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ライター・西岡壱誠の自己紹介〜受験で培った正しい努力の積み方を伝えたい〜
皆さんこんにちは!これから「感情保全型」のnoteマガジン連載を担当します、現役東大生の西岡壱誠です。
東大では現在経済学部に所属しつつ、様々なメディアでの執筆活動や、書籍の出版、「リアルドラゴン桜プロジェクト」を通した教育事業などを主な活動としています。
今回の記事では、僕が東大を目指したきっかけから実際に合格するまでのことを紹介した上で、この連載を通して伝えたいことについてもお話しします!
僕が東大を目指したきっかけ
僕が中学・高校時代を過ごしたのは、偏差値50くらいの中高一貫校で、過去に東大に合格した先輩はいない、というところでした。
そこで僕は、何かの部活動やスポーツなどに打ち込むこともなく、かと言って勉強をするでもなく、という生活を送っていました。
何に対してもいまいち努力をしていなかった僕は、中学時代、ずっと学年ビリの成績でした。あまりの成績の悪さに、このままでは付属の高校には進学させられません、という勧告を受けかけたくらいです。
それに、当時の僕は、自分の成績が悪いのは「他人のせい」だと思っていました。「先生の教え方が悪い」とか、「自分は頭が悪いのは、遺伝的なものだ」とか、「運が悪かった」とか、そうやって言い訳をして、「自分のせい」として考えられていなかったんですね。
そんな僕の前に、『ドラゴン桜』の桜木建二みたいな先生が現れたのです。
その人は音楽の先生だったんですが、僕はその人とすっかり意気投合して、いつの間にか兄貴として慕うような感じになっていました。
そして、僕が高校1年から高校2年に上がる頃、先生は僕に「東大を目指せ!」と言ったのです。これが、僕が東大を目指した直接のきっかけです。
将来どうすればいいのか迷っていた僕に対して、「東大に行って自分を変えろ、人生を変えろ」と言ってくれたわけですね。
保全性が高い人って、信頼できる人から言われたこと、調べ上げた結果わかった確からしいことをそのままやって、安心感を得たいと思う事が多いんです。
このときの僕も、「自分がこうしたい」という欲求以上に、「先生が言ったから」というところが大きかったですね。
苦難の現役時代
そうやって一念発起して勉強を始めた僕は、現役時代には一日14時間位勉強していました。「バカはとにかくやるしかない」と思っていたんですね。
↑高校生時代の運動会にて。「やるしかない」という気迫。
しかし、勉強しまくった割には成績がなかなか上がらず、苦しい時期が続きました。
というのも、当時の僕は正直言って勉強法を理解していなかったんです。漫然と教科書などを読むだけで、どうやって勉強したらいいのか、問題とどうやって向き合ったらいいのか、ということがよくわかっていませんでした。自分が今どれくらいの立ち位置にいるのか、ということを俯瞰することも出来ていなかったように思います。
そうは言っても、現役時点で、東大の第一段階選抜(いわゆるセンター試験による「足切り」)を突破するまでにはなりました。これだけでも、勉強を始めた当初の僕からしたら大きな成長ではあります。しかし、まだまだ二次試験に対応できるような実力はなく、現役時代には不合格となりました。
「正しい」努力を積み上げた浪人時代
結局合格までに2浪してしまったのですが、その過程で「自分には何が必要か」ということも次第にわかってきました。
2浪した時に集中して取り組んだのが過去問演習です。50年分の過去問をノートに解いてまとめていました。過去問対策をこれ以上ないというくらい盤石にしてやっと東大と戦える、という心境でした。
『ドラゴン桜2』でも、天野くんが「なんでも100回練習しないとできないんだ」と言っていましたね。これには僕もとても共感しています。
これだけ積み上げていくと流石に成績も上がってきて、最終的には東大模試で全国4位を取るまでになりました。もちろん模試と本番では問題の出来が違うんですが、この結果には少し自信がつきました。
「凡庸なら数を積み上げるしかない。才能がないなら自信をつけないといけない。」というのは、受験を通して得たいい経験です。
この企画を通して伝えたいこと
今回の企画を通して僕が皆さんに伝えたいことは色々ありますが、その中でもまず伝えておきたいのは、「受験には、自分のことを客観的に見る力が大事だ」ということです。
ドラマ『ドラゴン桜』の3話でも話が出ていたとおり、試験の答案を評価するのは必ず他人であって、自分ではありません。
自分で「できた」と思っていても、評価する人がいいと思ってくれていなければ意味がないのです。どんなに巧みな説明をした「つもり」になっていても、説明が相手に伝わらなければ0点です。
特に東大は記述式の問題が多いため、どうやったら相手に伝わるのか、自分はどういう文章を書いているのか、その書き方で相手はわかってくれるのか、ということを特に意識しなければいけないんです。
だからこそ、皆さんにはドラマの藤井くんのように意固地になってほしくない。むしろ、客観的に自分のことを見て、自分の立ち位置、表現方法、そういうものを丁寧に俯瞰していってほしいです。
そして、もう一つ伝えたいのは、「人にはそれぞれ自分に合った努力がある」ということです。
「自分の弱みを知ってその対策を考える」というのは、今言った客観視ということとも繋がってきます。そして、そういう客観視の力や自分なりの努力の型というのは、勉強していく中で見えてくるものがあると思います。
勉強を通して、受験を通して、自分なりの努力の方法を身に着けて、それを色んな所に応用していってもらいたいなと思っています。
それでは、今後の連載でもよろしくおねがいします!
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