スクラムフェスニセコ2024
スクラムフェスニセコ2024が終わった。
アジャイル札幌が開催する6回目のスクラムフェスで、ニセコ開催としては2回目となる。
今年も運営として、主に会場と制作物を担当した。
運営のやり方を振り返ってみると、今年は特に、少ない運営人数で少ない労力で、いかに全員が楽しめる場を作るかというテーマで意思決定が進んでいたように思う。
運営のこと
モチベーションの所在
この文は、それほど時間をかけずに書いたスクラムフェスニセコの紹介文なんだけど、運営の仕事をしながら何度か立ち戻りに行くことがある。
昨年の個人的なRSGT参加ブログの最後には、こんな風にも書いている。
もっと良くするには、を日々現場で考えている人達が集まって、学びを共有し合ったり、現場に持ち帰って新たな実験が始まったり…
そうやって少しずつ気づかない程度のスピードで世界が変わっていったり、知らないうちに私の未来や誰かの未来が変わったりするんだろうなと思ってる。
めちゃくちゃ尊い時間だと思うから、やってる。
運営チームのお仕事
スクラムフェスニセコは、宿泊型のホテルカンファレンスとなっている。
ニセコはJapowと言われるほどの世界有数のパウダースノーが降る地域ゆえに、12月〜3月がオンシーズンだ。閑散期の11月にスクラムフェスを開催することで、安い料金でホテルカンファレンスを実現することができている。
ホテルカンファレンスのメリットは、当日の運営負担が少なく、スタッフが参加者と共に楽しめることにある。
カメラマンのtarkさんだけは当日のお仕事がメインになってしまい感謝しかないのだが、楽しんで下さってたようで良かった!本当にいつもありがとうございます。
開催前の運営のお仕事には、スポンサー周り、チケット周り、講演依頼、会場担当者とのやり取り、スポンサーバナー等の制作物手配がある。
ハイブリッド開催・セッション形式にすると途端に仕事が増えるのだけれど、オンサイトのみ・OST形式だと負担が軽い。
昨年まではBINGOやお土産を用意していたが、今年はやらないという意思決定をした。
昨年(2023年)は作業量もお金も節約するために、スクラムフェス札幌2022のスタッフTシャツを着ていたが、流石に年季が入ったTシャツになってしまい(特に私のTシャツが)今年はTシャツは新調しようということになった。
それでも、毎年作り直さないで済むように「アジャイルサッポロ」とだけ書いたシンプルなTシャツにした。遠くからでも認知されるように、パッションピンクをチームカラーにした。
チケット代のこと
前述したように、閑散期のためホテル会場費が通常よりも安い。
会場費はスポンサー様のご支援で、ほぼ賄われている。(スポンサー企業様には本当に感謝です。)
参加チケット代は、ほぼホテル宿泊費分という破格の価格になっている。
スタッフも参加者と同様のチケット代を払って宿泊している。
今年は、夕食後の懇親会のためのドリンクやおつまみ代を、会場内に募金箱を設置して集めることにした。
小さな運営チーム
少人数の運営チームだけれど、物事をごくシンプルにすることで円滑に動いたように思う。
やりたいのは、参加者が主体的に関わりたいと思える場、いつもと違うメンツで話を深められる場。そしてスタッフも参加者として楽しめる場。
複雑なことは、やらない。
参加者の皆さまのこと
みなさまからの感想
実は私は、2つのKeynoteを会場で楽しんだだけで、それ以外の場には参加していない。
私たち夫婦は二人とも運営チームに入っている。
ニセコ在住で子供2人と犬1頭と暮らしているため、どちらか一方参加か家族全員参加の選択肢になる。ニセコに住んでいるのに4人分の宿泊費を払ってホテルに泊まることに抵抗があるし、参加しにくい要素が他にもあり、私は裏方に徹することにしている。それに裏方が一番、性に合っている。
そのため、参加者の生の声や表情に多く触れているわけではないが、noteやXでの反応を幾つか観測して、とても嬉しかったので幾つか掲載する。
上記以外でも、OSTをきっかけにRSGTのプロポーザルに繋がったり、その後の継続的なコミュニケーションに繋がった例も観測した。
これをきっかけにXXをやってみたとか、チームでXXについて話してみた、などのリアクションがあると、開催できて良かった!と思う。
誰かの未来につながるかも、と思える瞬間だ。
スクラムフェスニセコ終了後、ホテル側の担当者様から感謝の言葉を頂いた。
私たちの方こそ感謝しているのに、良い関係を築かせていただいて本当にありがたい。すべての参加者の方々のふさわしい振る舞いがあったからであり、スクラムフェスニセコ2024が素晴らしい体験になったことを、参加者の皆さま、スポンサー企業様、keynoteスピーカーの永瀬さんと神崎さん、ホテル担当者様に心から感謝している。
そしてアジャイル札幌の皆さまにも、大きな感謝を。
2025年のこと
スクラムフェスニセコ2025については、まだわからない。
でも2025年も例年のようにAgileJapanサテライト、読書会、神崎さんからRDRAを学ぶ会などの企画をやっていきたいと思っている。
運営メンバーそれぞれの人生のフェーズもあるので、息長く続けられることを大事にやっていきたい。