「あなたに合った勉強方法」って何?
よく聞いたことありませんか?
でも、その勉強方法の探し方は特に何も言われず・・・
「色々試して自分に合った勉強方法を見つけようね」
「それはやってみないと分からないよ」
なんて言葉を聞いたのではないでしょうか。
試行錯誤しかない・・・本当なのでしょうか?
正直、答えはイエスでもあり、ノーでもあると言えます。
しかし、大半が『探すのに時間がかかるため』、
見送られて自分で色々試して見つけてね、となることがほとんど。
そして何より、自分ではない誰かの勉強方法を考えるということや
勉強方法の見つけ方を知らない方がほとんどなのです。
その人も勉強方法を見つけたのは試行錯誤だったからであり、
偶然その勉強方法にたどり着いたということが多いため、
『勉強方法の探し方・導き方』を知らないのです。
ということで、今回は『勉強方法の探し方・導き方』について
少しずつ触れていきながら、進めていきたいと思います。
この記事が少しでもあなたの手助けになれば、幸いです。
あ、あんまり期待せずに読んでくださいね・・・?笑
勉強方法を考える前に
でも、ちょっと待ってください。
考えていく前に認識を合わせておきたいことがあります。
それは世間で言う
『良い勉強方法』、『悪い勉強方法』というものの存在です。
例えば、
・がむしゃらにただ勉強するのは良くない
・まずは基本から覚えて、その後に応用へと進める
・失敗したときに振り返ることが大切
・ノートを取る時に色を使う
というようなことは、あなたも聞いたことありますよね?
これらは過去の先人達から長く研鑽されてきた勉強方法であると言えます。
もちろん全てがあなたに当てはまるとは言いません。
が、頭の念頭に置いておくくらいはしておきましょう。
過去の先人達が効率の悪い方法を教えてくれてるんですから
利用しない手がありません。
少しでも探す時間を短縮するためにも・・・ね?
勉強方法は服と同じ
そして大きく勘違いしている方が多いのが、
『自分に合う勉強方法はこれだ』と限定してしまうことです。
季節によって、用途によって、目的によって、さらに性別によって
あなたが着る服は変わるのです。
それは当たり前のことでしょう。
勉強方法も同じなのです。
例を挙げるならば、理系科目と文系科目でも勉強方法は違うでしょう。
理系科目の中でも、数学と化学、物理、、、と違いはあるでしょう。
暗記することが目的なのか、理解することが目的なのか、
目的が違えば、方法も変わるということです。
ゲームで例えるならば、
火属性の相手に対して、水属性で攻撃するでしょう。
どの属性の相手に対しても水属性で攻撃する・・・
これがどれだけ効率が悪いか理解できますね?
もちろん共通部分もあります。
効果が高い方法を、ゲームで言うなら
『より威力の高い攻撃を選択する』ことは重要なことです。
勉強方法にも相性があり、そして効果の度合いに違いが出てくる
ということを理解しておきましょう。
勉強方法にもレベルがある
次に勘違いしやすいのが、
「じゃー、一番良い勉強方法を取り入れればいいじゃーん」
と思ってしまうことです。
勉強方法は例えるならば、武器や魔法のようなものです。
木の剣より鉄の剣を使ったほうが強いのは知っています。
ただの火の玉を飛ばすより、火の柱を起こした方が強いのも知っています。
でも、
あなたの筋力、膂力が鉄の剣を扱えるレベルに至っていますか?
あなたの魔力、MPは火の柱を起こせるほどあるのでしょうか?
いい武器を選んでも武器に振り回されてしまうようじゃ役に立ちません。
すごい魔法を選んでも、制御できないのでは危険は増すばかりです。
あなたの今の力を正しく見極め、勉強方法を選ぶべきなのです。
つまり、『あなたに合った勉強方法』とは、
あなたのレベルによって、
勉強する対象によって、
勉強する目的によって、
そして、あなたという人間性によって絶えず変化していくものなのです。
もし答えだけを求めている人がいるのなら、
残念ながらあなたのための答えはここにはないでしょう。
今の答えが数年後には使えないものになっていて然るべきということです。
本やネットで勉強方法を探しても・・・
ハッキリ言います。
おそらくあなたに合った勉強方法ではないでしょう・・・・今は。
基本、本やネットに書かれているような勉強方法は
その人の『最終形』であることが多いです。
同じレベルに至っているのであれば、有効でしょう。
でも、そうであれば、おそらくこの記事を読んでいないと思います。
地道に少しずつレベルを上げていくしかないのです。
そう、『勉強に近道はない』ということですね。
ただ理想を知っているのと、知らないのでは大きな差を生みますので、
ゴールを知っていることはあなたの力になります!
