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足部のFat padと​足部拘縮後の治療的アプローチ​ (文献抄読会 第5回 )

当日ご参加頂き,誠にありがとうございました.
質問をいくつか頂きましたのでこちらに記載いたしました.

Fat padの肥大

OAや炎症により肥大化するようです.一方で後述していますが,こうしゅくすると萎縮するようです.
【要約】組織学的・分子レベルでOA患者は ACL再建患者と比較してより炎症を起こし、血管新生している

*肥満に伴い脂肪組織は肥大化

*Fat padは拘縮するとどうなるか?

【要約】Fat padの拘縮により脂肪細胞の萎縮,線維化が生じる

Fat padの動態変化は痛みに影響を与えるか?


【要約】Fat padの柔軟性低下はACL再建後の膝前部痛を高める

*一方で,取り除いても効果はないようです.
【要約】初回TKAを受けた患者ではIPFP温存がIPFP切除よりも優れている可能性がある

徒手的アプローチによりFat padは動態変化するか?

肯定または否定する調査が報告があります.まだ確立した見解はえられておりません.

【要約】Fat padの厚さ変化(超音波)を調査した報告:徒手療法やホットパックでは即時効果なし

【要約】Fat padの厚さ変化(MRI, 3次元モデル)を調査した報告:ストレッチングあるいは徒手療法にて即時効果あり


また,ご興味ありましたら,ご参加をおまちしております.今後ともよろしくお願い致します.

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