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不得意だったイラストが趣味になって30代後半の今も継続、不定期収入を得るに至るまで。

僕はもともと高校の美術の成績は5段階で3、かなり出来が良くて4程度。クラスでも中の下の成績でした。大して得意ではなかったイラストを高校2年の時にはじめて、36歳に至る現在まで20年近く続けています。

最近はイラストでいいねを平均で三桁前半いただけるようになり、イラスト活動が楽しくなっています。

その上、コミケで不定期とはいえ万単位のお代をいただけるようになりました(収支とかここでは無視します・・・)。

ここに至った経緯と、その理由について手短に説明したいと思います。なんとか2000字以内にしたい。


元々好きなキャラを可愛く描きたい欲求があった

多くの人にもそうであるように、僕にとって、漫画やアニメのキャラとは身近なものでした。

「涼宮ハルヒの憂鬱」という作品の「鶴屋さん」というキャラが好きで、頭の中には常に彼女がいました。

鶴屋さんをうまく描きたい・・・そこで、当時の2chから「人を描くって楽しいね」というサイトを見つけ、人体デッサンからはじめました。

最初は線は引けない、模写はまともに出来ない、ポーズが思いつかない。とても人に見せられるものではありませんでした。おまけに数年後pixivが登場し、神絵師と自分との差に絶望する日々。

ですが、妄想を形にしたくて、恥を忍んでpixivに投稿しては評価がもらえず撃沈。

イラストの上達スピードから考えて、彼女を満足のいくクォリティで描くのは無理だと当時は思ってました。

そして、ついぞ鶴屋さんのイラストをネットにアップロードすることは叶いませんでした。

今でも描くキャラはすべて可愛く描きたい欲求があります。僕のイラスト活動の原点の話です。

自分なりの上達方法を見出した

美術に加えて、勉強も学校の中では中の下でした。唯一得意だったのは国語。分析力・読解力が評価されて、卒業直前の課題が学年で最高評価の三人のうちの一人に入ったと、先生に教えてもらいました。

それからグダグダやって、令和の時代。完全に落ちこぼれていた僕ですが、Youtubeに学習系動画、特にビジネス系のものが沢山アップロードされるようになり、暇な時にながめていました。

そしてさいとうなおき先生をはじめとするイラスト系Youtuberが現れ、イラスト学習が動画で手軽にできるようになりました。

それらの動画の中で自分に取り入れられそうな情報を集約すると、その中にある程度の共通点が見つかったんです。

上達の極意(みたびの場合)

  • 練習よりは本番を継続してこなすと、「うまく描かなきゃ」と自分に負荷がかかって上達が早まる

  • 線画は輪郭の集まりであり、場所によっては陰の一部となる(線が太くなる)

  • お手本や資料を見ないで描いても意味がない、上達が遅れる

  • 描けるイラストばかり描いていると、同じアングルしか描けない、上達しない

  • 陰の大きさ等、イラストの見た目のためには嘘をついてもいい

  • イラストとは覚えゲー、できない所を潰していくことが上達

  • 小手先のスキルよりは知識と実践の世界

  • 結局継続は力なり、作業興奮こそが正義

これはあくまで僕の見つけた共通点です。これだけ見つかったおかげで、自分がサボりそうな時に「サボっていいよ」「今は継続すべきだ」とどっちも自分に指示できるようになったし、定期的にやってくるスランプからの脱出も早くなっています。

知識武装が実践と結びついて、さらなる知識武装につながる。自分の中でいいサイクルが生まれていると思います。おまけにモチベーションもこの20年で過去一高いです。

身も蓋もない話・・・環境に恵まれた

これ言っちゃうとおしまいなんですが、仕事や環境に恵まれたおかげでイラスト活動に集中できている部分はかなりデカいのかなと。

能力が100あって絵を描く暇が無い人と、10しかなくても余裕がある人とでは、10年後には両者に絶望的な差が生まれています。当然後者が圧勝します(何を持って勝ちとするのかはまた難しいところですが、長くなるのでここでは触れません)。

運も良かった

ネガティブな性格がここでは慎重な行動という方向で幸いしてか、周りの人間関係にも恵まれ、トラブルらしいトラブルに合ってません。

これはこれまで運が良かったのでしょう。何かの拍子にバズって評価に見合わないフォロワーを獲得してしまったり、誰かの悪意の標的になったりしたら簡単に折れていたかもしれません。

まとめ 欲求*知識*運=継続力+上達力

趣味を続けられるって、環境や運による所が大きいと思います。なので、これまで上げてきた中でコントロールできるのは、描きたいという欲求と知識武装の部分だけでしょう。

今後は不定期収入を定期収入に変えて、落ちこぼれ人生を少しでも自分の力で上昇させていけるように、頑張りたいと思います。

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