だからこそ、段階を踏め
あなたがゴールにすべき勉強方法は『教える』ということです。
え?何言ってるんだ?と思う方もいらっしゃるかもしれませんが
教えるということは、自分の知識を整理し、
その知識を言語化していることに他なりません。
そして、教える内容をあなたが理解していないとできません。
知っているからこそ、教えられる。
理解できているからこそ、具体例が挙げられる。
教えることで、さらにあなたの理解は深まるのです。
あえて、ここでは多くを語りません。
気になる方は、
『ラーニングピラミッド』、『発問』などで調べるとよいでしょう。
もしかしたら、また詳しくお話する機会もあるかもしれませんね。
話を戻しますが、ゴールである『教える』に至るまでに
あなたは段階を踏むということになります。
・知っている
・覚えている
・理解している
・利用することができる
・教えることができる
この5段階で考えるとよいでしょう。
さて、勉強したい事柄について、あなたは今どの段階なのでしょうか。
知っている→覚えている
まず答えを横に置きましょう。
いきなり何も見ずにやろうなんて、時間が勿体ない!
何事も模倣から始まるものです。
現在の達人も模倣から始まり、研鑽を重ねてきたのですから。
模倣から型(パターン)を知りましょう。
まず扱うことに慣れましょう。
誰かできる人についてもらいながらするというのも、これに近いでしょう。
まずは模倣から学び、自分の中に浸透させていく。
それがあなたに必要な勉強方法です。
覚えている→理解している
覚えているのはどこまでなのですか?
なんとなくで解けていませんか?
「なぜ?」を繰り返しましょう。
その1つ1つがあなたの理解へと繋がります。
分からないならば、理解できるまで何度でも問いましょう。
そのとき、ただ言葉を受け取って、
「うんうん、そうだよね。」で終わらせないこと。
理解するということは、自分の言葉にすることです。
他人の言葉をそのまま自分の中に落とし込むのは無理です。
必ず、情報を咀嚼し、取り込み、あなたの言葉へと変えてください。
理解している→利用することができる
これは演習でしか伸びません。
ここのレベル帯からは、
本やネットに書かれているような情報が役に立つことでしょう。
ただ闇雲に演習を続けることなかれ。
あなたに必要なのは、振り返る力です。
そして、考える力です。
なぜこの問題が解けなかったのか。
なぜここで間違えてしまったのか。
どうしたら次に解けるようになるのか。
どうしたら同じ間違いを繰り返さなくてよいのか。
振り返り、考えることこそ、今を打破するきっかけを与えてくれます。
利用することができる→教えることができる
ここまで至ることができれば、あと一歩です。
今あなたが持つ知識をまとめてみてください。
ただまとめるのではなく、
未来の自分が忘れた時に思い出せるような
何も知らない他の人に見せても意味が分かるような
そんなまとめ方を意識してみてください。
そこにほんの少しのスパイスとして、
具体例を入れ込んでみましょう。
それを誰かに話すことが『教える』の1歩目です。
そのまとめ方を自由自在に作れたなら・・・
もうあなたは『教えることができる』のかもしれませんね。
さいごに
さて、いかがだったでしょうか。
望んでいた勉強方法・・・ではなかったかもしれませんね・・・笑
ここでいくら具体的なことを書いても、あなたに合うものは書けません。
だって、私はあなたのことを何も知らないのですから。
もしあなたが本気で探すのなら、誰かを頼ってください。
誰もいないというのならば、それが私でも構いません。
少しでもこの記事があなたの力になれば、幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
投稿者:みたむー(Twitter)
2019年11月からプログラマとして日々奮闘中。
アニメ、マンガ、ゲーム、音楽、好きに全力です。