位置について
許されたかったんだと思った。
私の根幹には悲しい事に面倒くさいが根付いてしまっていて、考え方にもそれがかなりの割合で影響している。
頑張れと言われたく無いから頑張れと言わない。
人に何かを求める事は自らのハードルを上げてしまうだけであって、それが嫌だから私は何もしないでいるんだ。
私は自分が悪だと知っている。
私は自分が悪いと知っている。
だから私は何と責められようが言い訳のしようが無いし、それを正面から受け入れるしかない。私に期待してくれている人からの言葉ならば尚更。
ただ頑張って、頑張って、そうしないと続けられない関係ならば別にいらないかなと少し思ってしまう自分が居るのは正直すぎるだろうか。
彼女の事は大好きだし、ずっと一緒に居たい。
私は我儘だ。
彼女は余りにも正しくて。
いつも正解だった。
不正解の私に思う事が無い訳がなくて。
「あなたの頑張る理由に私がなれていない事がただ寂しいだけ。」とそう一言だけ伝えられたあの日、あの居酒屋で飲んだ日本酒は少し辛めだった。
久しぶりに心を許せる友達とご飯へ行った。
いろいろな話をした。
彼は肯定してくれた。
私は許されたかったんだと分かった。
理解されたかったんだと分かった。
君は君だよと言ってもらえた気がした。
彼と話してやっと自分のモヤモヤが少し晴れた。
ここからなんだと思う、きっと、何かが変わるとするのならば。
よーい
ドン。