力と支え
2012年の結成から8年後の2020年。
彼らの待望のデビューライブは、蔓延する新型コロナウイルスの影響で無観客配信という予期しない形で行われた。
観客も声援も無い会場。
それでも彼らは楽しげにステージを走り、歌い、踊り、圧巻のパフォーマンスで画面越しのファンを魅せた。
ライブの最後。
彼らは一同に集まり、ステージ上からそれぞれの言葉でファンにメッセージを伝える。
見えないデビューへの葛藤、不安や焦り。
たくさんのグループの中から自分たちに出会って応援してくれたことへの感謝。
遠くない将来、自分たちのファンが世の中の「大多数派」になるのだという、強い自信と意気込み。
言葉を詰まらせ、時に涙を滲ませ、9人は熱く語りステージの幕は下りた。
そのライブの一部始終をDVDで観たのは昨秋。
それまでアイドルに全く興味が無かったはずの「にわかファン」が、気づけばボロボロと涙をこぼしていた。
メンバーの1人が、こんなことを言っていた。
デビューから4年目を迎えた今年。
彼らのアルバムは立て続けにヒットし、数々のメディアでも躍進し続けている。
多くの声援と観客。
念願だったドームでの4大ツアーもついに先月から始まった。
大きな"力"と"支え"に守られて、彼らはこれからどんな景色を見るだろう。
どんな挑戦と進化を続けていくのだろう。
にわかファンとして、今後もゆるく見守り続けていきたいと思う。
SnowManはデビューが発表された思い出の場所・東京ドームのステージに、今夜、単独ライブの主役として初めて立つ。