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【音楽】ライブ感想 「ユメギワユイ presents ~ 泣かない女はいない ~」

※この記事は約4700字です。
※※ヘッダー画像は使用許可を得ています(ありがとうございます!)。


1. はじめに

以前、おすすめライブとして書いた記事の事後報告、いわゆるライブレポ…と言ったらおこがましいので感想としています。解禁から当日までの流れ、そして当日のライブの感想がX(旧Twitter)の140字ではとても書き切れないのでこちらに書くことにしました(連続投稿は嫌い)。140字ちょっとオーバーするぐらいのつもりでいたら、気がついたら約4700字になっていました。笑

おすすめとして書いた記事はこちらです。前回のユメギワユイさんの自主(共同)企画を振り返りながら今回も素敵になること間違いなしと期待を添え、素敵な出演者3人を紹介しました。10月11日付で115ビュー、本日10月25日現在で133ビュー頂いています。読んでくださった方々、本当にありがとうございます!

2. ライブ概要

おさらいとなりますが該当のライブ概要はこちらです。
8月1日に解禁されました。私は内容を見るや否や目を輝かせたのですが、実は10月13日は既に別のライブの参戦予定が入っており、最初「うぉー!まじかー!悔しい!」と涙目になったのですが、よくよく見たら時間帯が昼だとわかり「うぉー!まじかー!行けるー!やったー!」といきなり一人で感情のジェットコースター全開でした。その後、8月14日のHUG ROCK SUMMER 2024ユメギワユイさんの物販で整理番号1番の手売りチケットをゲットしました。

3. 予約状況が…

解禁と同時に飛びついた身としては即ソールドだろうと思っていたのですが、言葉を包み隠さず言うと9月中旬頃に「まだチケットの売れ行きがよくない。予約状況が芳しくない」とどこかで見聞きしたのです。ナガトモユリさん、日菜さん、ユメギワユイさんという豪華な出演者とユメギワユイさんの企画力を掛け合わせたら最高の日になると確信していたので、大変差し出がましいとは思ったのですが、noteでライブ紹介記事を書くことにしました。純粋にいいモノは紹介したいという気持ちと、見逃していたり忘れている人がいたらリマインダーになったらいいなという思いでした。

4. 共演者との事前対談動画

チケット入手からライブ当日まで約2ヶ月間あったわけですが、前回の流れを汲んだら共演者との事前対談動画はあるかなぁ、あったら嬉しいなぁと期待していました。いや正直言うとプレッシャーにならないように大っぴらには言いませんでしたが内心めちゃめちゃ「頼むー!あってくれー!」と祈っていました。笑

そうしたら来ました。やってくれましたユメギワユイさん。企画当日8日前の10月5日にまずはナガトモユリさんとの対談(前編)が上がりました。祈りが通じた瞬間です。ありがとうございます!


そして企画当日6日前には日菜さんとの対談(前編)が上がりました。前回の流れを汲んだらナガトモユリさんの後編が来るだろうと思っていたのでフェイントでした、やられました(やられたとは)。


企画当日5日前にはナガトモユリさんとの対談(後編)が上がりました。
前後編を通して、ルーツについて聞けるの楽しいし、最後のナガトモユリさんのお話は孔子の説法かと思うぐらい身に染みました。


企画当日3日前には日菜さんとの対談(後編)が上がりました。
私がある時ふと感じるようになった日菜さんの「静かに燃える」という印象の根源がわかったような気がしました。あと日菜さんのお姉さん感がすごい。

5. ライブ当日 

日菜

トッパーは日菜さん。1曲目に持って来たのはなんとユメギワユイさんの「プラス」!思わず微笑みました。日菜さんの意外なサプライズでの始まりで「始め良ければ全て良し」と言うように間違いなく素敵な時間になると確信しました。その後、ユメギワユイさんが好きだと言った「強い女じゃないけど」、先月のジェイハグのラスト曲で歌ったノリノリの「音楽と地面が柔らかく感じた夜の帰り道」を披露。4曲目は「ユメギワユイさんと同じ曲名の曲があるんです!」というMCから始まった「雨」。この曲が思いがけず後発のお二人を一瞬惑わすことになります。笑
その後、私の中での日菜さんの定番「FISH」、最後に8月にできたばかりの日菜さんによればだいぶ冒険したという「パパパパパジャマ」で締め括り。日菜さんの企画への意気込みと素敵な人柄が表れたステージとなりました。

この日のセトリから「強い女じゃないけど」「FISH」「パパパパパジャマ」日菜さんのYouTubeチャンネルでも視聴できます。

ナガトモユリ

ナガトモユリさんも企画内容に沿ってセトリを決めたそうです。ユメギワユイさんとは同じ九州出身だったり、バンドを組んでいた時期もあり共通点も多いようですね。バンド時代にも演っていたという、オープニングにぴったりの「give me your love」から始まり、一人暮らしの日常にある気だるさの共感を誘う「ひとりってやつは」、クールな曲調の「カクテル」、切なさいっぱいの「恋」ナガトモユリさんが「私なりの、御守りソング」と言っている「青春賛歌」、同じ上京組ということできっとセトリ入りを果たしたであろう「東京にて」、最後は「ランチはパスタ」をオケでハンドマイクで披露。弾き語りの時は雰囲気たっぷりな印象ですが、この曲は素に近いというかとにかく見てて聴いてて元気になります。

実はナガトモユリさんも「アメ」という曲を持っていて、トッパーの日菜さんが「雨」を歌ったことで一瞬セトリを変更して歌おうか揺らいだそうですが元のセトリの通り進みました。

