実録！東大女子のリアル ～碓氷明日香さんの場合～

みなさん、こんにちは！
現役生東大生ライターの碓氷明日香です。 

みなさんは東大生の女子の割合って、どのくらいか知っていますか？
 
実は東大の女子率は日本でトップクラスに低く、全体の2割程度しかいないんです。
 
大学側は女子の割合を高めようとあれこれ手を打っていますが、あまり効果が出ていません。
 
実際、東大の中で過ごしていると色々と思うことがあるんですよね。
 
ということで、今回は「東大女子のリアル」と題して、入ってみて初めて分かった生の声をお届けしたいと思います！
 
特にこれから東大受験を考えている女子には、知っておいて欲しい部分も多いです。ぜひ参考にしてください！

 

・私が東大を目指したきっかけ

まずは私が東大に行こうと思ったきっかけからお話しします。 

私は地方の出身ですが、小学生の時に東大の学園祭の一つである「五月祭」に行ったことがあります。
 
そこで経験した楽しい思い出がきっかけで、東大への憧れを持つようになりました。
 
ただ、高校に入った時点では周りに流されて、みんなと同じ志望校（地方の旧帝大）にしていたんです。
 
私は勉強が好きだったので、東大を目指すとか関係なく、常に校内トップ10に入る成績を収めていました。
 
そんなある日、担任から東大受験を勧められました。
 
その時、幼い頃に抱いていた憧れを思い出し、東大を目指すことを決意しました。 

 

・東大志望に変えて周りからどんな反応があったか

例えば田舎の方だと「女子が東大なんて行く必要ない」「結婚に苦労する」などの固定観念から、地元の国公立大への進学を勧められるケースがあったりすると聞きます。 

私の出身地ではそのような固定観念はあまりなく、周りはみな私が東大を目指すことを全力で応援してくれました。 

私の出身高校は毎年東大合格者を数人輩出しているため、周りはみな、東大に行くことはすごいこと、という純粋な気持ちで応援してくれていたと思います。
 
ただ、東大に入った女性は将来結婚に苦労するという話は聞いたことがあります。それでもそれを理由に、地元の国公立大学を代わりに勧められるようなことはありませんでした。

 

・もともと東大に女子が少ないことを知っていたか？ 

東大には女子が少ないことも、それを大学側が問題視していることも知っていました。
 
ただ、東大に入ってから同性の友達が少ないのは困ることもあるかもしれないとは思いつつも、目指しているうちはそこまで気にしていませんでした。
 
そもそも、具体的な大学生像が想像できていなかったからだと思います。内部の事情は一旦置いておいて、とりあえず大学受験に合格することを目指して勉強していたので、そこまで重く受け止めていませんでした。

 

・入ってみて分かった東大女子のリアル 

東大は第二外国語の選択によって、30人程度のクラスに分けられます。
 
クラスによっては文系だと男女比が半々くらいのところもありますが、私は理系選択だったこともあり、クラスには自分を含め9人しか女子がいませんでした。
 
なので、オリエンテーションの段階でお互いに自己紹介をしたら、もう全員がすぐに顔と名前が一致して、9人全員で仲良くなりました！
 
女子が少ないのはみんな分かっていることなので、女子同士一致団結しよう、というような意識はあったのではないかと思います。
 
授業や昼食の時は、だいたい女子同士でかたまります。基本的には中高と変わらない光景だとは思いますが、いかんせん人数が少ないので、男子との距離は必然的に若干近くなります。
 
男女交えて、大人数で食堂のテーブルを囲むことなんかもしばしばありました。

・東大側に改善してほしいところ 

東大では入学前に、女子オリエンテーションという催しがあります。