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あなたは予習派? 復習派? 定着率爆上げの勉強法をドラゴン桜チャンネル塾長が教えます!
はじめに
皆さんこんにちは!
ドラゴン桜チャンネル塾長の永田耕作です。
突然ですが、皆さんは予習と復習ってどっちが大事だと思いますか?
もちろん人によって意見は異なるでしょうし、当然両方のバランスは必要です。
ただ、僕は自分の経験から見ると、圧倒的に復習に時間をかけるべきだと思っています。
僕が高校生の時は、予習1に対して復習が10と言っても過言ではないくらい、復習に時間を割いていました。いわば「復習の鬼」だったのです。
なぜそんなに復習にこだわるのかというと、それはもちろん勉強の効率が爆上がりするからです。
そこで今回は、この予習と復習それぞれで何が重要なのかを、僕の視点から解説していきます!
大学受験だけでなく、他の受験や資格試験の勉強においても役に立つ考え方だと思うので、ぜひ参考にしてみてください!
① 予習を0にしないことの大切さ
まずは予習の大切さからお話しします!
先ほど僕は、自分のことを「復習の鬼」だと言いました。ですが、予習を全くしなかったわけではありません。量的に復習の方が多いだけであって、予習と復習の重要度で見れば同じくらいに考えていました。
実は予習って「少しの時間だけで爆発的に変化をもたらすことができる」んです。爆発力で言えば、復習を凌駕しうると考えています。その理由について、具体例を挙げつつ説明していきましょう。
例えば、ここから僕が急に皆さんが全く知らないようなゲームの話をつらつらと書き連ねていったとします。皆さんはそれを読んでいて楽しいでしょうか?
おそらく多くの人が全然面白くないと感じるでしょう。周りの友達から、「このゲームのキャラが〇〇って技を使ってさ、それがめちゃくちゃ強くて面白かったんだよね」と言われても、そのキャラクターも分からないどころかそもそもどういうゲームかも分かっていない状態であれば、その面白さは全く伝わらないと思います。
しかし、もし少しでもそのゲームの大まかなルールや登場するキャラクターを知っている状態でこの話を聞いたらどうでしょうか? 「え、あのキャラはこんな技使うんだ」とよりそのゲームについて知ることができたり、「弱いなと思ってたけどそんな強かったんだ」など意外な事実を知ることができて興味が湧くでしょう。
これと同じことが、学校の授業でも言えるのです。
授業で何か新しい単元を扱うときは、基本的に冒頭で単元自体の説明が行われます。例えば、数学の「因数分解」という単元であれば、「因数分解というのはこういうふうに式を分解することです」、「この因数分解は二次方程式を解くときに使われます」といった説明があります。
この最初の授業の1時間足らずで、色んな専門用語が登場します。そのため、予備知識0の状態で授業に出ると、頭がパンクしてしまうのです。
そもそも何か分かっていない因数分解というものが、何か分かっていない二次方程式に使われている、と言われても理解できるわけがありません。しかし授業は残酷で、次の授業では前回の内容は分かっている前提で、それを応用した内容が扱われるのです。
もちろん、最初に前回の授業の復習をしてくださる先生もいるでしょう。でも、授業は毎日のように行われていくので、一旦つまづくとだんだん置いてけぼりになってしまいます。
これ、めちゃくちゃ怖いと思いませんか?
でも安心してください。この怖い話がたったの10分、15分で解決する方法があるのです。それがまさに「予習」です。
予習は、「そんなに頑張らなくて良い」んです。例えば教科書の太字のところだけを確認する、基本的な公式だけ確認するだけでも構いません。英語だったら、基本的な文法構造だけは理解して、本文は別に全部読まなくても大丈夫です。
少しだけでも予習をしておくことで、初回の授業で話していることを、「これ、言葉だけは聞いたことある!」「これ予習のときはよく分かんなかった公式だけど、この問題で使うのか」と噛み砕けるようになります。そうすると、授業が進んで応用問題になっていっても、その波に乗ることができるのです。
長くなりましたが、見出しにもある通り、予習は「0にしないこと」がとても大事です。少しの時間で授業の理解度を大きく変えることができるので、ぜひ実践してみてください!
