服装センスとファッション
服装はほんとに難しい。特に女性はバリエーションが多い分、好きな人にとっては楽しいかもしれないが、たいていの人には難易度が高い。表立って批評もしづらいし、センスを否定もできない。結果、雑誌のモデルから学ぶしかなく資本主義に毒され流行に左右され画一化され量産型となっていく。顔も体型も肌の色も違うのに。そして、あげくの果てに私は好きな服しか着ないとか強がってドツボにはまっていく。そもそも、お前の好みは本当にお前が生まれ持ったナチュラルボーンなものなのか。その好みはもう既にバイアスがかかっているのではないか、ただ単に私はこういう服装が好きと思い込もうとしているだけではないだろうか。そんなやっすい好みなんて捨ててしまった方が楽だろう。
服装はとても面倒くさい。でも、うまく利用すればとても機能的であり対人関係としては効果的だ。そこには服を着ているからの暖かさ、涼しさを越えた他者からの視線が待っている。
服装はまず他人にどう思われたいか、から始めるしかない。かわいく思われたいのか、クールに思われたいのか、知的に思われたいのか。そしてドンピシャはまれば、他者に対してほんとにそういう印象を与えることができる。他者の対応も変わる。男なら紳士的に思われたい人もいるし、悪い男に思われたい、威嚇したい人もいる。仕事が出来るように思われたい人もいる。ほんと服装は大事だ。
かくいう私の今の仕事着のテーマはザ無難だ。そして普段着のテーマは最低限の無難だ。オシャレな人に思われたくはない。無難に日常をこなせればそれでいいと思っている。ま、それはそれでありかな。
追記:髪の毛は重要だ。艶やかで潤いがありハリのあるボリューム豊かな髪はとてと印象がいい。いわゆる毛ヅヤがいいというものだろう。本能的なものなのか、とても魅力的に感じる。犬や猫も毛づくろいをする。鳥も猿もライオンも熊もちょっとでも知能がある動物は毛ヅヤや毛ぞろいを気にする。おそらく本能的に健康体をアピールしているのだろう。視覚がある以上視覚に訴えるのは当然のことだ。