壊れていく日本
先日、都知事選が終了した。
街頭演説では山本太郎氏がかなりの聴衆を集めた。
また、同様に弱者を救おうという方針の宇都宮けんじ氏も野党の応援で盛り上げた。
小池百合子氏は公約をほぼゼロ達成で、ネット上では散々叩かれていた。
また、選挙期間も小池百合子氏はあまり活動せずになりを潜めていた。
だが、結果は小池百合子氏の圧勝だった。
強いとは言われていたが、ここまで圧勝だとは思わなかった。
コロナによる自粛で政治への関心が以前より高まっているのを感じていたからだ。
災害時という事もあり、補償より自衛を促すような政策より、補償をして救済を促す政策が支持されるのではないかと思っていた。
だが、現実は違った。
組織票などもあるだろうし、いわゆるB層(よくわかっておらず、雰囲気で選ぶ)が多かったのもあるだろう。
信じたくはないが、不正選挙の疑いもあったりする。
国政もおかしい。
特に安倍政権になってからおかしい。
数々の疑惑(ほぼ黒)がありながら、「責任を痛感している」との声明のみで責任を取らずに済んでいる。
検察もおかしい。
安倍との癒着が噂されていた黒川氏が辞める事になり、河井夫妻が1億5千万円の資金提供を受けていた事件にメスが入り、安倍総理も逮捕されるのでは?と思われたのだが、結局は河井夫妻も不起訴になった。
正直、国の中枢が腐っているとしか思えない。
三権分立も国民主権も民主政治も何もない。
形骸化してしまっている。
そう。既に日本は壊れている。
そして、中枢にいる者たちは直す気が無い。
国民も、もっと政治に対して突っ込んでいかねばならない時が来ている。
マスコミもおかしくなっているからだ。
政治家が言ったことをそのまま報道する。
どう考えてもおかしい事や矛盾があっても、その真偽を確かめない。
ジャーナリズムも日本には無くなった。
もう手遅れかも知れない。
野党も実は現状を変える気が無く、与党と裏では手を組んでいるのではとさえ思えてくる。
つまりは、国会、検察、マスコミ、大企業など日本の中枢やその周りが手を組んでしまっているのだ。
ここまで外堀を埋められてしまったら、国民が声を上げた所でもう無理なのかもしれない。
日本はもう終わりなのかもしれない。
だが、もし、日本を終わらせたくないのなら、国民一人一人が必死に抵抗するしかないだろう。