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最近遊んだゲームたち/『ストリートファイター6』『Pizza Tower』『ピクミン4』

 どういう顔ぶれ?

 少し前まで色々と忙しなく、それに目途が立った反動で無限にゲームを遊んでおりました。どれも色々な意味で濃密な作品だったので、ざっくりとした感想を並べていこうかなと。


買ったその日にジャンケンが出来た

 必殺技、SA、コンボが出る。それだけで面白い。
 いくつかの格ゲーはこれまでにも触ったことがあったけど、あくまで同レベル帯の友人とのガチャプレイ合戦だった。それはそれで勿論楽しいのだけど、上達しようという気概を抱くところまではゆかず……。

 飛ばせて落としたり、飛びから痛いコンボを入れたり、モダンであれば基礎的なジャンケンが買ったその日にもう出来る。ガチャプレイ合戦の頃には死ぬか死なすまでバッタしたり、一生逃げて弾を撃ったりのクソみたいな戦いをしていた我々が、拙い見様見真似であってもちゃんと格ゲーの土台に立てている。それが新鮮だった。

 長らく動画勢だったこともあって本当にいい体験が出来ている。いまは回線が不安定だから、住まいが整ったらもう少し頑張りたい。


汚いCeleste

 ワリオランドシリーズに強い影響を受けたアクションゲーム。各ステージに赴き、最奥部から制限時間内に帰還するといったデザインなんかはまんまそれです。
 ピザ屋を営む一般中年男性ベッピーノは常軌を逸した身体能力を有しており、特筆すべきはそのダッシュ速度。敵や障害物を粉砕しながらマップを激走する快感はソニックに通ずる点もあるかも。一方、そのバカげた移動速度に癖の強い操作性が相まって、思うように動かすには習熟が必要ではある。

 クリアするだけなら『デザインが奇抜でちょっと難しい良作』くらいの印象でしたが、本作の神髄は各ステージのスコアアタックにありました。
 最高ランクの取得には上述のダッシュを使いこなす必要があり、そのためにはマップの熟知が必要不可欠。大なり小なりトライアルアンドエラーを積む必要があり、その過程で意地悪なギミックや言うことを聞かないベッピーノに怒りを覚えることもあるでしょうが、達成時は脳汁でびちゃびちゃ。
 Steamの傑作2Dと言えばCelesteですが、私的にはそれに並ぶ名作。間違いなく今年一のゲームの一角。

 百歩譲って遊ばなくてもいいので、音楽は聴いてください。


システムという最大の敵

 20代の必修科目、ピクミンシリーズの最新作とあっては期待も不安も山のようにありましたが、まあ~~~~~概ね神ゲーかもしれない。
 過去作(特にGC世代)の要素が多く盛り込まれおり、子供心にトラウマを植え付けてきたボスたちや、おっかなびっくり探索した地形と数多再会を果たすことができる。それがあって、他に何を望む?

 いや、自動ロックオンのオンオフ機能だけは実装してほしいです……。
 便利なシーンも多々あるけど、この機能のせいでピクミンを失ったりタイムロスしたりする場面が非常に多い。そもそも「投げたいところに投げられない」という思いをすること自体がストレスフルで、ハゲダマグモの胴体に至っては照準を吸いこむ割に余裕でピクミンの射程外だったりする。この辺は前作でも同様のフラストレーションがあったので結構な不満点。
 その他、リーダー切り替えの入力を受け付けない時間の長さ、作業中のピクミンを呼び戻すのにかかる手間など、操作感はかなり気になった。

 そこ以外はほとんどパーフェクトな作品だと思います。ケチのつけようがないために、操作システムに対する不満が余計に募っている感はある。でも操作性が肌に合わないゲームを何回も遊びなおして日数やタイムを詰めたいか、と訊かれると正直……。
 


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