見出し画像

なんだかよく分からない -人生を変える枠外し-

人生を変えたい
今の状況から移動したい
でも何をしたらいいのかわからない
そんな方のために…


ちょっと
おじさんのズッコケた話を


なんだかよく分からないなー
そんなこと、ありませんか?

知識がないから理解できない
ということではなく
その感覚、自分にはないなぁ
ということです。

自分の枠の外にある常識とか感覚
ということです。

そんな
なんだかよく分からない」が大好物です。


おじさんにとって女子中高生は、
なんだかよく分からないの宝庫です!


この夏、地元である静岡県焼津で
スタッフとして商店街主催のお祭りに参加しました。

中高生がボランティアスタッフとして
参加してくれ、私はそのお世話係でした。
と言っても、実は「何もしない」のが仕事。
基本的に見守るだけです。

大人達は中高生達に、その素晴らしい
「在り方」を教えてもらうことばかりで
教えることなんて一切ありませんでした。

特に女の子が、まぁしっかりしている!
昔から港町焼津の女性はシャッキリして
ます。なんせ男達が遠洋漁業で何カ月も
帰ってこない留守をガッチリと守ってき
た女達ですから。


お世話係は「何もしない」と言っても、
一応、氣にすることころは氣にしてます。

トラブルはないかな?
熱中症の気配はないかな?
中高生同士の関係はどうかな?
楽しめてるかな?
なんて、それとなく見ています。

それに中高生達の会話もそれとなく聞き
何か困っていないか、体調不良の兆候が
ないかを氣にします。


休憩時間になり、おじさんは
少し離れたところで見守り。

女子中高生達が恋愛話に花を
咲かせ始めました。

「2週間で別れた」
「優しすぎるから別れた」
「わかる~」
「だよねー」

ん???
どういうこと??

その他にも
おじさんの心を鷲掴みにする
会話が次々と出てくる。

何?
何??
どういうこと???

いや、盗み聞きするつもりは一切ありま
せんでしたが…

喰いつきました。
ガッツリ喰いついちゃいました。
おじさんのハート、鷲掴みされました。

わかんない…
なんだかわかんない
さっぱりわかんない

き、聞きたい…


でもおじさんが女子中高生に、恋愛に
ついて聞くのはちょっと憚られる。


う~ん、どうしよう
いや、おっさんが女子中高生にって
やっぱり、こう、なんと言うか…



ガマンできませんでした


「どういうこと!!???」
勢いよく彼女達の隣に座り
色々と質問するおじさん。

傍から見たら、女子中高生の恋愛話に
本気で喰いつくおっさんです。
地獄絵図です。

そして彼女達の言葉にいちいち驚き、
リアクションをする、ちょっとアレな感じ
のおじさんです。
地獄絵図です。


そんなおじさんを彼女達は面白がってくれ
色々と教えてくれました。

・やさしすぎてもだめ
・ネットで出会った
・つきあっている人と一度も会ったこと
がない
・ビデオ通話もしたことがない
・声は聞いたことがあるけど、顔は見た
ことがない
・文字のやり取りから読み取れる人間性
がすごく好きだから
・慣れているから文字から人間性がわかる
・会うつもりはない
・相手は20代だけどすごく純粋な人だから

今って、そんなことになってるの?


まあ、彼女達はすごく純粋です。


純粋なんだけど、
純粋なんだけど~~~


大丈夫?????

それに彼女達が言う
「つきあう」ってどういうこと?
なんだかわからない。

誰かの話を聞き
「あ~、わかるー」
「だよねー」
とうなずく女の子達。

その横で
いや、わかんない、わかんないと
首を横にぶんぶん振るおじさん。


いくらSNSに慣れているからと言って
相手がどんな人間か分からなくない?
ホントに相手は同世代なの?
つきあうって何?

「もしかして俺みたいなおっさんかもよ」
「絶対にちがうー」

大丈夫?
そうなの?

10年分のが出ました。


で、思いました。
おじさんと女子中高生との距離は、
現代人と江戸時代の人間との距離に
ほぼ等しい。

「あの人、ヘマしたんだってー」
「それって、切腹ものだよねー」
「お家とりつぶしだよねー」
「だよね~」
「わかる~」

驚きのレベル、わからないのレベルは
こんな会話を聞いた時とだいたい同じです。
嗚呼、自分は歳を取ったんだ…


無理もないんです。
だって私の中高生時代はSNSとかスマホ
がなかったわけですし。
通信手段は手紙か固定電話か電報だった
んですから。
だっておじさんですもの。

そう言えば
大学時代、親からの電話を無視し続けたら
母親から「デンワニデロ」という電報が
届いたことがありました。


時代によって常識は変わります
「当たり前」の枠が変わります

それに人によっても
その枠は変わります

自分には自分の、人には人の
価値観や常識や「当たり前」があります。


イギリスの作家ダグラス・アダムズが
エッセイでこんなことを言いました。

・生まれた時、既に世の中に存在して
いるものは自然な世界の一部と感じる。

・15~35歳までに発明されたものは
新しく刺激的で革命的に感じ、その分野
で自分のキャリアを積むことができる。

・35歳以降に発明されたものは自然の
摂理に反したものと感じる。

だから私は電子マネーがなんだか苦手。
おじさんですもの。


皆、氣付かないけれど
自分の枠の中で生きています。
外からすりこまれた価値観ですね。
こうあるべき、こうせねば、
「普通こうだよね~」と。

その枠の中でみんな生きています。

だから安心して昨日と同じ生活ができる
だけど枠に閉じ込められて変われない。


だから、もし
人生を変えたいと思ったら、
今いる状況から抜け出したいと思ったら
人生を本当に望む方向に変えたいと
思ったら、

まずは
自分を守っている「枠」を
変える必要があります。


「枠外し」というものがあります
今の自分から変わるということは、
今までの自分とは違うことをするということ
今までの自分の枠から外に出るということ。


最初の一歩は小さく始めるのが
オススメです。

「枠を壊す」というよりも
もっともっと小さく、小さく。

枠を少しだけ外側に広げるという
イメージで。

・いつもと違う帰り道を通る
・いつもと違うお豆腐を選ぶ
・近くだけどあえて高速道路を使う

なんでもいいんです

あせらずに
小さなことから、回数を重ねると
徐々に枠が外に広がっていきます

今までの非常識が当たり前になっていきます

自分の常識や枠(快適空間・コンフォート
ゾーン)を少~しずつ広げていく。
少~しずつ世界を快適にしていくんです。

そうすると
今まで枠の外にあったものが
枠の中のものになっていきます。
見えなかったものが、
現実味を持った見えるものになります。

「普通〇〇だよね」という感覚の
“普通”が変わってきます。

「~ねば」
「~べき」
が少~しずつ消えていきます。

そして
変化に対する抵抗や
行動に対する抵抗が
小さくなっていきます。

変化は少しずつ起こります。
ゆっくりと起こります。

少~しずつ
少~しずついきましょ。


今年は巳年です。
ヘビの進みはゆっくりでも、脱皮します。


読んでいただきありがとうございました。
皆さん、今年は素晴らしい一年になりますよ~!!


いいなと思ったら応援しよう!