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ドラゴン桜2ドラマ放送記念企画「No.1に訊け!」 #03「早食い日本チャンピオン」神山翔平さん
間も無く最終回を迎えるTBS系列日曜劇場『ドラゴン桜』。ドラマ版・原作マンガ『ドラゴン桜2』それぞれで、主人公・桜木建二が繰り返し発するのが「しのごの言わずに東大に行け!」というメッセージ。
「東大へ行くこと=No.1を獲ることに理由はいらない。ただNo.1になることが大切である」という桜木のメッセージをより深く理解するため、No.1の称号を持つ様々な方にインタビューをするnote連載「No.1に訊け!」を開始しました。
連載第3回は「早食い日本チャンピオン」の神山翔平さんにお話を聞きました。
神山 翔平(かみやま しょうへい)
茨城県出身。早食いに特化したフードファイターとして、様々な早食い大会に出場。全日本手打ちそば早食い選手権5連覇、水戸納豆早食い世界大会3回優勝、わんこそば全日本大会2回優勝など、何度もチャンピオンの座を獲得。YouTuber「茨城県産おにぎり」として活動中。
初出場の早食い大会でいきなり優勝。フードファイターの道を歩み始める。
ーーまずはじめに、神山さんのご活動について教えていただけますか?
10年程前からフードファイターとして活動をしており、全国各地で開催される様々な早食い大会に出場しています。
実績としては、茨城県・水戸市で開催されている「水戸納豆早食い世界大会」で3回優勝、岩手県花巻市で開催される「わんこそば全日本大会」でも2回優勝しており、現役日本チャンピオンでもあります。
早食い大会に出場するほかにも、様々なお店が提供している大食い・早食いメニューへのチャレンジや、フードファイトに関する情報発信活動などを行っています。
ーー様々な早食い大会で何度も優勝されているのは、本当にすごいですね。
フードファイターの活動は少々変わっており、万人受けするものではないのですが、やるからにはこの競技に真剣に向き合おうと思い、日々トレーニングに精進しています。努力が実り、結果に結びつくことは、とても嬉しく思っています。
ーー神山さんがフードファイターとしての活動を始められたきっかけを教えていただけますか?
フードファイターとしての活動を始めたきっかけは、学生時代のある日、友人から、蕎麦の早食い大会への出場を勧められたことでした。
その大会は、1位が5万円、5位以内で5千円の賞金があり、5位以内に入賞して5千円でも貰えたらラッキーだなと、軽い気持ちで出場してみたら、なんと優勝してしまいました。
ーー初出場でいきなり優勝だったんですね。もともと早食いは得意だったのですか?
学生の頃から、友人達と食事に行った際、早食いを競い合うような遊びをしていました。当時から友人達の中で、僕だけ圧倒的に食べるスピードが早く、ハンデで大盛りで臨むということもよくありました。
ただ、当時は友人の中では早い方、と思っていたくらいだったのですが、たまたま遊びで出場してみた蕎麦の早食い大会で優勝して手応えを感じ、本格的にフードファイターとしての活動を開始しました。
ーーフードファイト業界にとって、神山さんの登場は結構な衝撃的だったんじゃないですか?
そうですね。初出場した蕎麦の早食い大会には、フードファイトのTV番組にも出ていた有名なフードファイターの方々も出ていらっしゃっていました。
そんな中で初出場の僕がいきなり優勝してしまって。メディアの方々からも、「フードファイターの超新星現る」という内容で、数多く取り上げて頂きました。
勝負に勝つために、練習では本番環境を徹底的に再現しろ!
ーー神山さんの納豆の早食い大会の出場動画、YouTubeで拝見させて頂きました。正直、早すぎて衝撃を受けたのですが、何か秘訣はあるのでしょうか?
ありがとうございます。おそらく早食いに向いている先天的な性質も、一つの要因ではあると思います。
ですが、それだけでなく、フードファイターとして活動をするならとことん突き詰めたいという想いから、日々どうやったら早く食べることができるか研究した結果、上達することができたんだと考えています。
ーー素晴らしいですね。具体的には、どのような研究をされていたのでしょうか?
