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そろそろ、

配信で見たんですけど、漫才もコントも全て私の思っていた展開とは違い、いい意味で裏切られて目がチカチカした。
「これはやばい、毎年おもろいんかこれ」
と衝撃を受けながらスマホの画面をみてました。次からはネタに関する感想なのでまだ見てない方はネタバレ注意。






漫才 『男』

黒のスーツで出てくるニューヨークさん本当にカッコよかった。
前半はオープニングトークで嶋佐さんが「笑ってください」「帰り気を付けて」など情けないぞ?と屋敷さんにツッコまれるニューヨークらしいトークでこの時点で買って良かったと思った。嶋佐さんから漫才を始め、どんどん濃くなっていく男の休日に「女の脳みそ破壊する気か?!!」という屋敷さんのツッコミがほんとに面白かった!!!あんなにスカッとする台詞ない。時間が空いたから髪切るっていう発想は確かに女にはないなと共感できる部分もあってほんとに楽しかった。「男」「女」の違いに注目した漫才は新鮮だった。


コント 『メンズアイドル』

まず屋敷さんの演じるアイドルコウキ登場ですでにワクワクが止まらなかった。そして嶋佐演じるアヤさんの口癖「なんだしぃ〜」で心を掴まれた!!なんなんだあれかわいすぎる。そしてアヤさんに告られた後のコウキの顔ほんとに嫌そうで笑い止まらなかった。そしてアヤさんは自分がMIJだったことをコウキに告白する。そこからの展開も雰囲気がガラッと変わって面白かった。コウキからキスしてアヤさんにビンタされて、アヤさんからキスしてビンタして………文字にしたらより意味がわからない。最後音楽が流れたからてっきり『女上司』のように踊りだすのか………???!!と思った。なんなら私の脳内ではもうすでに踊っていた。


コント 『ヤンキー親子』

屋敷さん演じるりゅうじが嶋佐さん演じるヤンキーの父とヤンキーを目指す話。最初はそんな話だと思った。しかしそこで裏切ってくるのがニューヨークだ。これだから止められない。りゅうじのとある台詞に空気は一変する。父の願いは「りゅうじを立派な不良にして努力せずとも息子が幸せになること」だった。不良になることがどれほどいいかを熱く語る父、所々「ん?」と引っかかるポイントがニューヨークらしいと思った。
例えば、父のこの台詞
「ずっと地元に残ってる不良っていうのは決して成長することはないが決して挫折を味わうこともないんだ」
この他にも不良になるといい事だらけと熱弁してる父の言葉には不良を馬鹿にしていると捉えてもおかしくない言葉がある。これは私なりの考察だが高校時代冴えないやつだった頃の不良への思いもあるからだと思う。
「都会へ行くと自分より下の人間を見て幸せを感じてしまう、そんなの悲しいだろ?」
この父の台詞、芯をついてて好きだったので書いときます。
煙草吸ってむせる父、ここで終わるのは悲しいなと思っていたらまさかの大人になったりゅうじの姿!!!!その後が一体どうなったのか、やっと聞ける。聞いたあとはもう涙が止まらなかった。あの終わり方もただただ私を泣かせるだけだった。とてつもなく面白かったが、家族ものに弱い私にとっては最後の方はまともに笑えてたかもわからない。なんであんなに素敵なコント書けるんだよ。


漫才 『中田敦彦』

このスタイルの漫才ちょ〜好きなのに何故か書いてなかったです。というかオリラジが売れてない世界線とかなんで思いつくんだと感心してた。ニューヨークすげぇぞ。売れてない世界線の中田さん少年の解釈なんか分かるし、嶋佐さんの演じる中田敦彦のYouTubeのあの話し方似過ぎだ。屋敷さんの「YouTube大学の無駄遣い!!」ってツッコミほんとにスカってした。途中まであっちゃんのこと褒めちぎってたのに、「やっべ、首つった」のとこだけ冷静に「やめてくださいよ」もおもろかったな〜。本人に見てほしいって毎回思うこの漫才スタイル。ニューヨークって感じ。

コント 『神社』

同じお笑い養成所の嶋佐演じるヤマガタと屋敷演じるトヨオカがとある神社で出会う。トヨオカの鼻につくお笑い好きを「なーんやコイツ」で全てを伝えるの良すぎる。てっきり破天荒な男と真面目お笑い馬鹿がコンビを組んでいくコントだと思った。神社燃えた所からもうずっと笑ってた。心の底から「なんでそうなるんだ」と思った。トヨオカの「はやく電話しろよ!!」と思ってる声からもう笑い止まらない。リアルすぎる口喧嘩。しかし話が通じない。そしてこの展開になった後からヤマガタのことを大好きになった。私の語彙力ではもう表せないくらい良いコントで一番笑った。意味がわからない、ヤマガタとの会話の中で何度トヨオカが「落ち着け」と言ったのだろう。火事場の馬鹿力、M-1グランプリ1回戦で変わらない二人。
「僕達の夢はまだ始まったばかりだ」
彼らのその後が気になって仕方ない。


漫才 『テーマソング』

鳥人間コンテストのテーマソングあまりにも駄目すぎて「駄目だろ笑」って声出た。「シャブで飛ぶ〜」が頭から離れない。女下品ラッパーに対する屋敷のツッコミほんとに笑った。「あれあんまみんな好きじゃないぞ?」を2回目くらいからニヤニヤしながら言うの良くないなと思いながら私もニヤニヤした。
「圧倒されてるように見えて引いてるだけ」
本質つくあたりが屋敷さんすぎる………!!
ニューヨークの単独テーマソングは真っ直ぐダサい。「生ニューヨークはどう?」が個人的にお気に入りポイントでした。シャブ出したほうがましなの意味わかんないなんでだよ。


コント 『ギャンブル』

仕事もプライベートも完璧な上司アオバと部下サトシ。しかしアオバは何気ない会話の中で「ギャンブルで借金8000万」というありえない告白をし、サトシは混乱する。前半の「甘え上手」の伏線回収もおもろかった。なんで借金こんなにあるだけで今まで完璧人間に見えてた人が違う人間に見えるんだろとサトシと同じ疑問を持った。ギャンブルの話してる時の目がもうガンギマリ。『神社』でブチギレのヤマガタしかよぎらない。最後の方はもうアオバさんの完璧ぶりとは程遠いギャンブル野郎になっててサトシも「落ち着け!!!」って言ってたのほんとに笑った。





ニューヨーク単独本当に2000円でこの充実感。絶対生でみたいと思わされた単独だった。来年意地でも行きたい。それぐらいニューヨークは変わらず最高だ。

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