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実務家失格?「試験に六法全書なんていらないよ」のお話

実務家でなくても六法全書は大事!
受験生も実務家も六法全書は最新版を持つべし!!

士業の先生方と懇親会した時にはよく聞きますし、試験勉強をしているグループの方々とSNSで交流した時に聞くこともあります。
そうですよね、法律家を目指す以上六法全書は要りますよね。

正直言います。
私は要らないと思います。
要るかどうかと聞かれれば要ると答えます。
建前上。

でも、本当は思っています。
要らないよって。

私は恥ずかしながら未だに六法全書を読んだことがありません。
もちろんポケット六法的なものも持っていません。
受験時には手にしたこともありませんでした。
流石に実務家になってからは買おうかと一度は手にしましたが結局買っていません。

重いし値段高いし度々更新されるし。
その割に出番少ないし。

弁護士とか他士業のことは詳しくは知らないので別として、行政書士に六法全書って必要ですか?
少なくとも受験時には必要ありません。
勉強法のサイトとか読んでいるとおすすめの六法全書みたいなのが紹介されているのですが、いつ使うんですかと聞きたいです。

そもそも、私は条文を覚えるとかそういう勉強法が大嫌いです。
趣味で行政書士以外にも、複数法律系の資格を取得しているのですが、条文を覚える勉強なんて一度もしたことがありません。
実務をする上で条文を確認するのは大事なのですが、試験という点で見れば条文を覚える時間って無駄な気がするんですよね。

試験は基本的に選択問題。
つまり条文を覚えていなくても内容を理解していれば解けるんです。

赤信号は進んじゃダメ!
青信号は進んでも良い!
みんな知っていますが、これが何ていう法の第何条にどのように記述されているのかって知らないですよね。
でも、内容はみんな理解している。
もし、問題で出ても内容を理解しているから条文を知らなくても答えられる。

私は毎回こんな考えで試験に挑んでいます。
「青信号は進めではなく、進むことができる」とちゃんと理解することが大事で、条文の細部を覚えたり読んだりするのって必要なのかなぁと。

六法全書は体系的な条文の羅列。
実務家は持っていても良いと思うのですが、試験受験者には要らないと思うんですよね。
実務を始めたら六法全書を参照することもあるから試験勉強の時から慣れとくべき!みたいな論調で書かれていることもありますが、六法全書読むより必要な時には法令検索した方が早いですし……。
そもそも余裕のある受験生ならともかく、多くの受験生は必死なわけで、そんな合格した先のこと考えてどうするの?って感じでして……。

実務家は好きにすれば良いですが、受験生は要らないよねって思うんですよ。
こんなことを書いていると凄まじい反発をくらいそうな気もしますが、私個人の意見としてはそんな感じです。
以上、チラ裏でした。

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