前回の記事の続き
内容を理解する前に 今回のテーマは、国連が掲げるSDGsと日本の内閣府が掲げるムーンショット目標、そしてWHOの掲げるIA2030についてだ。 ※IA(Immunization Agenda:予防接種アジェンダ)2030は、過去の講習会で私が少しだけ触れているので是非ご視聴願いたい(‾◡◝)
端的に、2020年8月の第73回世界保健総会で採択された"A world where everyone, everywhere, at every age, fully benefits from vaccines for good health and well-being(誰もがどこにいても幾つでも、健康と幸福の為のワクチンによる最大の利益を得られる世界)"を標語に掲げた、2020年-2030年までの予防接種戦略をまとめたアジェンダとなる。 私がこのIA2030に注目するのは、例の感染症の裏で着々と進められている計画だからだ。そしてこれはSDGsとも深い関わりがある。
さて、SDGsやムーンショット…例の感染症騒動に乗じてここ最近やたら目につくこれらの目標の名だが、内容に入る前に、ここで使われる用語に何かと特徴がある ことをまず取り上げたい。
「ビジョン」とか 「戦略」とか 何かと「ビジョン」「目標」「戦略」「イノベーション」とか、耳触りのいい横文字やら何やらが多用されていないだろうか。
私がこれらの目標の話を耳にした時、連中のこの発想の元は何に由来するのだろうか?ということが疑問だった。エリートのエリート足る所以、それは「パターン認識能力」である。受験勉強を勝ち上がってきた彼らは、問題を見た瞬間にそこに解法のパターンを瞬時に見抜き、型に当て嵌めて考えるのだ。即ち、こうした単語の数々が使用される背景には、鋳型となる何等かの思想があるはず なのだ。そのパターンに基づいて構築していき、出来上がったものに沿って淡々と実行していく。このパターンをまず見抜くことが鍵になるはずだと考えた。塗り絵を想像していただければいいと思う。背景の図柄は何かを知ろうという試みだ。
行き着く先は これらの特徴的なキーワードを元に遡っていって、私が辿り着いたのはコチラだ。
ジム・コリンズ著「ビジョナリー・カンパニー」シリーズ ジム・コリンズという米国の経営コンサルタントが著した「ビジョナリー・カンパニー」というシリーズ本だ。
まずビジョナリー・カンパニーとは何かだが
・業界で卓越した企業である ・見識ある経営者や企業幹部の間で広く尊敬されている ・わたしたちが暮らす社会に、消えることのない足跡を残している。 ・最高経営責任者(CEO)が世代交代している ・当初の主力商品(またはサービス)のライフ・サイクルを超えて反映している。 ・1950年以前に設立されている(設立後50年以上経過している)
識学総研 「ビジョナリーカンパニーとは?その意味や基本理念をわかりやすく解説 」 本の中ではジョンソン・エンド・ジョンソン、アメリカン・エキスプレス、ソニー、ウォルト・ディズニーなどが例として挙げられているようで、要するに人類の進歩に多大な影響を与えている大企業の生存戦略を解説した企業経営の本になる。
というわけでこの著者のことを調べてみるとこの通りだ
ジム(ジェームズ)・コリンズ ジェームズ・C・コリンズ三世 (英語 :James C. "Jim" Collins III)またはジム・コリンズ (Jim Collins)は、企業 の 持続可能性 と 成長 を扱う アメリカ のビジネス・コンサルタント 、作家 、講師 である[2] [3] 。
ジェームズ・C・コリンズ-Wikipedia 企業の「持 続 可 能 性 と 成 長 」と、ど真ん中ストレートな記述を発見した次第である。何かとやかましい SDGs(Sustainable Development Goals:持続可能な開発目標)の「持続可能性」はここに由来すると考えられる。
SDGsやムーンショットの本質とは 以上のことから察するに、国連を中心とする世界のエリート層は耳障りのよい言葉を捏ね繰り回しながらドヤ顔をしているが 、実質これらの目標とは「一企業の生存戦略に過ぎない法則を 」「地球規模に応用したもの 」だと考えられるのだ。
こんなもの弊害が出るに決まっている。掲げた理念に熱狂的に共感できた一部の人々にとっては心地いいのだろうが、地球76億人全員が一つの理念で結束することなど不可能だ。従って、この本を批判的に読み進めることが即ち我々庶民が経験する未来における弊害 に直結すると考えられる。
一時期こんな暑苦しい本が出回っていたなぁそういえば。
