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『ドラゴン桜』に学ぶ、受験期の理想的な親の接し方とは
みなさん、こんにちは!
ドラゴン桜noteマガジン編集長の青戸一之です。
共通テストまで残り50日を切り、受験生は緊張や不安が高まってきている時期だと思います。
ただ、それは受験生の子を抱える親も同じ気持ちでしょう。
私は15年以上にわたって塾講師や家庭教師の仕事をしていますが、毎年この時期になると、子どもより親御さんの方が「うちの子は大丈夫でしょうか?」と不安でソワソワしているご家庭を見かけます。
その気持ちも分かりますが、受験生の子にとってそれは理想的な家庭の状態とは言えません。
心配する気持ちから「ちゃんと勉強してる?」と声をかけたり、成績が伸びずに焦りが募って「もっと勉強しろ」と言ってしまったりすると、子どものストレスになるからです。
家の中が落ち着いた雰囲気でないと、勉強に集中できず試験本番でのパフォーマンスに悪影響が出る可能性があります。
そこで今回は、受験期における親の理想的なスタンスについてお伝えします。
これを読んでいるのが親と子どものどちら側にしても、受験との向き合い方について家庭内で話し合うきっかけにしてもらえればと思います。
・理想のスタンスは「どっちでもいい」
「子どもの受験がうまくいって欲しい」
これはどの親も共通して思っていることでしょう。
ただ、その「うまくいくこと」が合格という結果を指すのか、それとも受験を通じて成長することを指すのかで大きな違いが生まれます。
『ドラゴン桜』のマンガでそれがよく分かるシーンがあるので、まずはこちらをご覧ください。
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いかがでしょうか。「受かっても落ちてもどっちでもいい」と、結果にこだわらないスタンスでいるのが理想的だということでしたね。
「合格してほしいと親が願うのは自分勝手な考え方だ」という桜木先生のセリフは手厳しいですが、やはり真理を突いていると思わされます。
私が生まれ育った鳥取県の田舎の方はそこまで教育熱が高い地域ではなかったので、昔このマンガのシーンを読んだ時は「なるほどな」と感じるくらいでした。
しかし、自身の東大受験を経て東京に出てきてから、塾講師や家庭教師の仕事を通じて受験競争の過熱ぶりを目の当たりにし、この内容がより実感を伴うようになりました。
模試の偏差値や順位など子どもの成績の動向を常にチェックしながら、「うちの子はこれで大丈夫でしょうか?」と本人よりも親の方が心配していたり、受験の成否で今後の人生がすべて決まると言わんばかりに「こんな成績では無理」、「もっと勉強しなさい」という声かけをされている家庭を見かけることは珍しくありません。
ただ、このような接し方は子どもにとってはストレスになるだけで、逆効果です。
親からすれば𠮟咤激励のつもりでも、何もいいことはありません。
・今の子どもが抱える勉強の負担と不安
ここで、今の子どもが抱える受験勉強の負担の大きさと、それに関連するストレス要因を整理してみましょう。
初代『ドラゴン桜』のマンガ連載が始まったのは2003年のことですが、当時と比べると受験勉強の負担は確実に大きくなりました。
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