「詰め込みなしに思考力は育たない」東大生が指摘する見落としやすい落とし穴
みなさん、こんにちは!
現役東大生ライターの布施川天馬です。
みなさんは、「考えること」は暗記よりも大事だと思うでしょうか? 最近の教育の風潮は、詰め込みよりもとにかく思考力を伸ばそうという方向になっているようですが、これは正しいことだと思いますか?
東大生なんて、さぞ詰め込み学習をしてきたのだろうと思われるかもしれません。しかし、実は皆さんが想像されるような地獄の詰め込み学習をしてきた学生の数は、そう多くありません。
むしろ、のびのびと自分のやりたい勉強をしていたら、その延長線上に東大合格があった……というパターンのほうが多いように感じます。
僕自身の経験を振り返ってみても、詰め込んで詰め込んで合格した! という印象は持っていません。ただ、やるべきことを深掘りしていたら、気が付いたら東大に受かっていたという感覚があります。
それでは、詰め込みよりも考える力を伸ばす勉強をした方がよいのでしょうか?
矛盾するようですが、僕はそう思いません。多少強引でも、詰め込んでしまった方がいいように感じるときがほとんどです。
それがよくわかるドラゴン桜の一シーンがあります。
東大受験に有利な情報が満載の東大新聞を見てはしゃぐ矢島と水野の二人。
彼らを見て、桜木は「全国の受験生がみんな東大新聞の存在を知っているはずがない。これはどういうことかわかるか」と問いかけます。
その答えは「世の中は『知る者』と『知らざる者』に分かれる」というものでした。一見するとあたり前なようですが、これほど残酷に真実を表している言葉はありません。
つまり、知らざる者は、どこまで行っても知らざる者なのです。
ここから先は
リアルドラゴン桜 東大生たちから学ぶ、逆転合格の作法
実際の東大生の中にも、ドラゴン桜のように、様々な工夫・出会いを経て、東大合格を勝ち取った『リアルドラゴン桜』な東大生たちがいる。 そんな…
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?