チームの苦手分野を見つけてAIで補う!AI企業のチームビルディング施策
こんにちは。株式会社miiboでBXデザイナーをしています、玉田です。
今回は、株式会社miiboのチームビルディング施策についてご紹介します!
ポイントは、ワークだけを実施して終わりにせず、ワークの結果を踏まえてその後にも長期的に活用できるAIを作成したことです!
今回は特別にAI作成のためのプロンプトも掲載しております!AI企業でなくてもどなたでもすぐに真似できるものですので、ぜひチェックしてみてくださいね。
この記事はこんな方におすすめです
社内の組織づくり・カルチャー醸成を担当している方
社内イベントのコンテンツが枯渇してきた、という方
他社がどんなチームビルディング企画をやっているのか気になる!という方
生成AIや会話型AIに興味のある方
チームビルディングワークをやることになったきっかけ
①組織の拡大
株式会社miiboは、「AI Joy Boost! - AIで、人を社会を幸せにする」というミッションのもと、2023年4月7日に設立しました。ノーコード対話型AI構築サービス「miibo」の提供を通し、AI開発の課題を解決し、効率的にAIプロダクトを開発できるプラットフォームとしてさらなる成長を目指してきました。
今年4月にはめでたく創業1周年を迎え、メンバー数も今では20名へと大きく成長しました。
チームごとの人数も拡大しており、今回チームビルディングを実施したマーケティング・サクセス・ブランディングチームも6月に8名になりました。
また、チームのメンバーはマーケティング担当、コミュニティマネージャー、ブランディング担当、デザイナーなど様々なバックグラウンドを持っており、複業としてジョインしているメンバーやフルリモートで稼働しているメンバーもいるため、今後円滑に仕事を進めていくためにはメンバー同士の相互理解が必要不可欠だと考えました。
②ブランディングチームのミッション:「EX(従業員体験)の向上」
私はBX(Brand Experience)デザイナーという肩書きでブランディングのチームに所属しており、チームのミッションの1つとして「EX(Employee Experience)の向上」を担っています。
昨今では人材の流動性や人材不足などの理由によりEXの向上が重要視されています。これらの理由はもちろんのことですが、数多の企業の中からご縁があってmiiboで一緒に働いていてくれているメンバー全員に「miiboで働いていて良かった」と感じてもらえるような体験を設計したいと考えています。
EX向上のための施策は業務の観点、働き方の観点など様々な観点から考えて実施していますが、今回のチームビルディングワークは働き方の視点から「お互いに助け合うことができるような、組織文化を醸成する」ことを目的とした施策の1つです。
それぞれ診断したMBTIの結果を持ち寄ってワークスタート!
今回ワークに活用したのは今や日本でもメジャーになっているMBTI(16 Personalities)診断です。
数年前から度々話題に上がっている印象ですが、私個人的にもプライベートでMBTIを活用して家族や友人と議論したり、相互理解の材料にしていることも多く、チームビルディングの第一歩として気軽に活用できるのではと考えました。
余談ですが、韓国のとあるYouTubeチャンネルのMBTI動画シリーズはとても分かりやすいのでおすすめです(日本語字幕あり)
「Fの恋愛 / Tは理解不能」
とはいえ、あくまでMBTIは1つのツールに過ぎないので、もちろん診断結果が100%当てはまるとは限りません。
ただ、自分の性格のことや仕事に関する考え方を自ら開示するってとても難しいことです。機会もないですし、自己分析したり言語化するのも意外と難易度が高いものです。
そこで、診断結果を利用することで「私、結果はこうだったけどこの部分は自分には当てはまらないと思っています」とか「私、この部分はこの結果の通りなんです」など、既に言語化されたものをネタに自己を開示することができ、さらに自分が他のメンバーに強みや弱みをどのように認識されているのかの情報交換ができます!
アイスブレイク:まずはそれぞれの診断結果について見てみる
まずはそれぞれ診断されたタイプとその特徴について、本人が主観的にみてどうなのか、よく一緒に仕事をするメンバーが客観的に見るとどうなのかを話してみました。
今回は偶然にもメンバー全員がNF型(外交官グループ)と呼ばれるタイプに属しており、似ていたり共感する部分もあったり、メンバーによっては仕事の時とプライベートの時で変わる部分があったりと、大いに盛り上がりました!
次は16タイプ全体の中で見てみる
今度はメンバー全員の属する「外交官グループ」の特徴を見てみます。
人とチームワークを発揮しながらの仕事が好きなメンバーばかりで、他人への共感力が強いことが特徴として見えてきました。これには本人たちも納得の結果。
また、miiboのマーケ・サクセス・ブランディングチームはチーム内でのリファラル採用がほとんどで、自分に似ているタイプで一緒に仕事をしやすい人を誘ったパターンが多そうだということが分かりました。
もっと詳しく分析して、チームの弱みや苦手分野を見つける
今度は、4つのカテゴリごとにメンバーがどんな性格なのかを見ていきます。
先述の通り、チームメンバー全員がNF型なので、チームにはS(現実型)とT(思考型)の要素に穴があることが分かります。
したがって、こんなことに気をつけよう!という結論になりました。
チームの弱みをカバーするAIを作成!
このチームビルディングワークを終えてすぐに、メンバーがS(現実型/感覚型)とT(思考型)の要素を補ってくれるAI(通称:STくん)をmiiboで作ってくれました!
作り方はたったこれだけで、作成者曰く15分もかからず作れたとのことでした!
SとTの特徴と具体例を作成(今回はPerplexity AIを用いて自動で作成)
miiboのプロンプトテンプレートに1の内容を追記
何か質問して回答をテスト→プロンプトを微調整
3を数回繰り返し
試しにチームで生み出したアイディアを投げてみると、SタイプとTタイプの観点からアドバイスを返してくれました!
せっかく見つけたチームの弱みを、AIの力を借りて補えることができます。今ではすぐにアドバイスをもらえるよう、Slackから呼び出せるようにもなっています。
miiboではミーティングの議事録もAIに参加してもらってテキスト化しているので、その議事録もSTくんに投げてみることもできそうです!まさにmiiboのバリューの1つである『Believe in AI』*にぴったりですね!
おまけ:「STくん」のプロンプトを大公開!
「STくん」は下記のプロンプトで作成しています。ぜひ真似したり、アレンジして作成してみてくださいね!
miiboで一緒にはたらくメンバーを募集
miiboは、企業さまでの利用なども含めて、より多くの方々にミドルウェアとして活用していただけるよう、サービスの拡充をしていきます。
ぜひ一緒に「Believe in AI」、AIの可能性を信じて、GAFAMにも到達できないようなチャレンジをしませんか。
まずはカジュアル面談だけでも、お気軽にお問い合せください!
みなさまのご応募を心よりお待ちしております!