“陰謀論”を馬鹿にしてはいけない理由
新型コロナウィルス騒動が続いております。
私はこの騒動が勃発してからというものの、個人的にこの騒動について調べ続けてきました。結論としてこのパンデミック自体はフェイク騒動と思っておりますが、今回はその議論は脇に置きます。
今回取り上げたいのは、この騒動には壮大な陰謀が背景にあるという話についてで、よく囁かれる「陰謀論という言葉自体がCIAが作った言葉だ」ということについてです。この「陰謀論CIA造語説」それ自体を扱いたいと思います。
我々庶民からするとCIA自体が雲の上の存在すぎてなかなか実感が湧かず、主張に理屈が通っていても確かめようがなく、「何でそんなこと考えてるの?」「暇なの?」と一笑に付されるのがオチなのではないかと思います。
従って「CIAがこんなこと考えてる云々」の論を展開する以前に、陰謀論という言葉それ自体への拒絶反応を取り除く必要があります。
※本当は雲の上でも何でもなく思いっきり我々の生活に溶け込んだ身近な組織なんですが
まず結論から述べますが、この「陰謀論CIA造語説」は、
1人の女性ジャーナリストが生涯をかけて暴いたことだということ
その物語をご紹介したいと思います
CIAとは
まずはWikipediaさんにCIAという組織がどういう組織か聞いてみましょう
何のこっちゃわかりませんが、米国政府用Naverまとめみたいな組織って考えておきましょう
キュレーションサイトならぬキュレーション組織ですね
一応CIA側の言い分も聞いてあげましょう
余計ややこしくなりました
エリートって奴はどうしてこう煙に巻きたがるのか
とりあえずトルーマン大統領が鍵ってことだけわかりゃOKっす
Out of shadow
このCIAが実際に何をやってきたのかを赤裸々に暴露したドキュメンタリ―映画があります↓
2時間弱のドキュメンタリー映画です。興味のある方は最後までご視聴いただけたらと思いますが(色々信じたくない情報がテンコ盛り)、ここでは一部だけ切り取ります。
動画の25:40にこちらの男性の証言があります
このオッサン誰やねんは動画で確認してください。
ここまでの流れで真偽はともかく、そう証言している人物がいる以上、「鵜呑みにしてんじゃねぇよ」というツッコミはできても、Twitter民の妄想ではないことは確かです。
CIA DOC 1035.960
この男性が動画中で言及されているとあるCIAの内通文書があるのですが、それが"1035.960"というコードの割り当てられている文書です。
※検索すると入手可能なんですよぉ...
この時点で、仮にこのドキュメンタリー映画自体がCIAの暴露目的ではない、何か別の意図を持ったものであったとしても、この男性が言及している文書の存在自体は紛れもない事実だと分かります。
ただこんな文書が、我々庶民の目に触れる機会なんぞあるわけありません。
誰かが極秘で入手し、世に拡散したからこそこうして日の目を浴びているわけです。
文書の内容
まずこちらの文書の内容を紐解いていきます。
文書のタイトルを見てみると
"Countering Criticism of the Warren Report"
(ウォーレンレポート批判への対抗)
とあります。
冒頭に
とあります。
ジョン・F・ケネディ大統領殺害の犯人についての話みたいですね
で、その話はウォーレン委員会なる組織の発表によって収束できたように思えたが、何かゴチャゴチャ騒ぐ鬱陶しい奴等がいやがるという滑り出しです。
タイトルからしてこの文書は、この鬱陶しい奴等をどう黙らせるかという内容でしょう。「陰謀論者のレッテルを貼る手法はCIAの発明」の信憑性が増す見出しです。
具体的手順
ではその方法とは具体的にどんなものか
一部抜粋しましょう(機械翻訳です)
まとめると
①自分達の主張は「徹底的に検証されたものである」と言い張る
②反対派の主張に、取り敢えず「根拠がない」と言っておく
③奴らの主張は、何等かの目的があって正常な人達を陥れようとしているのだと誘導する
ってことですね
ソクラテスを「青年を惑わす悪質な詐欺師」と騒いだ古代ギリシャの議会と同じです
※他にも色々と手段が記載されてますので、興味のある方は是非リンク先を見てみましょう
この手法はコロナ騒動にも見られる
こうしてみると、至る所にこの手法は使われてますね
例えばこのコロナ騒動についても、一貫してオカシイと声をあげてくださっている侍科学者こと大橋眞教授の「常在ウィルス説」
これは簡単にまとめると
・SARS-COV2はコッホの原則を満たしておらず、確実に(←ここ重要)病原性があるといえない
・動物の感染実験も他のウィルスとの混合でしか成功しておらず
SARS-COV2単体での実験は成功例がない
・上記2点により、元々人体にいた病原性のない常在ウィルスではないか
という理論です。
要は、「怖いウィルスだとしたら色々矛盾でてくるよ」という主張です。
何てことありません。トンデモでも何でもないです。
これに対してまぁ当然ながら色々と反論する方々がいるわけですが、先のCIAのテンプレをなぞるかのように、「根拠がない」「悪質なデマ」と騒いでいます。レッテル貼り手法そのものです。
いや、今世間は怖いウィルスを前提として訳分らん感染症対策の話進めてんやから、「怖い」の根拠を提示せないかんのはアンタらやでって話なんですが、こうした方々は自分のことを棚上げに人に根拠を求めます。
つまりこの手法は、ケネディ大統領の件のみに留まらず、脈々と受け継がれているものだということです。我々はこの圧力に抗いながら情報を選んでいかないといけない立場にあるということになります。
この文書を拡散した人物とは
とはいえ、いきなり文書だけ見せられても「何やこの文書」と思われても致し方ありません。
この文書の表紙を見てみると以下のようになっております。
メアリー・フェレル財団とあります。
冒頭に戻りますが、このメアリー・フェレルという人物こそ、この文書を拡散させた英雄であります。
2004年に亡くなられてます
メアリー・フェレルとは
財団のホームページがありました。引用しましょう。
ジョン・F・ケネディ大統領暗殺の真相究明に生涯を捧げた人物のようです。このようなウェブサイトが作成されていることが、彼女が如何に人々に愛され、尊敬されていたかの証左ですね。
彼女の功績はこれだけに留まりません。
キング牧師 / ロバート・ケネディの暗殺
ニクソン大統領のウォーターゲート事件にまで及びます
※この記事では言及しません。門外漢なので。
真実を知るには
この指摘のように、陰謀論で語られる話の全てが真実とは限らない。
だが、この陰謀論を語る人物本人を意図的に、社会的に陥れようとする手法がCIAの発案であることは紛れもない事実であり、その元となった文書を命懸けで拡散させた人物がいる。
・真実は巧妙に隠されている
・時として真実は荒唐無稽に見える
・真実を究明する人間を貶める風潮は明確に作られたものである
ここまでは確実にいえることです。何が真実かは自分の頭で検証するしかない。
まとめると「うわ出た陰謀論ww」と嘲笑することは、CIAの思う壺であると同時に、その手法を暴いたメアリー・フェレルの生涯を踏み躙る愚劣極まりない行為だということです。