この日のセトリから「ひとりってやつは」「カクテル」「恋」ナガトモユリさんのYouTubeチャンネルでも視聴できます。

ユメギワユイ

本家の「プラス」で会場に響き渡る手拍子とともに幕を開けました。二曲目の負けないぐらいポップな「サービスエリアで」の歌詞にある「悲しくたって泣くわけにいかない」には既にご本人の強さが出ている気がします。続いて静かな曲調の中にも芯を感じる「オーロラ」、初見で魅了された「少女は卒業しない」、疾走感溢れる「恋よ千里を走れ」、そしてこの日のために書き下ろした企画タイトルでもある「泣かない女はいない」は完成は直前だったようですが、企画準備を進めるにつれて自分なりの女性としてのユメギワユイとしての強さの答えが見つかったようです。最後は「ひとの街」でした。勝手な想像ですがこの曲がユメギワユイさんの東京ソングなのかなと感じています。

この日はずっと素敵でしたが、特にこの曲を歌っている間の表情が素敵でした。初見だった1月頃、実は調子が良くなくライブをキャンセルしたこともあったようです。余談ですが、私も去年コロナに罹ったときは何ヶ月も楽しみにしていたライブ参戦をキャンセルせざるを得ませんでした。立場は違えどそりゃ凹むよなぁと勝手に共感しました。そんな頃からの復活劇というか、こんなに素敵な自主企画が開催できてよかったねー、と曲を聴きながら思っていたら目頭がちょっと熱くなりました…汗ですね、汗。いやー、ほんとよかった。

ユメギワユイさんもナガトモユリさん同様オリジナルの「雨」を歌うか迷ったそうです。とても素敵な曲なので機会があれば聴いてみてください。

この日のセトリから「サービスエリアで」「少女は卒業しない」「ひとの街」、この後のアンコールで三組でコラボした「一遍の詩を通り過ぎて」、そして「雨」ユメギワユイさんのYouTubeチャンネルで視聴可能です。

アンコール

そういえば前列に座っていたのですが、ふと後ろを振り返ったら上々の席の埋まり具合。ソールドアウトのアナウンスはなかったものの、限りなく近い結果になったのではないでしょうか。

アンコールは三組のコラボでした。曲はユメギワユイさんの「一遍の詩を通り過ぎて」です。ユメギワユイさんが歌割りを決めたようですが、日菜さんとナガトモユリさんにたくさん歌ってもらいたかったそうでお二人の分量を多くしたようですが、難しい曲なのでお二人とも苦労したようです。

日菜さんが歌っている最中にふと譜面台を使っていないことに気がつきました。これはひょっとして…と思い終演後の物販で聞いたら「歌詞覚えてきました!」と。最後の最後まで素敵な姿勢を見せてくれた日菜さんでした。

重大発表

元々「当日ビッグなお知らせもあります!」とポストしていたユメギワユイさん。2つもありました!

その1

文才もあるユメギワユイさん。毎月執筆している「月刊ユメギワ」を一冊にまとめたエッセイ本を発刊、そしてリリースイベントを開催とのこと。ライブチケットは3000円、エッセイは2000円ですが、エッセイ付きチケットは4500円と割安になるようです。対バンの二組はまだ解禁されていませんが、きっとまた素敵なアーティストを呼んでくれると思っています。

その2

これも嬉しい!話が少し脱線しますが、私が時々お邪魔する下北沢DY CUBEというライブハウスで不定期で行われている「DY Espressivo」というイベントがあります。ピアニストの小川徹さんとパーカッショニストのらっきょさんが下北沢DY CUBEが送り出す新進気鋭のアーティストとコラボ演奏する企画なのですが、ユメギワユイさんもそろそろ呼ばれてもいいのでは、むしろ呼んでと密かに思っていました。別の形とはなりましたが、バンドセットで聴けるのが本当に楽しみです。

ユメギワユイさんのすごいところは自主企画の日に次の自主企画を発表したところ。点を線で結んで物語を作っている(と、誰かの言葉)。いわゆる「終わりの始まり」ならぬ「終わりが始まり」でしょうか。実際、この企画が終わってそろそろ2週間ですが、ユメギワユイさんは走り続けている印象、というか実際走り続けていると思います。何かしてくれるだろうというワクワク感もあります。

6. おわりに

ユメギワユイさんのそのままの言葉は覚えていないのでうろ覚えというか私の言葉になってしまいますが、ユメギワユイさんが結論づけた「強さ」は例えば悲しみの淵にあっても涙をこらえてむしろ笑ってみせるような強さ(合ってます?)。
実はそこ私の泣きポイントなんです。「ユメギワさんそこ突かないでよー!」と思いました。笑
そういうの弱いんですわ。強がりであってもグッときてしまいます。

解禁から当日まで2ヶ月半ほどだったでしょうか。正直ずっと楽しかったです。note記事を書いていた時も、10日を切って対談動画が上がったときの高揚感も、対談動画を見ている時間もそして当日も。当日になると終わりがちらついてしまい、正直「今日で終わりかぁ」と寂しさがあったのは否めません。トータルで考えると一番楽しいのは待っている時間なのかなぁなんて考さえもしました。でもライブ中はそんなことも忘れてステージに釘付けで楽しみました。次回のイベントの発表もあったのでおかげさまで楽しみはまだ続きそうです。

改めまして、日菜さん、ナガトモユリさん、主催のユメギワユイさん、会場の下北沢Lagunaさん、素敵な企画をありがとうございました!

最後に今回のイベントでユメギワユイさんが書き下ろした「泣かない女はいない」のショート動画と歌詞を紹介して終わりにしたいと思います。

最後まで読んでくださりありがとうございました!


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