を降ろしたかったんだと思います。
ATEEZを知ろうと思って始まった日々はとても楽しかったんです。素敵な偶然もあって推しもすぐに決まり、偶然推しの誕生日も近くて、本当に毎日が楽しかった。心が洗われるどころか、どんどん自分の心が若返っていったような、そんな時間でした。
(このお肉ケーキから約1年なんて、この世界のスピードはなんて速いのか)
そして、ATEEZを推す事で私は元々のオタクも以前より楽しく、自分の楽しみを守れるようになりました。それまでは「全ての情報を早く掴まなきゃいけない」と躍起になっていて、自分自身が一人のオタクとして楽しむ事を後回しにしていました。忘れた、と言った方が正しいかもしれません。その忘れてしまった楽しさをATEEZが思い出させてくれた事で、「まずは自分が推しを楽しもう」と、アイドルを推す楽しさに立ち返る事が出来ました。
情報発信しているアイドルは今でも大好きで大切な存在です。彼ら自体に疲れた事は無くて、ライブに行って号泣してマスクをベチョベチョにするくらい大好きです。疲れを感じたからといって苦手にも嫌いにもなっていないので、そこはご安心ください。
私が別界隈で情報発信をするオタクになって1年と数ヶ月が経ちますが、ここまで1日も欠かさずに走り抜けられたのは推しているアイドルや周りのファンの方々は勿論ですが、それに加えてATEEZから良いエネルギーをもらっていたからでもあるように思います。
そんなこんなでATEEZにハマる事で前より元気になった私は、二足三足と草鞋を履きまくりながらもそのオタクライフを楽しんでいきました。幸運な事に面白くて優しいATINYにも出会い、スペースやミーグリをする縁にも恵まれました。
(ミーグリ時の写真の一部を添えて・・・)
こうして自分のオタクのやり方を取り戻して新たな縁にも恵まれた私ですが、もう一つATEEZをきっかけに得たものがあります。それは自分の爪です。
私は生まれてから20年以上爪を噛むクセを抱えていて、自分の指よりも極端に爪が短い、爪の白い部分(伝われ)なんていつを最後に見たか分からないくらいでした。過去には母親に「このクセを治してあげられなくてごめんね」と泣いて謝られたほどです。私自身このクセを治す事は完全に諦めきっていて、爪のお手入れやネイルは別世界の話だと思って生きてきました。
ただ、このクセが治る転機が訪れました。それはホンジュンさんを中心にATEEZもキャンペーンに参加していた「ポリッシュドマンプロジェクト」の存在です。
ATEEZを通してこの活動を知り、「この活動を通して私のクセも治るんじゃないか?」と思い立ちました。
そこからはまさに猪突猛進で、ネイルに詳しい相互に声をかけてショッピングに付き合ってもらい、自分に合う色を選んでいきました(ネイルをしたい!という突然の声かけに快くOKしてくれた相互には感謝してもしきれない・・・)。最初はトップコートだけ塗る所から始まって少しずつ色をつけるのもチャレンジして。そして、しばらく経つと
まだまだ不恰好ですが、SNSに上げても良いだろう!と思えるくらいには爪が伸びてくれました(これはATINY DAYの時のツイート)。正直な所ここまで伸びるのが初めてな分、慣れない感覚が気持ち悪くて気を抜くと噛み切ろうとしてしまう時もあってまだまだクセは抜けきっていないのが現実です。20年の習慣は伊達じゃないですね。
これからは自分のクセを治す行動に満足するだけでなく、このネイルの根幹にあるプロジェクトについて知ってもらえるように動いたり話したりが出来たら良いなと思います。今度別グルの推しの誕生日があるので、その日は推しのメンカラで塗ってみようかなぁ・・・。
アイドルを通して自分のクセを治したり、社会問題を学ぶ事が出来たり。ATEEZのおかげで色んな世界を見る事が出来て本当に感謝しています。良い影響をもらっていて本当にありがたくて、どれだけありがとうと言っても言い足りないくらいですね。それくらい素敵で大切なアイドルです、ATEEZは。
さて、これで私の自分語りの文章は終わりです。自分のために書いた備忘録であり、文章力や語彙力を愛で誤魔化した拙い長文ですが、いつか「この想いを形に残しておいて良かった」と思う時が来る気がするので、その時のために残しておきます。ここまで読んでいただきありがとうございました。
ATEEZありがとう。そしてこれからもよろしく。