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共感力と承認欲求と夫婦仲

あんたは人の気持ちが全くわかってない
長い結婚生活で繰り返し言われた言葉。
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「俺でダメなら誰もわかんねぇよ」
その場で言ったら火に油をそそぐから
我慢してその場では口には出さないけど
腹の中で何度も繰り返した言葉。
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男は解決策を考えるけど
女性は感情を吐き出し共感を求める
解決策なんて求めてない。
言い過ぎかもしれないけど、
実体験上は全くの正解。まさに真理

男性脳と女性脳
こんな言葉で表されている本は
世の中にたくさんある。
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でも果たしてこれは本当に正しいのだろうか?
男性は共感を求めずに結論を求めるのだろうか?
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比率が違うだけで男性も共感を求めているし
女性も解決策を求めている。
これは職場での経験を振り返ってみればわかる。

職場で頑張って頑張って成果を出した。
それを上司に報告したら
できたことは当たり前にされて
細かいところを突っ込まれた。
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別に指摘は間違っていないけど
なんか、やる気なくした
こんな経験誰でもあるだろう。
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まずは、やったことを褒めろよ
って本気で思う。
『苦労して、頑張ってやったんだよ、
そこを認めろよ』みたいな。

人はいくつになっても、
男性でも女性でも
誰でも認められたい生き物。
承認してもらいたい生き物。
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だからSNSでいいねを付けられると嬉しい。
リプで褒めてもらうと嬉しい。
承認欲求が満たされるから。

先ほどの例でも
『大変だったね、よくやったね。』
『ご苦労さま、がんばったね』
って一度相手を認めてから
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『ちょっとここを直すと凄く良くなるよ』
『ここの部分伝わりにくいから変えてみようか?』
って言われれば、全然違う
ちゃんと意見も聞けるし前向きになれる。

まず相手の感情にアクセスする。
相手の気持ちを承認する〈共感
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相手のやった事をしっかりみて
その内容を褒める賞賛
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その内容をさらに高めるために
深掘りするための〈質問

相手を承認した上で、その次を目指す
褒められた後での、適切な指摘なら
誰でも素直に聞けるだろう。

これを意識して回して
相手の言っていることを理解すれば
職場での人間関係は改善されると思う。

これは冒頭の話に戻って家庭にも使える。
というか、家庭でこそ使うべきだ。
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正論なんか言わずに、
まず相手の気持ちにアクセスする。
「たいへんだったね」
「がんばったね」
「嫌な気持ちになったね」
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正論を言ってさっさと片付けようとせず
相手に関心があることを態度で示して
しっかり聞く。

これを意識できるようになったことで
だいぶ喧嘩は減ったような気がする。
今でも余裕のないときはできないけど、
それでも意識するのとしないのとでは
大きな違い。
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自分だって承認されたいんだ
ましてやその志向が強い相手なら
なおさらだろう、って
思えるようになることは
大きな転換期だった。

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