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2次筆記試験の模試は何回受けた?

中小企業診断士試験の第1次試験を突破された受験生は、第2次試験に向けた準備をされている頃だと思います。
私は、2011年、2012年の不合格の後、一念発起した2019年に3回目の挑戦でなんとか2次試験を突破できました。

2011年は、1次試験の合格発表を待ってから本格的に2次試験の学習をはじめたのですが、試験までの1カ月半が異様に短く感じたことを覚えています。
初めての受験で右も左もわからず、1次試験で使用していた通信教育教材の2次試験版を使用した過去問演習のみで本番に挑みました。
予備校が実施している模試を1、2回受けたかもしれませんが、あまり記憶には残っていません。

2012年は、2次試験対策に最も時間を割いて挑みました。
2011年の2次試験不合格が分かってから大手予備校に通いました。
予備校帰りには予備校の授業で使用した演習問題を数人の勉強仲間と復習し、通学している予備校以外の受験支援機関が開催している模試も可能な限り受けて勉強仲間と復習しました。
予備校の課題とは別に過去問演習をしては勉強仲間と復習し、事例Ⅳについては、特に苦手意識があったため特別講義を受講する。といった具合に1年近く2次試験対策に取り組んでいました。

2019年は、1次試験の合格発表を待たずに2次試験対策に取り掛かった点で2011年よりは時間に余裕がありましたが、2012年ほどは学習する時間はありません。
そのため、大手予備校が用意したコースに含まれている対策と過去問演習のみに的を絞りました。
そのため、2019年の2次試験模試は2~3回しか受けていないと思います。
その代わりに、2012年と同様に事例Ⅳの特別講義だけはオプションで受講しました。

結果的に3回目の挑戦で合格することができました。
準備が不足していた2011年はさておき、
2012年は複数の受験機関の模試を受けて消化不良になっていたのかもしれませんし、
2012年の試行錯誤があったから2019年は的を絞った対策が功を奏したのかもしれません。

ちなみに、2011年の自分に、残りが限られた時間の中で何を優先するべきかアドバイスをするとしたら、
1.事例Ⅳ対策
2.過去問演習
と回答します。会計や簿記と全く関わらない世界で生きてきた私にとって、事例Ⅳのハードルは高かったです。そう感じるだけかもしれませんが、自信をつけるためにも事例Ⅳ対策を勧めます。
時間感覚を身につける上では模試も有効だと思いますが、試験問題を探求するなら過去問の方が面白いと感じます。


話は変わりますが、
8月末頃、半年ぶりに中小企業診断士のリアル会合に参加しました。
その際に私が参加した部屋の隣室の立て看板に見覚えのある名前を見かけました。
2012年頃、模試でお世話になった受験支援機関さんが使用されており、講師と受験生と思われる方々が勉強されていました。

私は、試験合格前には中小企業診断士に出会ったことがありませんでした。
事故対応では弁護士さん、不動産登記で行政書士さんといった具合に士業の方にお世話になる機会はあったものの診断士は予備校のパンフレットの紹介でしか見たことがありませんでした。
私が個人事業主や事業主体であれば接点があったかもしれませんが、会社員だったためか全く接点がありませんでした。
勤務先、客先、私生活のどの活動範囲とも重なることはなく、唯一有資格者に出会ったのは予備校の講師くらいのものでした。

もし、受験生時代に受験支援団体さんの講義を受講していたら、中小企業診断士の方とすれ違っていたかもしれませんし、
区民館や産業振興センターの貸会議室を利用されている方にとっては、中小企業診断士も多少はなじみのある存在なのかもしれません。

診断士になってから知ったのですが、東京23区の区民館は研究会や定例会の会場として使用されていることが多く、診断士の出没率が高いのです。
普段は見かけることの少ない診断士ですが、平日夜の区民館に立ち寄ると「中小企業診断士」の文言が入った予約名を見つけることができるかもしれません。

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