② 定着率を爆上げする復習方法
さて、いよいよ復習の話です! 「爆上げする方法」ということで、気になっている人も多いでしょう。
この方法は、ズバリ「反復」です!!
僕には皆さんの心の声が聞こえてきます。「なんだ、どんなすごい方法が来るかと期待してたのに、結局反復かよ」と。
その気持ちは分かります。それでもここで「反復」と伝えるくらい、繰り返しは重要なのです。
皆さんは、5日前の昼ご飯に何を食べたかは覚えていますか? なかなか思い出せない、という人も多いんじゃないでしょうか?
有名な「エビングハウスの忘却曲線」でも示されている通り、人間は一度インプットしたことも数日経つだけで半分以上忘れてしまうのです。
では、もう一つ質問をします。皆さんの親御さんや兄弟、仲の良い友達の名前は覚えていますか?
こちらに関しては「忘れるわけがない」と答える人がほとんどでしょう。理由は明白で、何回も何回もその名前を目にしたり、口に出したり、書いたりしているからです。だからこそ、忘れない、というより「忘れようがない」のです。
「反復」の力は絶大です。忘れちゃうようなことを、忘れられないことに変える力があるのです。ドラゴン桜でも、反復の重要性が説明されていますよね。
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皆さんも最初は「忘れるのは仕方ない」くらいの楽な気持ちで、簡単な単語や公式からで良いので反復していきましょう! 3回、5回、10回と繰り返すうちに、頭に残っていくのが実感できるはずです!
③ 復習をここまで大事にする理由とは
冒頭にも書いた通り、僕は予習の10倍くらい復習に時間をかけていたほどの「復習の鬼」です。ではなぜここまで復習を重視しているのかを、受験生時代のエピソードを基にお話ししましょう。
僕は愛知県出身だったので、東大を受験するときには1人で東京へ向かい、ホテルに泊まって受験に備えました。
このような受験生は毎年大勢いますが、おそらく多くの人は今まで勉強してきた参考書や単語帳、教科書などをたくさんリュックに詰めて、大荷物で受験に挑んでいたことでしょう。
でも僕は、たった1冊のノートしか持っていきませんでした。
元々僕はどこかに勉強しに行く時、余計な物を持っていきがちなタイプでした。どうせやらないのにあれもこれもと詰め込んで、無駄に重い荷物を運んでいました。
そんな僕が、なぜこの大事な受験本番では1冊のノートしか持っていかなかったのか。その理由はシンプルで、「その1冊のノートにこれまでやってきたことの復習をすべてまとめたから」です。
そのノートには、これまで受験勉強をしていて分からなかった問題や、忘れていた単語、大事な考え方などを書き連ねました。つまり、自分用にカスタマイズされた復習ノートだったのです。
受験直前になれば、新しくインプットをすることよりも、インプットしたことを忘れないように整理することの方が大事になります。
そのノート1冊に全ての情報を集めることで、「これだけ復習すれば大丈夫だ!」という自分の自信にもつながりました。復習が、自分を応援してくれたのです。
この自信のおかげで、僕は無事に東大に現役合格できました。だからこそ、自分は今でも物事の「復習」をとても重要に感じているし、みなさんにも大事さを知ってもらいたかったのです。
これから受験を迎える人は、ぜひノート1冊に自分のやるべきことを凝縮できるくらいに、復習をやり込んでみてください。きっと大きな自信につながり、合格が近づくはずです!
ドラゴン桜チャンネルの動画もあります!
さて、ここまで予習・復習の大切さについて3つのパートに分けてお話ししていきました。この「予習・復習」についての話は、僕が塾長を務めるYouTubeチャンネル「ドラゴン桜チャンネル」でも説明していますので、ぜひこちらもご覧ください!
今回の記事は、ここまでとなります。それではまた次回の記事でお会いしましょう!
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