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【驚愕】歴史ギライ東大生が編み出した「エクセル世界史勉強法」!


皆さんこんにちは!
ドラゴン桜塾塾長の永田耕作です。 

今回は、このドラゴン桜noteマガジン編集長である青戸さんが、とある勉強法を紹介してくれました。
 
その名も、「エクセル世界史勉強法」です!
 
僕も含めて「何それ?」と思った人も多いでしょう。
 
この勉強法はその名前の通り、パソコンの「Excel(エクセル)」というソフトを使って、受験科目の「世界史」を勉強するというものです。
 
その勉強法とは一体どのようなものなのか、そしてなぜその勉強法を編み出したのか。今回はそんなギモンを全て青戸さん本人にぶつけてみました。
 
皆さんも今回の記事を読んで、この勉強法のエッセンスを参考にしていただけると幸いです。
 
それでは、エクセル世界史勉強法とはどのようなものなのか、3つのステップで紹介していきます!

 

①そもそもなぜこの勉強法を編み出したのか 

まずは、青戸さんがなぜこの勉強法を受験期にやっていたのか、その理由を聞いてみました。
 
するとどうやら、青戸さんは歴史が得意だったわけではなく、むしろ苦手だったということが分かったのです。
 
小学生の頃から歴史が苦手だった青戸さんは、高校時代に日本史のテストであと1回赤点を取ったら留年、という状態にまで陥るほどだったそうです。
 
しかし、東京大学の文系の受験では、どうしても歴史科目からは逃れることはできませんでした。
 
というのも、文系の東大入試では社会科目を2つ選択することになります。
 
その選択肢が「日本史」「世界史」「地理」の3種類であるため、どの組み合わせにしても必ず一つは歴史科目を選んでしまうことになるのです。
 
そのため、青戸さんはまず第一科目として「地理」を選び、大学以降の勉強でも使いそう、という理由でしぶしぶ「世界史」を第二科目に決めました。
 
そんな青戸さんは、なんとか自分で世界史を効率よく勉強できる方法がないかを模索しました。
 
元々青戸さんは、世界史の勉強が難しい理由として、「色んな国の歴史や文化史を飛び飛びで学習するから、その知識が結びつきにくい」と感じていたのです。
 
これは、共感する方も多いでしょう。歴史を流れで覚えたいのに、今週は中国の歴史、来週はヨーロッパの歴史、次の週は文化史、というように並行して学習するため、せっかく覚えていたことも次の時代になって忘れてしまったり、ごっちゃになってしまったりするのです。
 
色んな問題集や参考書に手をつけてみたものの、これではなかなか世界史の点数が伸びない、と悩んだ青戸さんは、
 
「そうだ、自分で流れがまとまったものを作れば良いんだ!」
 
と考えました。これは驚きですね。
 
そこからなんと、自分でエクセルを使って年表や地図を自分にとって分かりやすいようにカスタマイズしてまとめて、今回紹介している「エクセル世界史勉強法」を確立しました。
 
そうしてほぼ世界史の知識ゼロの状態から、受験1年目のセンター試験(現在の共通テスト)で93点を取るほどまでに実力を伸ばし、歴史ギライを克服したのです。
 
「ないなら作ってしまおう」という発想はめちゃくちゃかっこいいなと塾長である僕は感じました。
 
「パソコンを使って自分で参考書を作ってしまおう」というのが、いかにも大人の受験、という感じがしますよね! 


②エクセル勉強法は「年表」の進化系!? 

そんな青戸さんの発想からできたこの「エクセル勉強法」には、いくつかのポイントがあります。
 
その中で一番重要なのが、「出来事の種類を区別している」ということです。
 
歴史を勉強した人なら分かると思いますが基本的に歴史の教科書や参考書、資料集には「歴史年表」という重要な出来事の流れがまとまっているものがあります。
 
今回のエクセルも、年表で良いんじゃないの?と思った人も少なくないでしょう。
 
しかし青戸さんが作った表には、出来事の名前や人物だけではなく、その出来事が「内政」か「外政」かという区分がされているのです。

(サンプル)インド王朝の歴史


「内政」とは、その国の中での出来事、変化であり、例えば「教皇庁の場所がローマからアヴィニョンに移された(教皇のバビロン捕囚)」などが挙げられます。
 
それに対して「外政」は、国の外での出来事を指します。例えば「カール=マルテルがウマイヤ朝の進出を防ぐ(トゥール・ポワティエ間の戦い)」などが挙げられます。
 
世界史の出来事はその名前だけでは具体的にどのようなことが起こったのかが分かりづらいものもあるため、その詳細を書く欄を作ることでその出来事に対する解像度が高まるのです。
 
さらには「文化」という欄もあり、その時代や出来事に関連する文化的な内容もまとめられているため、一目で必要な情報がすべて確認できるようになっています。
 
他にも、「女性参政権の拡大の歴史」や「イギリスの選挙制度の変遷」など、かゆいところに手が届く年表も作られていました。

青戸さんは「全部の出来事が時系列でまとまっているものが欲しい」ということでエクセル勉強法を編み出したということですが、これなら本当に全部順番で理解できるので納得の出来ですね。


③画像を使った世界史理解 

「エクセル世界史勉強法」の魅力はそれだけではありません。
 
エクセルを使ったことある人は分かると思いますが、エクセルは一つのドキュメントの中にいくつかのシートを作ることができます。
 
そして、そのセルの中に画像を挿入することができるのです。
 
青戸さんが実際に作ったものでは、一つのシートの中に世界地図が挿入されており、色分けして国の勢力図や人物の移動などを表しています。

(サンプル)アメリカのイギリス人植民地の拡大


世界史は色んな国どうしが戦争をしたり、同盟を組んだりするため、地図で場所とともに理解することが非常に重要になります。
 
言葉だけ覚えていても対応できない場合があるからこそ、言葉も図表も同じ場所に格納できるこの勉強法は非常に価値があると言えるでしょう!
 
 
おわりに
 
今回は「エクセル世界史勉強法」ということで、実際にこの勉強法を編み出した青戸さん自身に、実際にエクセルの画面を見せてもらいつつ紹介していただきました。
 
このエクセル勉強法、今回紹介したシート以外にも「国ごとの流れ」「戦いに着目した年表」などさまざまなシートがあるようです。
 
このエクセル世界史勉強法のもっと詳しい紹介動画が、僕が塾長を務めるYouTubeチャンネル「ドラゴン桜塾」でアップロードされています。
 
みなさんにとっても、歴史だけでなく他の教科の勉強にも応用できるエッセンスが満載なので、ぜひご覧ください! 

今回の記事は、ここまでとなります。
それではまた次回の記事でお会いしましょう!

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