前立腺がん治療の実況中継#23 陽子線治療開始<改訂版>
いよいよ陽子線治療が始まりました。ここまで辿り着くまで長かったですねえ。
陽子線治療が始まる30分前に排尿して300mlの水を飲みます。本当は1時間前のはずだったのですが、前回のような事情で30分前になってしまいました。微妙な時間なので、早めに病院に到着して病院で排尿して水を飲んでいます。その時点で30分前ですから、外来の待合室で10分ほど待ってから陽子線センターに向かいます。
陽子線センターは新しい建物でちょっとしたホテルのような感じです。受付をして陽子線センターの待合室でまたしばらく待つことになります。やがて名前を呼ばれて治療室に向かいます。受付の内線電話に治療室から準備完了の連絡があるようで、内線電話が鳴ると「お、来たな」と移動の準備を始めます。療室前まで歩いていくと看護師さんが迎えてくれます。
まず更衣室で着替えます。OWトランクスというのに履き替えて病衣を着てスタンバイ完了。初日は、陽子線治療に関する注意事項や日程の説明などがありました。翌週の時程は木曜日に確認して金曜日に最終決定だそうです。そしていよいよ看護師さんに連れられて治療室へ。先日作ってもらった固定具がセットされていました。そこに横たわって間もなくスタート。初日は、もう陽子線照射が始まったのだと思っていたら、技師さんと看護師さんが入ってきて、3か所にマーカーで印をつけていきました。位置の調整だったんですね。技師さんと看護師さんが再び出て行ってから、陽子線照射が始まりました。もっとも、何の刺激も痛みもありませんから何が起こっているのかまったくわかりません。別室で流れているアナウンスが聞こえてきて(私には「間もなく照射がはじまります」と言っているように聞こえるのですが違っているかもしれません。おそらく操作をしている部屋で流れているアナウンスなのだと思います)、機械の唸る音が聞こえてくるだけです。その間、ただ仰向けになって天井を眺めているだけです。看護師さんの「お疲れさまでした」という声が聞こえて、治療が終わったことを知ります。あとは更衣室で着替えをして終了。
事前に陽子線治療をしたことのある方の情報をインターネット上で見たりしていると、治療前の水の量などかなり厳密に計っている印象があったのですが、看護師さんに「30分前に水を飲んで尿を溜めてきていますか?」と確認されるくらいで、「もうちょっと水を飲んで」とか「ちょっと排尿してきて」とか、そういうことは一切ありません。ちょっと拍子抜けするくらいです。これまで3回の治療がありましたが、受付で名前を呼ばれてから待合室に戻るまでおよそ30分から40分くらいでしょうか。
今日は天気が良かったので、ちょっと大学構内を散策してから帰りました。
今のところ、体に異常は感じていません。頻尿や排尿時の痛みが出たりすることもあるようですが、これからどうなりますか。
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