みとさんのミニ額アレンジ
ミニ額サイズのイラストをつくるようになってから、額縁にもこだわるようになりました。こだわるといっても、高くていい額縁を買ってくるわけではなく……お手頃な額縁を買ってきて、自分でアレンジするのです。
ミニ額を探しにいこう
小さいサイズの額縁は100均や家電量販店、ホームセンターのフォトフレームコーナーによく置いてあります。装飾なしのシンプルなものを買います。わたしはセリアの正方形ミニ額と、ハクバのミニ色紙額が好きです。正方形かそれに近いサイズが好きらしい。
下準備をしよう
イラストの色に合わせてミルクペイントやアクリル絵の具で塗装します。
まずパーツを全て外します。
木製のものはヤスリがけします。
ジェッソを塗ります。
ジェッソを弾いてしまう素材は、原液で無理やり塗るか、モデリングペーストを混ぜて塗ってます。もっといい方法がないか研究中です。
下塗りは絵ができたあとにやっていましたが、完全乾燥するまで時間がかかるため、かなりバタバタしてました。いまはイラスト制作と並行して行っています。
色を塗ろう
ここからはイラストができてから手をつけます。
ミルクペイントやアクリル絵の具で色を塗っていきます。これも急ぐと綺麗に塗れません。慌てない慌てない……マットな仕上がりになるように丁寧に塗ります。
下地〜色塗りの作業をするときは、お気に入りのゆっくり実況動画を流しながら作業しています。乾かしている時は動画を観ています。
さらに、絵によってメディウムなどで風合いをかえていきます。
絵に合わせて模様などをつけることもあります。
トップコートを塗ろう
塗装面を保護するためにトップコートを塗ります。現在使っているのは、ミルクペイントのトップコート。ちょっとツヤが出るため、マットな質感にしたい時は別のものを使った方がいいかも。検証したい!
乾いたらパーツを再び取り付けます。額縁によっては新しくパーツをつけることもあります。
2mmのアクリル板に差し替えよう
額の塗装以外にもやることはあります。面材の差し替えです。
面材は画材屋さんなどで売っている額縁だとしっかりした厚さのアクリル板ですが、お求めやすいものになると板が薄くなっていたり、プラスチックのシートになっていたりします。
100均額だとキズもたくさんついてるし、端っこが欠けている時もあります。自分用なら気にならないけれど、展示販売するにはちょっと……ということで2mmのアクリル板に差し替えます。
以前はホームセンターで買って自分で切っていましたが、もんのすごく大変でした。腕が筋肉痛になった。
その次にお店のカットサービスも試してみましたが、切りっぱなしのためか、持ち運んだ際に端がぽろぽろ欠けてしまいました。自分だけが触るならいいものの、他の人が触る可能性もゼロではないため、端の加工もやってくれる業者さんを探すことにしました。
現在はアクリ屋さんにカットをお願いしています。注文画面の説明がわかりやすく、初めてでもスムーズに注文できました!アクリル加工以外にも額やケース、雑貨など多くのアクリル製品を取り扱っていて、見ているだけで楽しいサイトです。
アクリル板が届いたら、ポリケアF70を使って静電気防止+ホコリなどの除去を行います。搬入→展示→返送までの期間は1ヶ月近くあるため、念入りにお掃除しています。
MDFの差し替え
額縁の裏板はMDFを使っているものが多いと思います。アクリル板を厚いものにすると、額からはみ出ることがあるため、MDFも薄いものに差し替えます。
……といきたいところですが、1mmのMDFが近所のホームセンターで扱っておらず、黄ボール紙(1mm)や薄いイラストボードで代用しています。このあたりはまだまだ研究の余地があります。
ここまでやってようやく完成です!
まとめてみて
あまり自覚がなかったけれど、こうして手順を書くとだいぶ手込んでますね。アレンジというかもはや改造の域になっているような。ここまでするのにも理由がありますが、その話は別の機会に……。
本記事はホームページに載せていたものを加筆修正したもので、今後も記事の内容が変わると思います。そのときは「あ、なんかいい方法思いついたんだな」と思っていただければ幸いです!
CM
1月5日~1月14日開催「cute展」に参加しています。もちぬいちゃん3作品を大阪に送り出しております。
下記リンクから展示の様子が見れます!販売もしており、気に入った作品は購入が可能です!
どうぞよろしくお願いします!
おまけ 記事執筆後の変化をここに書いておきます
裏で画面を留めているパーツこと「トンボ」を購入しました
金属製で丈夫そう ピカピカしていて使い所は選ぶかも
ねじで沼りました
使った額縁や購入したパーツをNotionにまとめ中