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Sleeves At An Exhibition 06: Nektar「Recycled」(1975)

オリジナルアートワーク
Illustrated by mitch ikeuchi

Nektar「Recycled」

概要 

Nektarは1969年にドイツはハンブルグで結成されたプログレッシブ・ロックバンドですが、リーダーのロイ・アルブライトン(g,vo)を中心としたメンバーはイギリス人で、実質イギリスのバンドです(日本では長年ドイツのバンドと思われてました)。彼らといえばIron Maidenが「King Of Twilight」(2nd「A Tab In The Ocean」(1972)収録)をカヴァーしていることで知られますが、今回紹介するのは6thアルバム「Recycled」(1975)。彼らのアルバムの中でも評価が高い1枚で、ベースとなるミックスをあのジェフ・エメリック(The Beatlesのお抱えエンジニアですね)が手掛けており、そこにさらにアメリカ人キーボーディスト、ラリー・ファストがリミックスしてアルバムは完成しています。

アルバム/楽曲解説

摩訶不思議なアートワーク(描くの苦労しました…オリジナルのイメージに近づかないです)の本作ですが、タイトルからも想像できるように環境問題をテーマにしたコンセプトアルバムで、細かい楽章?に分かれていながらも基本的にはA面1曲B面1曲の構成。でもそれを感じさせない、ジェットコースターのような展開であっという間に聴き終えてしまいます。ラリー・ファストによるキーボードがきらびやかでコンセプトアルバムにありがちな陰鬱とした雰囲気もなく(現行リマスターCDはボーナス・トラックとしてジェフ・エメリックミックスも収録されているので比較ができます)、メロディがポップなのでかなり聴きやすいです。

  1. Recycled, Part One

    1. Recycle

    2. Cybernetic Consumption

    3. Recycle Countdown

    4. Automaton Horrorscope

    5. Recycling

    6. Flight To Reality

    7. Unendless Imagination?

  2. Recycled, Part Two

    1. São Paulo Sunrise

    2. Costa Del Sol

    3. Marvellous Moses

    4. It's All Over


楽曲リンク


詳細情報

Wikipedia (en)
Discogs

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