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すぐ使える! 点数アップにつながるリスニング試験対策の5つのコツ
みなさん、こんにちは!
ドラゴン桜noteマガジン編集長の青戸一之です。
今回は共通テスト本番も近づいてきたということで、具体的なリスニング試験の攻略テクニックを紹介したいと思います。
リスニングは大学入試だけでなく、英検をはじめとする様々な英語の検定試験でも課されるもので、ある程度共通した解法のテクニックがあります。
リスニングの力を伸ばして各種の検定試験で一定以上の成績を収めれば、大学入試で英語の試験を免除されたり優遇措置が受けられたりするなどの利点もあるので、ぜひ参考にしてください。
今回は参考として令和6年の共通テスト本試験のリスニング試験の問題を引用しながら、対策のコツを5つ解説します。
記事内でも引用しますが、全体のリスニングの問題や音声、解答については以下のウェブサイトから確認できるので、適宜参照してください。
それでは、さっそく始めていきましょう!
・聞こえた単語がそのまま正解になることはない
まずは、こちらをご覧ください。
「聞こえる音声と内容の合う選択肢を選びなさい」という問題です。
第1問 問4
音声:This pasta I made isn’t enough for five people. So, I’ll make sandwiches and salad, too.
① The speaker didn't cook enough food.
② The speaker made enough sandwiches.
③ The speaker will serve more pasta.
④ The speaker won't prepare more dishes.
こうして文字で見ると、正解はすぐに①だと分かりますね。
ただ、リスニングが苦手だったり上手く聞き取れなかったりした人は、②や④を選んでしまいがちです。
なぜなら、“sandwiches” や “pasta” のような、はっきり聞こえる単語が印象に残ってしまい、正解もそれに関するものだろうと考えてしまうからです。
ただ、実際はこの問題のように、音声の中で使われている単語が正解の選択肢に使われることはほとんどありません。
ほんの一部の単語だけ聞き取れて正解できるなら、ほとんどの人が簡単に解けてしまって試験問題として成立しないからです。したがって、
“This pasta I made isn’t enough for five people. So, I’ll make sandwiches and salad, too.” (このパスタの量では5人だと足りないから、サンドイッチとサラダもつくろう)
→ “The speaker didn't cook enough food.” (話者は十分な量の料理をつくらなかった)
というように、別の言い方で内容をまとめたものが正解になるのです。
もう1つ、同じような例を見てみましょう。以下は、シチュエーションと質問をあらかじめ確認して答える問題です。
第3問 問12
カフェのカウンターで、店員と客が話をしています。
問題:What will the man do this time?
【音声】
M: I’ll have a large cup of hot tea.
W: Certainly. That’ll be ¥400, but you can get a ¥30 discount if you have your own cup.
M: Really? I didn’t know that! I don’t have one today, but I’ll bring one next time.
W: OK, great. Anything else?
M: No, thank you.
① Ask for a discount
② Pay the full price
③ Purchase a new cup
④ Use his personal cup
いかがでしょうか。
これも「男性は自分のカップを持ってきていないため割引が受けられない」という内容を、「正規の代金を払う」と言い換えた②が正解になりますね。
ただ、実際のリスニングできちんと聞き取れていない場合、「なんだかcupがどうとか言っているな…」とぼんやり考えて、③や④の選択肢にひっかかってしまいがちです。
このように、聞き取りやすい一部の単語や表現が含まれている選択肢を正解だと考えるのは危険です。
今は文字で見ているので「こんな簡単な問題にひっかかるわけないでしょ」と思うかもしれませんが、実際のリスニングで聞き取れなかった場合は焦ってしまい、意外とやってしまうミスなので気をつけるようにしましょう。
ただし、問13や問15のように、音声にある単語がすべての選択肢でそのまま使われている場合は例外です。(詳しくは元の問題を見てください)
このような問題はレベルが高い問題や検定試験ではあまり出ないので、基本的には「聞こえた単語がそのまま正解になることはない」ということを覚えておいてください。
・時系列は必ずと言っていいほど前後する
次はこちらの第4問Aを見てください。
音声とイラストを参考に、どの順番でそれぞれの出来事が起こったかを並べ替える問題です。
![](https://assets.st-note.com/img/1735093072-XoQablNGVLeKI7sywP9R13CH.png?width=1200)
【音声】
We went to Midori Mountain Amusement Park yesterday. To start off, we purchased some limited-edition souvenirs and put them into lockers. Then we dashed to the recently reopened roller coaster, but the line was too long so we decided to eat lunch instead. After lunch, we saw a parade marching by, and we enjoyed watching that. Finally, we rode the roller coaster before we left the park.
「お土産を買ってロッカーに入れた後、ジェットコースターに乗ろうとしたら長い行列だったので、代わりにランチを食べた」とありますね。
このように、時系列が問われる問題では、必ずと言っていいほど話の中で出来事が前後します。
起きたことをそのままの順番で話すだけだと、簡単すぎて受験者の間で差がつかないからです。
この問題では1日の出来事でしたが、数日間の旅行で「1日目は〇〇をして、2日目は××をして…」と日付をまたいで話が進むこともあります。
あるいは1日の中の出来事でも、「〇時に××へ行って、その後△時に…」と細かい時間が問題に絡んでくることもあります。
このような問題への対策として、まずは以下のような順序に関係する語をきちんと把握しておく必要があります。
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