ワーク・エンゲージメントの力:職場の熱意と影響の連鎖
こんにちは。
朝夕は冷え込みが厳しくなってきましたね。
暑がりな我が子はいまだに短パン半袖で寝ております。
頼むから長袖を着てほしい・・
さて、今日は「ワーク・エンゲージメント」について。
そもそも、ワーク・エンゲージメントとは?
・「熱意」:仕事に誇りややりがいを感じている
・「没頭」:仕事に熱心に取り組んでいる
・「活力」:仕事から活力を得て活き活きしている
仕事をすることへのポジティブな認知・態度の事でこの3つに特徴づけられます。
ワーク・エンゲージメントが高いと心身が健康で生産性が高い状態で働くことが出来るとされています。
ワーク・エンゲージメントが高いと得られる効果には以下のようなものがあります。
①健康:心身健康で睡眠の質がいい
②仕事や組織に対する態度:仕事に積極的に関わる。職務満足度が高い。組織への愛着が高い。
③パフォーマンス:自己啓発や学習への意欲、創造性が高い。役割行動へも役割行動以外にも積極的で、リーダーシップ行動が適切である。
良い効果しかないですよね。
では、ワーク・エンゲージメントを上げるにはどうすれば良いのか?
これには「個人の資源」と「仕事の資源」2つの向上を考える必要があります。
①個人の資源:ポジティブな自己評価であり、周囲の環境をうまくコントロールし、影響を与えることができるという個人の感覚
→自己効力感、レジリエンス、組織での自尊心など個人が持つ強み
②仕事の資源:仕事の要求度やそれに関連する身体的、精神的な負担を軽減し、仕事上の目的達成を促進し、個人の成長や発達を促進し続けるための物理的、社会的、組織的な仕事の側面
→裁量権、上司や同僚の支援、仕事の意義、組織との信頼関係など職場の強み、役割明確さ、成長の機会、公正な評価
個人として出来る事と、会社としてして出来る事があるので自分の立場で出来る事を取り入れていくのが良いのではないかと思います。
個人の資源としては、仕事を楽しいと思えるかどうかが大きいのではないかと思います。
前職はアパレルで働いていたのですが、ワーク・エンゲージメントの高い人が多かったように思います。
これは単純に服が好きな人、人に合ったコディネートを組むのが好きな人、人と話すのが好きな人、売り上げを伸ばすのが好きな人など、個人の好きな事を生かせる職種(業種)で合った事が大きいかと思います。
でも、離職はとても高かったです。
これは結婚後も働けるか、給与面などの環境要因と、信頼できる人、相談できる人はいるか?などの人間関係のなどのストレス要因が高かった事があげられると思います。
ワーク・エンゲージメントを高めるためにはストレス要因を減らすことも同時進行でないと結果は伴わないという事ですよね。
今思えば、これまでに影響を受けた方が沢山いたのですが、今皆さんどうしてるのかなぁとふと気になりました。
そういえば、ワーク・エンゲージメントって伝染るらしいです。
いわゆる「影響の輪」というやつですね。
いい意味でも、悪い意味でも伝染するみたいなので自分の周りを振り返ってみると、何か気付きがあるかもしれませんね。
影響を受ける側ではなく与える側になれていたら、凄い事ですし
影響を受けた人の事って「あの人のおかげで今の自分がある」と思えるので、何年経っても忘れないものだなと改めて感じる今日この頃です。