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実の父親から性被害を受けた塚原たえさんの事

塚原たえさんの、実の父親からの性的虐待の記事を、去年の年末にネットニュースで見かけました。そして先日、YouTubeの街録chで、前編、後編と2回にわたり、彼女自身の人生のつらかった経験のお話しをされていました。
 
塚原さんは現在、50代ということですが、今も過去の経験からトラウマと戦かってます。そして、自分の経験を語り、声をあげて闘っています。そのトラウマで、今も電車にも乗るのも難しいそうです。父親からの暴力や性的虐待に耐え抜いた十代、警察にも助けてもらえず、彼女は妊娠もしたそうです。警察で父親は、性教育をしていたと言ったそうです。そして、弟さんも同じように父親から虐待をされ続け、自分の命を絶ってしまったそうです。塚原さんの経験した内容が壮絶すぎて、お話しを聞いていて苦しくなってしまいました。

時代が進み、世間の虐待への世間の意識は少しは変わってきたと思いますが、何でこのような親の元に子供は置かれたいたのか、児童相談所が子供を保護しても又親元に戻すのはなぜなのか、なぜ苦しむ子供は救われないのか。。。このような鬼畜の所業が行われても、父親は逮捕もされず、今も普通に生活されているそうです。時効で、逮捕する事も出来ないそうです。

毒親や親ガチャのような言葉がありますが、子供はおかしな親の元に生まれたら、その親の価値観の元で苦しい人生を背負う理不尽に、ずっと耐え続けなければならないのでしょうか? そこから救うのが、社会や自治体、国ではないのだろうか? 本来子供は、親や周りの大人に守られながら、成長していくものです。ただそのような環境がない、そのような大人が周りにいない子供が意外とたくさんいるのです。

虐待や性暴力に時効なんていらないし、そんな加害者たちを野放しにしないでほしいです。過去の性的被害や虐待で、今でも苦しんている人たちがたくさんいて、少しづつ声を上げる人が出てきました。塚原さんを始め、そのような苦しい経験をした人たちが、救われる国になってほしい。この声を、過去の事だと、流してはならない問題だと思います。

子供は親の所有物ではなく、一人の心を持つ人間で、全ての子供に人権がある事を、忘れないでもらいたい。親になっても、全ての人が親として機能するわけではない。だから、子供の成長を親任せにしないで、虐待や性被害にあっている子供は、国が守られなくてはならない。塚原さんが声を上げた勇気を、私は尊敬します。彼女のこの行動が、報われる日が来ますように。


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