リスペクト

なぜみとん今治は「今治愛に欠ける」と指摘されるのか 9 MACCHI1

何かの思想に「おぉっ」と感動するまでは誰でもできる

この一連の記事を書き始めてからは初めて来店した時の日のことを書きます。
この記事で真に発信したいことは、後半の3分の1くらいの箇所です。

偶然お店の臨時休業と僕の来店できるスケジュール帯が被ることも多く、約10か月ぶりだっただろうか。
「1周年だし久しぶりに荒木君としゃべろうか。」と思って来店。
結局荒木君はFC今治を優先して夢スタに行っており、せっかくの記念日イベントにオーナーと会うことができなかった。その辺は前回、前々回の記事に書いております。

1周年!というものの、事前の告知不足でワークショップなどが集まらず、
「ドリンク・フード全て200円!」という貼り紙のみが普段と違う所。
選手名鑑業務、東京への1人旅などで余裕がなかったんだろうが、以前に述べた「PDCAサイクルのPの甘さ」と、4年間にわたるNPOとしての人的交流の広がりの【狭さ・浅さ】を感じずにはいられない。

来年の8月ごろ、「あ!もしかして9月にMACCHIが2周年じゃない??私、こんなことしたいけどどうですかどうですか?」って問い合わせが色んな人から殺到するような存在にMACCHIがなって欲しいなと願う。

さて。来店。MACCHIに関して素敵な所を1つ発見。
(発見というか存在自体は勿論オープン当初から把握していたものではあるが。)
MACCHIの前の掲示板。

これは、MACCHIの入り口からもイイ意味で少し距離があるように置いてあり、誰でも気軽に立ち止まって読みやすい
気軽に掲示板を観つつ、ちらっとどんなお店なんだろうと横目で店内を窺うことができる距離感なのも良い所。情報量も豊富。

掲示板には両面に市内のヨガ教室や尾道のイベントなど色々なイベント情報が。
恐らく自由掲示という形をとっているのだろうが、スペースごとに「~ゾーン」「~ゾーン」と区切ってレイアウトした方が見る人が絞って見やすいと思ったがいかがだろうか。

MACCHIを語るうえで、MACCHIの近くにあるwarm caféとの対比を否が応でもせざるを得ないが、warm caféの方は「地元今治の情報」を、お店の壁面に貼っていたように思う。それだとお店に近づいてみる勇気がいるという意味ではMACCHIに軍配だ。
ただ、MACCHIは広域に、また個人の活動の掲示が多かったように思うが、warm cafeの掲示のように「今治!商店街!港町!」感がもう少し滲み出ているとMACCHIの掲示板もいいのかなぁとも。

また、店内入り口の前にはメニュー表も置かれていたが、もう少し大きい字で書かれている方がお客さんとしては近づいてみてみようかなぁという気になった。
というか、年配の方からすればここの店が「何屋さん」なのか、よく近づかない限り認識できないというのは望ましい状態ではないのではないだろうか。(その観点こそ荒木君がノートで述べている「地方には地方のやり方がある!」という所だ。)

ストーリーを売る、買う喜びを・・・

そして、入店。
店内にはよくSNSであげられている店内風景が。

委託販売で雑貨を置いているが、商品がぽんとコーナーに置かれている。
僕も家族に買ってあげようと手に取った。デザインも非常に素敵だし、私の家族好みのカラーリングの髪留めなどもあった。

値段もハンドメイドとして手ごろな値段。
ただし、自分がハンドメイド製品などを買い物する上で「自分の購買意欲を後押ししてくれる、大事にしている要素」が見当たらない。
だから、手に取った商品を妻や娘に買うかどうか吟味に吟味を重ねた結果、元のケースに戻した。残念ながら、だ。

何が足りないのか。
それは「ストーリー」だ。
どんな作家さんがどんな想いでこれを作っているのか。
伝わらない。
勿論、デザインだけで買うことも日常の中で多々あるけれど、特にハンドメイド製品のようなものに対しては私はその「ストーリー」も商品の付加価値として購入したい。
(特に自分のためのモノでなく、誰かにあげるモノを選ぶときに大事にしていることだ)
そしてこれからの時代はそういう流れがもっと来るはずだ。

でもね、ここで言いたい。
荒木君は岡山史興氏をホントに尊敬しているの?
自分の考えを言語化しているとまで言っていたけれど、それ本当?

岡山氏も提唱する「ストーリー」を売るという発想、荒木君自身がお店で全く活かしていないじゃない。
これでは岡山氏を尊敬しているのではなくて、岡山氏を尊敬している自分自身に酔っていると糾弾されても仕方がない状態だ。

「感動する」とは、「感じて、動く」までがセットだ。
DO!だ。ACTIONだ!そうでないと単なる意識高い系と揶揄される。

MACCHIに話を戻すと、ポップで写真、顔出しNGの人ならポップで似顔絵を、荒木君や絵が得意なスタッフが書いてあげたらどうだろう。
簡単な作家さんのプロフィールやその作家さんの想いを付けて、ね。
(彼のもう1つの主戦場である、「農業」で言えば『産直』でもそういう光景はあるはず)

MACCHIには素敵なポテンシャルがまだまだある。

店員さんも素敵だ。MACCHIをどこへ向かわせたいのかの舵取りがある程度でいいから明確になっていると、素敵な店員さんのポテンシャルはさらにもっともっと引き出されるはず。

次回以降、その辺りを触れます。(MACCHI2)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?