2連覇することができた「水戸納豆早食い世界大会」は、大会で使用される納豆の種類もわかっていたので、事前に購入して、ご飯の量も大会に合わせた量にしたうえで、時間を測って何度も早食い練習を重ねていました。
大会の環境をなるべく再現するために、大会で使われているものに似た形状のプラスチックの器を業務スーパーで購入し、それを使って練習に励んでいました。
ーーそこまで再現するのですね。容器ひとつで、結果が変わってくるものですか?
やっぱり全然違ってきますね。プラスチックの容器の窪みにご飯粒が残ってしまうことがあるので、その対策を事前にできているだけで、タイムが変わってきます。
納豆早食い大会は、ご飯粒を一粒も残してはいけないという大会ルールがあるので、ラストスパートで米粒をかき集めることなど、細かい部分の練習をしておくことが大切だと思います。
ーー神山さんはこれまで様々な早食い大会に出られていますが、それぞれのコツって違うものですか?
はい、やはり違いますね。例えば「水戸納豆早食い世界大会」は、タイムを小数点までしっかりと記録する大会なんですよ。
接戦だと0コンマ何秒の差で負けることもあるので、先ほど話した最後の米粒をかき集めたりするところなど、ラストスパートをどうやったら少しでも早くできるかなど、コンマ1秒単位で早くする点を意識して練習していました。
「わんこそば全日本大会」だと、競技時間が5分あるので、早食いというより、大食いに近い競技でもあるので、大会の日程に合わせて、逆算して胃袋を大きくしておくようにしています。
ーーアスリートのようですね。他にはどのような大会に出場されているのですか?
変わったところでは、神奈川で開催されている「わんこ豆腐早食い大会」にも出場しています。
この大会は、わんこそばの要領でお椀に入った豆腐を時間内に何杯食べられたかを競います。毎年3月頃に開催されるので、寒い中で冷たい豆腐を食べるとことは、慣れが必要なので、事前に豆腐を買い込んで、練習しています。
ーー神山さんにとって、フードファイトの魅力は何ですか?
最初始めたきっかけは、色々な大会に出場したら、勝てるんじゃないかというものでした。活動を続ける中で、自分と同じように様々な早食い大会に出場されている方と知り合って、その方々と真剣勝負をしていくことが今はとても面白いです。
大人になって真剣勝負をして、勝ち負けが決まることってあまりないじゃないですか。フードファイトでは、その体験ができるので、その点でも魅力的です。
また、様々なお店の早食いメニューに挑むために、全国各地のお店に遠征してお店の方達と知り合いになることができ、交流の輪が広まっていくことも好きな点のひとつです。
No.1を目指すなら、No.1になるための事前準備をやり切れ!
ーー神山さんは、これまで何度も早食いチャンピオンになられていますが、あえて抽象化をするとしたら、No.1になるために大切なことは何でしょうか?
スポーツも競技によって、トレーニングするべき内容が変わってくるように、早食いも、「早く食べる」という単純な競技ではあるのですが、食材によって柔らかかったり固かったり、熱かったり冷たかったり、様々な違いがあります。
それぞれの競技の特性を理解した上で、対策をちゃんとやっておかないと勝つことはできないと思います。No.1になるための事前準備をどこまでやり切っておけるかが、大切なんじゃないでしょうか。
ーーやっぱりNo.1になるには、やるべきことを地道にちゃんとやることが大切なのですね。最後に、神山さんの今後の目標について教えてください。
コロナ禍の影響で、今まで出ていた大会が中止になり、ここ1年はフードファイターとしての活動ができていません。これから少しずつイベントが再開し始めてきたら、また大会に出場して勝てるようにしたいです。
直近の一番の目標は、「わんこそば全日本大会」が来年の2月にある予定なのですが、前回に引き続き優勝し、連覇したいです。もう61回もやっている歴史の長い大会なのですが、その大会を連覇し、大会記録の更新も目指したいです。
ーー今後のチャレンジ、応援しています。今日はありがとうございました。
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