ビジョナリー・カンパニーの法則 ではそれら企業の生存法則とは何なのか 要するにこの生存法則を、国連や政府機関は地球・国家の持続可能性として応用しようとしていると思われるのだ。
「基本理念を維持し、進歩を促す」 まずは「基本理念を維持し、進歩を促す」というところから見ていきましょう。すべての会社には「基本理念」があるはずです。そしてビジョナリーカンパニーにおいては、その基本理念が全員に浸透しており、熱狂的に支持されています。 「熱狂的」になるということは、他の価値観を否定することになるので注意しなければなりませんが、ともかく企業の理念に共感して働けている人間は幸福です。基本理念が浸透している企業には、社員が自己成長できる土壌があります。
サライ.jp-【ビジネスの極意】知らないと恥ずかしい名著『ビジョナリーカンパニー』って何? BHAG BHAG(Big Hairy Audacity Goal:直訳「巨大で、困難で、大胆な目標」)は「社運を賭けた大胆な目標 」という意味の単語です。ビジョナリーカンパニーでは、企業が真に成長するためには、「社運を賭けた大胆な目標が必要だ」と説かれています。つまりリスクを取って大きな事業をするということです。 もちろん何の勝算もない事業をやって、無駄にリスクを取れと言っているわけではありません。あくまで戦略的にやる必要があり、そうしてリスクを取っていくからこそ企業の全体を底上げすることができるのです。 ビジョナリーカンパニーにおいては、社員が一致団結しているため、仮にリスクがあるとしても恐れずに立ち向かっていきます。そうしたマインドをみんなが共有しているというのが、ビジョナリーカンパニーの強みです。
同上 カルト文化 ビジョナリーカンパニーは「カルトのような文化 」を醸成することによって、社員に「特別な会社にいる特別な人間」という強い自覚 を与えます。つまり自社で働くために必要な資質を明確にして、企業文化との一体化を促すのです。 そう聞いてみると、何だか怖いような気がしないこともないですが、こうして社員に「特別な自覚」を与えることで高い意識を継続させるのです。もちろんみんなが同じ文化に染まっているので、会社一丸となって物事に取り組むことができます。
同上 はえぬきの経営陣 会社の存続には経営の腕が必要になってくるため、そうした経営のプロを招聘し、舵取りを任せるような企業も増えてきました。しかしビジョナリーカンパニーにおいては、むしろ内部のことをしっかりと理解している「はえぬきの経営陣」を重視 します。 ビジョナリーカンパニーは安定成長を目標に掲げています。経営のプロに任せた場合は、世代交代にともなって企業力が落ちてしまいます。なぜなら新しく招聘される経営のプロは、企業内部のことをまったく理解できていないからです。 このように「はえぬきの経営陣」を重視するのが、ビジョナリーカンパニーの特徴です。
同上 大量に実験して、うまくいったものを残す ビジョナリーカンパニーは確かに卓越した企業ではありますが、だからと言って最初から順風満帆、成功続きだったというわけではありません。むしろ数々の失敗を乗り換えてきた企業が多いでしょう。失敗をしっかりと成功の糧にしたからこそ、ビジョナリーカンパニーとして圧倒的な存在感を放っているのです。 先ほどのBHAGの話ともつながってきますが、高い目標を設定した上での失敗は、会社や社員にとって大きな経験値になります。試行錯誤の中で上手くいった経験を残しつつ、上手くいかなかったもの(失敗)もしっかりと活かしていく ことによって、想像もつかないような成長を成し遂げることができます。
同上 決して満足しない これは会社に限らず優れた人物にも当てはまりますが、「現状に決して満足せず、貪欲に成長を欲する 」ことは、それだけで強みになります。ビジョナリーカンパニーの多くは、絶えず自己改善に勤しんでおり、成長に次ぐ成長を達成しています。 満足するということはとても快いものですが、ひとたび満足をしてしまうと、そこから成長機会が永久に失われてしまいます。「成功」したのなら「さらなる高みを」目指していくのが、ビジョナリーカンパニーの流儀です。
同上 エリートが好きそうな表現が散りばめられているという印象だ。
特にBHAG「社運をかけた大胆な目標」など、これはムーンショットそのものである。
