HoloLensって、結局何ができるの?
こんにちは、ミテモの小林です!
前回Microsoft HoloLens(以下HoloLens)が届いた旨を報告させていただきました。今日はHoloLensって何ができるの?という部分を中心に、ご紹介していきたいと思います。
またミテモでは、9月6日(木)に日本マイクロソフト本社にて「ビジネスに効くMixed Realityセミナー」を開催する予定です。本記事で紹介するアプリなどの体験も可能ですので、ぜひご参加くださいませ。
MR(複合現実)って何?
前回も簡単にご紹介しましたが、改めてMRについて説明します。
MR(Mixed Reality=複合現実)は、現実空間と仮想空間を融合させることで、周囲の現実空間に映像が重なって表示される最先端技術です。 他者と共有しながら空間上の映像操作が可能、メガネ型のデバイスによりハンズフリーで作業可能といった利点により、将来はビジネスシーンでの活用が期待されています。
まだまだ先進テクノロジとして扱われているMRですが、ちょうど先日ガートナーより発表された「先進テクノロジのハイプ・サイクル:2018年」(※)によれば、MRは現在幻滅期に入っており数年後には啓蒙期を経て一般的になっていくことが予想されています。
HoloLensって何?
HoloLensは、透明なレンズ越しで現実の世界へホログラムが投影される頭部装着型のデバイスです。マイクロソフト社が発売しており、Windows10が搭載されているため、ケーブルや余計な設定なしで、これ一つで動作することが特徴の一つです。
HoloLensはMixed Realityデバイスなので、ホログラムを現実空間で表現することがメインの機能になります。
しかしもちろんそれだけではなく、複数のHoloLensでデータを共有すればみんなで同じホログラムを見ることができますし、HoloLensについているたくさんのセンサーを駆使すれば顔認証を行ったり、周囲の空間を認識してホログラムを配置することで立体的な地図が表示できたりもします。ちょうど先日行われたコミックマーケットでも、会場地図をHoloLensで視聴できるアプリが公開されて話題になりました。
結局何ができるの?
ここまでいろいろと説明してきましたが、やはり百聞は一見にしかず、ということで、ここからは2つHoloLensで公開されているアプリをご紹介します。
①Microsoft Remote Assistant
まず最初にご紹介するのは、Microsoft Remote Assistantです。これはHoloLensで利用できるSkypeのようなもので、通話アプリになります。
ただもちろんそれだけではありません。
まずこのアプリで電話をかけると、相手には自分がHoloLensを通してみている景色が映っています。映像でも、電話を受けた女性のパソコンのディスプレイには、工場の機械が映っています。
そしてこのアプリでは、共有している映像に線を引いたり、矢印を出すなどのアノテーションを残すことができるのです。映像ではこの機能によって、機械の使い方を遠隔地からレクチャーしています。
②Microsoft Layout
次にご紹介するのは、Microsoft Layout。映像で確認できるように、現実空間にホログラムを配置することで、実際にモノがなくてもデザインを確認できるアプリです。
例えばオフィスの移転時には、どう机を配置するか、電話回線はどうするのか、動線は整っているか、など様々なことを気にする必要があるかと思います。
しかし当たり前ですが、一度配置してしまえばもう動かすのは至難の業ですので、紙やWEBアプリで考える必要があります。こんなときにHoloLensを使えば、実際の空間にホログラムを配置して、試すことができる、という優れものです。
いかがでしょうか。本日はとても未来感のある最新技術、MRについてご紹介させていただきました。
冒頭でも紹介させていただきましたが、9月6日(木)に日本マイクロソフト本社にて、「ビジネスに効くMixed Reality活用セミナー」を開催する予定ですので、ぜひこちらもあわせてご参加くださいませ。
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