私を構成する5つのマンガ(厨ニ病と高二病)
その1:幽遊白書
80年代生まれの人が小学生くらいの時に流行った伝説のマンガですね。
厨ニ病感満載の設定やセリフは、小学生~高校生位の少年には突き刺さりますよね!
私は、蔵馬の「切り札は先に見せるな。見せるなら更に奥の手を持て」というセリフがとても好きで、表立っては言えませんが、裏座右の銘にしています(笑)
しかし、厨ニ病的感性は悪ではないと思います。
誰でも自分が特別な存在だと思いたいんです。
それは年齢を重ねても同じ。
大人になって、自分は特別ではないと気が付いても、心のどこかには厨ニ病ウイルスが潜伏してるんですよね!
その2:うしおととら
正直、最初はハマるとは思っていなかった…。
絵が独特で、当時の趣味では無かったんですよね。
それが偶然、サンデーで読んだら面白くて、1巻から読み始めて最終的に全巻揃えてしまった作品です。
キャラクターも独特で、セリフも独特ですが、何か得体の知れないパワーを感じました。
キャラクターは、特に「とら」が好きでした。
かなり強く、見た目も怖いのですが、デフォルメ時のペット感が可愛いです。
少しひねくれていますが、なんだかんだで潮に協力してくれるし、他の妖怪への同情を示したり、結構人間臭いところも魅力ですね。
あとは、秋葉流も好きです。
やはり、秋葉流も厨ニ病感のあるキャラだからでしょうか(笑)
飄々としていて、天才的な才能を持ちながらもそれを持て余している感じがカッコイイです。
もちろん、今でも好きなキャラです。
その3:金田一少年の事件簿
ミステリ物が好きになったキッカケの作品です。
小学生の時、図書室で江戸川乱歩を読んだのですが、途中で挫折しました。
当時は文字を読むのが好きではなかったので、短編ならまだしも、長編は無理でした。
しかし、金田一少年のマンガで推理ものの面白さを知りました。
ある程度フェアに謎を散りばめながら、最後には金田一が謎を解明していくスカっと感が最高でしたね。
そこから、金田一少年のノベルスに手を出しました。
マンガのイメージで読めるので、文字なのにスラスラ読めて、長編なのに読破できました。
この成功体験によって、他の推理小説も読めるようになり、文字を読むことが好きになりました。
人生を変えたと言っても過言ではないですね(笑)
その4:ジョジョの奇妙な冒険
ハマったのは社会人になってからでした。
独特な絵柄なので敬遠していたのですが、読んでみたら面白かったんです。
スタンドの概念が作られた3部以降は、いわゆるスタンドバトルと呼ばれるパワーだけでなく駆け引きを交えたバトルが楽しいですね。
スタンドの起こす謎現象を解明しながら、相手の裏をかいて敵を倒すという、ドキドキ感がありました。
第4部と第5部が特に好きです。
歴代ジョジョの中ではジョルノが好きです。
他の部と比べると主人公がサポート役に徹していて、派手に活躍しないので人気が無いようですが、チームの新入りとして入りつつも的確な判断力で認められていく過程が良いです。
フーゴがジョルノの事を「一見弱さともとれる控えめの態度があるが実はそうではない、ぶっ飛んだスケールの判断と行動をする奴だ…」と評しているが、こんな人間になりたいと思いました。
ジョルノの凄さは社会人になると分かると思います。
その5:寄生獣
寄生獣は人間とは何かを考えさせるキッカケになりました。
ミギーと新一のやり取りも楽しく、ミギー視点での人間考察は凄く新鮮でした。
人間というものを俯瞰して、地球規模で考えると、人間こそが地球にとっては病原菌のようなものなのでは…というテーマに当時ははっとさせられましたね。
しかし、こう言った考えは誰しもが一度は考える事なのかもしれません。
人間こそが悪なのではないか、という疑惑は人間の成長過程で必要な事のような気がします。
私はこの、「正義だと思ったものが、見方を変えれば悪」であり、「人間が他の生物にとっては害獣」という発想は厨ニ病になぞらえて高二病だと思っています。
高二病を経ることで、自分視点ではなく、俯瞰視点、別角度視点で考えられるようになる気がするのです。
以上5つのマンガでした。
少年漫画というのは成長に必要なことを教えてくれると思います。
少年に厨ニ病を罹患させ、最終的には自分が特別な存在ではない事に気が付かせ、高二病も罹患させ、自分視点だけではなく多角的な視点で物事を見られるようになる。
マンガを舐めちゃいかんよ?(笑)