[参考]ムーンショットの由来 ●1961年、アメリカ合衆国のジョン・F・ケネディ大統領が、「1960年代が終わる前に月面に人類を着陸させ、無事に地球に帰還させる」という実現困難な月面着陸プロジェクト (アポロ計画)を発表し、1969年にその目標通り達成している。 ●それに倣い、実 現 困 難 だ が 実 現 す れ ば 大 き な イ ン パ ク ト が 期 待 さ れ る 社 会 課 題 を 対 象 に し た 野 心 的 な 目 標 を 掲 げ た 研究開発制度であるため、「ムーンショット型」と名付けている。 ●2016年には、Apple社(当時はApple Computer社)の元CEOであるジョン・スカリー氏が著作「ムーンショット」の中で「将 来 を 描 く、斬 新 で 困 難 だ が、実 現 に よ っ て 大 き な イ ン パ ク ト が も た ら さ れ る、壮 大 な 目 標・挑 戦 」として紹介しており、現在はビジネス用語としても使用されている。
内閣府-「ムーンショット型研究開発制度とは 」 SDGsは言わずもがなだ。各目標が実現困難なもの(○○を"ゼロ"/"失くす"、全ての~)ばかりである。
その他も見ていこう。 「基本理念を維持し~」だが、要するに理念の部分で共感できない人間は置き去りにされるということであり、端的に「好き嫌いが明確に分かれる 」と言える。胡散臭いと感じる層がこれほど沢山いるのも頷ける。 次に「カ ル ト 文 化 」だ。つまり相手はカ ル ト である。この先の未来はカルト連中が支配するのだ。 従って言語的対話は不可能だ。諦めよう。
追い討ちが「はえぬきの経営陣 」と来たもんだ。ロッ●フェ■ーやロ▽チャイ◇ドなど陰謀系の話に親しんだ人なら、一族の世代交代で永劫支配する体制を連想するかもしれないが、それでなくても内輪だけで盛り上がる様子しか浮かばない。基本理念とやらに共感できない層は増々置き去りだ。もしかすると「パートナーシップ」とやらがそれに当たるのかもしれない。
SDGsゴール17「パートナーシップで目標を達成しよう」 (敢えて一つ飛ばしで)「決して満足しない」など、現代社会が成長限界と言われて久しいが、世の中には世俗から離れて穏やかに一生を終えたい人もいるというのに、人の人生なんだと思っているのだろうか。
最後に決定打がコレだ。
「大 量 に 実 験 し て、う ま く い っ た も の を 残 す 」
つまり連中は今 大 量 実 験 中 なのだ。 何の?そんなものお察しである。
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8月8日に行った記者会見から3日が過ぎた。しかしこの裁判について、どの新聞社も報道していない。3日経って報道しないということは、今後報道されることもないだろう 。 読売新聞は、記者からの質問で明らかなように、あら探しのために来ていた。ところが、いまいちうまく叩く材料が見当たらなかったものだから、報じなかった。そういうことだと思う。 地元紙ということで、神戸新聞には多少期待していたんだけど、やはり報じなかった。 つまり、マスコミ全社がこの訴訟の存在を黙殺している 。 これは完全に異常事態です。これがどれほど異常なことか、みなさんわかりますか? (中略)恐ろしい情報操作が行われている、ということがわかりますか? コロナワクチンに対するスタンスに、新聞社のあいだで違いがあってもいいと思う。推進派であってもいいし、慎重派であってもいい。社の方針に読者が共感するなら売り上げが伸びるだろうし、そうでないなら支持を失うだろう。 ただ、推進派であれ慎重派であれ、裁判という客観的な動きがあれば、当然報道するものである。ましてや、現在、コロナワクチンを打つべきか打たざるべきか、というのは国論を二分すると言っても過言ではない一大トピック である。そのワクチンについて、接種中止を求める裁判が起こったのに、すべてのマスコミが報道しなかった。黙殺した。 こんなことは通常あり得ない。
「大 量 の 実 験」 を医学領域でやったらどうなるか?治験も倫理観も紙屑同様である 。まともな価値観をカルトに期待する方が野暮なのだ。
やはり気になるのは 表題の通り、今回の内容は「反ワク目線で」である。従って焦点は医療分野、生物分野に絞って語ることになる。
そしてSDGsで医療に関連する目標と言えばコチラだ
SDGsゴール3「すべての人に健康と福祉を」 一方のムーンショット目標で医学に纏わる目標はコチラだ
目標2「2050年までに、超早期に疾患の予測・予防をすることができる社会を実現」
目標7「2040年までに、主要な疾患を予防・克服し100歳まで健康不安なく人生を楽しむためのサステイナブルな医療・介護システムを実現」
率直に「連中は我々の肉体に何をするつもりなのだ 」を問いたいのだ。
(Chapter.3に続く)