カードを深める、地道で簡単な方法
ライトワークス五反田本店さまにてオラクルカードのワークショップをさせていただくようになって、3年でしょうか。当時の店長さんから、とあるカードについてのご相談を受けたのがキッカケでした。
そのデッキを購入し、カードの特徴をじっくりみる中で、これはオラクルカードの直感リーディングを教えさせていただくのに、ものすごく適しているなあと思いました。
これでワークショップが出来ますよ!ということで始まったのが、店舗内で行われるワークショップイベントなのです。
カードの読み方には色々あるのですが、「Sayakaのオラクルカード・カフェ」は、わたしがリーディングする際にどうやっているのか?ということをベースにしています。アウトプットに至るまでの経緯を逆算して、構造化し、順を追って積み上げたものが、ワークショップになっています。
地道だけどすごく役に立つこと
このワークショップの初級編でお話ししていることなのですが、カードを読むのにとても役立つのが「カードの要素分解」です。
これは、カードの一枚一枚を、本当に細かく観ていくことをやるのですが、絵画の世界で言うなら、モノを見る目を養う「デッサン」と同じようなことにあたります。
カードを読むための基礎づくりが、要素分解なのです。これをしっかりやると、カードから読み取れる要素は劇的に増えますし、結果的にかなり深いリーディングが出来るようになります。
言葉だけではなく、そこに描かれているパーツ、色、テクスチャーなどは全て意味を持ち得ます。それらをシンボルとして捉え、意味を見出す作業がとても役に立つ訳なのです。
カード一枚一枚を観て、描かれている要素を書き出すところから
この作業は地道ですが、直感リーディングに欠かせない象意のボキャブラリーを増やしてくれます。
わたしのワークショップでは、「マーメイド&ドルフィンオラクルカード」を使います。このカードは15年前に手に入れたカードのひとつで、物語性の高いカードデッキです。
カードに描かれている要素が沢山あって、多様な解釈を可能にするため、とても使いやすいものなのです。
カードに描かれている様々なシンボルを洗い出す作業は、1人でやると中々ハードですが、みんなでやると、拡がりがあって刺激的です。
でも、自分だけで学ぶことも出来ますから、リーディングを深めたい方はぜひやってみてください。
そして内省…
近年、生徒さん達を見守る中で感じているのですが、本当に素晴らしい才能を発揮される方々が増えて来ています。うれしい反面、驚異的であり、脅威的でもあります。
わたしがオラクルカードに魅了された15年前とは違って、学べる機会は圧倒的に増えていますし、情報量も圧倒的に増えました。
これでは先生としての面子が立たないな…と思うことも時折あって、当時のノートを読み返したり、学びを深めるために本を買って読んだり。それでも感じる不足感があります。
先生をやり続けるには、学びが必要なのだった
改めて思います。先生をやり続けるには、学びが必要なのだなあ…ということ。3年続いたので、次が見えてくるタイミングでもあるのですが、最近勉強不足を感じてなりません。
当時のわたしは、惜しみなく何百万をかけて贅沢に学び、実践もして来ました。しかし15年の間には新しいものも増え、自分のやり方にやはりどこか、慣れによる偏りを感じることがあるのです。
これは、リーディングを行う上で、かなり気をつけたいポイントなのですが、自分自身のリーディングに対して時折感じるので、あまり良い状況ではないなと思うのです。
という訳で、最近手に入れたデッキを学ぶための時間を半年位集中して取ることに決めました。ノートを用意して、準備を終えたところです。
同じデッキをお持ちで、要素分解をやりたい方がいらっしゃるようでしたら、木曜日にお声がけください。ぜひシェアし合いましょう!