泣いていいんだよ
大事な存在がお空に帰っていったとき、
涙でないことがある。
だって泣いちゃったらさ、
もう抱きしめられないこと、
認めなきゃいけなくなるもん。
いなくなったこと、
感じなきゃいけなくなるんだもん。
つらいよ。悲しいよ。
事故、病気、老衰、色んな状態で迎えるその時は、
心の準備があってもなくても、
すごく大きいことで。
泣きたいんだろうけど、泣けない。
その気持ち、すごくわかるんだ。
小学校の時は家に帰っても、
暗くなっても家に一人。
心の支えは飼ってたうさぎと亀だった。
外で暮らしていたうさぎのおうちは、
野犬に食いちぎられて穴をあけられて、
7匹いたうさぎはどこにもいないという朝を
いきなり迎えた。
状況が飲み込めず、
でも、朝と夕方ご飯をあげにいくことを
しなくなった日常に
心にぽっかり穴があいたまんま
泣けない日々を過ごした。
ご近所さんから、
あんたんちのうさぎじゃない?って
連絡が来るたびに
受け止めざるをえなくなり
泣き始めたかな。
片足食いちぎられたけど
生きていてくれたのが
白黒のパンダウサギ。
生き残ってくれた子がいたから、
なんとか持ち直した。
そういえば
今私の膝の上にいるのも、
白黒のパンダ猫だな・・・・・。
いつもとなりで授業を受けて、
一緒に泣いてチャレンジもしてきた友達が
自殺しちゃった時も
しばらく泣けなったな。
受け入れるのに時間がかかった。
ぽっかり空いた心の穴が
涙でいっぱいになったとき、
きっと今までの魂との交流が
身体に染み込んで融合していくんじゃないかなぁ。
いっぱい泣いて、泣ききった後、
新しいステージに向かう自分になれたりする。
少しずつ、少しずつ、
無理しなくていいから、
泣いても大丈夫だよ。
ちょっとずつ、ちょっとずつ、
受け入れていけばいいと思うんだ。
ゆっくり、ゆっくり、無理しなくていいから。
涙と一緒に、きっと大事な存在だった魂が
身体に染み込んでいってくれるから。
固まってる自分、溶かしていってくれるから。
涙ってね、あったかいよ。
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