僕のnoteの使い道
フォトグラファー・ビデオグラファーとして活動しているまべともです。今回も”エモい”記事をお届けしようと思います。
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香川県には琴平町という町がある。
山の中腹に大きな神社「琴平神社」があり、その神社めがけてまっすぐに階段が連なっている。その道の脇にはたくさんの露店。いわゆる門前町だ。
金毘羅大権現とも称され、こんぴらさんの呼び名で知られる
らしい。地名は「琴平(ことひら)」だが、地元では場所も総称して「こんぴらさん」と呼ぶ人がほとんとだ。
「こんぴらさん行こう」=「琴平行こう」
こんな感じだ。
地名に「さん」を付けるあたりに親しみやすさを感じる。しかも、山の中腹に存在しているにも関わらず、「海の神様」であるという。トレードマークは「黄色い幸せ」。なんとも謎が多い神社である。
それぞれに理由があるらしいので詳しくはググって頂きたい。
さて、そんな門前町でスナップ写真を撮影した。
撮影機材はFUJIFILMの「X-T4」。レンズはVILTROXの「23mm1.4F」だ。
「クラシックネガ」というフィルターを使用している。エモさ前回のfavoriteフィルムだ。
単焦点一本勝負。失敗は許されない。記念すべきnote一発目投稿はX-T4のスナップ大量投稿とさせて頂きたい。
こんぴらさん撮影
まずは琴平町に駐車。駐車のおっちゃんが至る所に立っており、道行く全ての車に手招きをしている。僕もその流れに沿って招かれ駐車を完了。
いったいどうやってドライバーが観光客かどうかを見分けているのかは謎だ。長年の感とでも言うべきなのだろうか。
観光地の昔ながらの風景。雨の日はどうしているのか気になるところ。
神社へと続く道はいかにも観光地。偶然人が少ないタイミングの写真となっているが、もう少し人はいた。コロナ禍であれど県外ナンバーも多く、それなりに賑わう。
どうやらこの道が表参道のよう。
金陵という地酒も有名らしく、その作り方博物館もあった。博物館の真ん中に生える神木があまりに立派だったのでそこでも一枚。
この博物館の入り口には人力車も。学生時代人力車マンだった僕にとっては「まさかこんなところで」という思いだ。しかも見た感じかなり上質な車のようだ。(ちなみに人力車も立派な「車両」であり、ナンバープレートもつけるし保険も存在する)
おっと今度はしょんべん小僧の登場だ。しっかりマスクをしているあたり、店主の情勢への反応の高さが伺える。
露店もザ・観光地という感じ。これはこれで悪くない。これがなければ始まらない。そんな雰囲気を出してくれている。
そんな中一件の都会チックなカフェを発見。「明星珈琲店」(AKABOSHI COFFEE)後にこのカフェで作業をする事になる
階段道が始まる。山の中腹にある本殿までは約800段。さらに奥社まで行こうものなら1400段程度の階段を上らなければならない。しかし途中に露店がある形であれば楽しいものだ。
時々振り返る。階段が急な事もあり振り返ると「あ、高いところにいる」という実感が湧く。
そして前を見て少しため息をつく。
たまに「写真を撮ってくれ!」と叫んでそうなマスコットも。もちろん、撮らせて頂きます。
偶然にもいい感じに撮れてしまった見知らぬ人の背中。髪型とファッションセンスがとても良い。気温35℃の中、長袖というのもこだわりがあるのだろう。センスの良い一枚をありがとう。
ふとした壁に、同化している扉を発見。鍵がレトロだ。
けっこう登ったと感じたのだが、どうやらまだ77段らしい。こんか風に至る所に現在の段数が書かれている。800段と思うと、気が遠くなる。
中腹に宿を発見。表参道の沿いにあるという事はここまで毎日歩いているという事なのか。と思いきや、ちゃんと表参道ならぬ裏参道もある。
これでもかという程見る「氷」の暖簾。
商売・建物の全てがこの階段を中心としている。
300段を超え、露店街道が終了。一気に神社っぽい荘厳な雰囲気へと変わる。入口ではお土産もののお菓子を売る方々が。蚊がたくさんいつんだろうか、蚊取り線香の匂いが強烈だった。ありがたいからいいんだけどね。
この道を進めば本堂への+400段が始まる。今回はもともとここまでと決めていたので(ここからは神社感がとても強まる為)ここで引き返すことに。
クルっと振り返ってみるとそれはそれで綺麗な写真が。
何度も言うが35℃という絶賛猛暑日の中での撮影だった為、服はびっちょびちょに汗をかいていたが、これはこれでがんばった証で良しとしよう。
次回のnoteで後半~夜にかけての撮影風景をお届け予定。