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藤坂の謎 その3 真の藤坂か??

「富士坂」「藤坂」と地元の人が呼んでいるのは聞いたことがないのですが、藤坂を探索してみます。大成女子校の前から118号の五軒小学校前の交差点を過ぎます。

五軒小学校が見えてきました、さらに進んでいきます。

坂になっていますが駐車場で行き止まりです。突き当たり左側に行くと崖下のグランドに行くことが出来ます。昔の警察学校時代の階段は草むらに埋もれております。

このコンクリート舗装部分を「水戸の坂道、水辺の風景」という本では、学校用地に消えた幻の坂道として富士坂として紹介しています。直線的に下まで通じていたとは到底思えない高低差です。
本当にそうなのかな?幻なのでしょうか?

学校作るから、坂道廃止しますね。って言われたら普通どう思いますか?

え?ちょっと待ってよ、ってことになりますよね。廃止しちゃうって乱暴ですよ。どうしても学校作りたいから、代わりに坂道造りますっていうのであれば納得できるかな?

なので藤坂は廃止されたのではなく、付け替えられたという説と、五軒小学校の敷地を下るところに元々無くて他の所にある坂が藤坂と言う考え方が妥当ではないでしょうか?

この記事では現在根本町の下に降りれる道をたどってみます。プールの向こう側に道があります。赤色の矢印です。国土地理院地形図では1車線(3メートル~5.5メートル)道路として記載されている道を進みます・・・

行ってみましょう。官舎の間を進みますが、2024年2月現在建物は解体されてしまい、この道を進むことは出来ません。

突き当たりのあたりで振り返ってみたところ。

ここから坂になります。

ん?1車線(3メートル~5.5メートル)道路~????何か違う~。
写真だと奥へ続いて平坦ぽく見えますが、木のトンネルになっているあたりまで下り、一旦水平になります。

見ての通りプール横の道は、1車線道路との記載された道ですが、車は通れません。ここに小学校が出来る前、プールになっている場所には。警察職員?の平屋の住居が何件かありました。
そこに向かうための道としてここは機能していたようにも思いますが・・・

話は戻ってまた進みましょう。

平坦な緑の道を進むと、下り坂です。途中竹が倒れており管理はあまりされていないようです。

水戸市平面図 昭和9年を見ると、女子師範学校内で町名の境になっていて坂道が町の境ではありません。

この境になる場所に坂が在ったとするなら、上記に一度出した写真をもう一度出しますがコンクリート舗装坂から、プール横の駐車場、そしてこの坂道を進んだ経路でこの坂道に続いていたとなるのかな?

戻って坂の続き。

一応階段状に土留がしてあり、下水のマンホールが沢山並びます。
現在は下水のための道なのでしょう。

下まで降りて見上げたところです。

緑のフェンスの左側の道が下りてきた道です。右側は五軒小のグランドへの道です。
歩いたのは3月でしたが、5月くらいに訪れると、雑草が生えたっきりになっていて、夏は草が生えて通れないかもです。というのが赤い矢印の道の紹介でした。これが藤坂なのでしょうか?

次は青い矢印の坂道です。
水戸市金町 2020年5月 五軒小学校側の紹介以外は2015年3月

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