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コミケでの男性向けマイナー二次創作ジャンルのススメ(サークル参加)

どうも、みたびです。

僕はこれまで2回コミケにサークル参加しています。ジャンルは「私に天使が舞い降りた!」で、原作供給は安定しイベントも、映画版で聖地となった埼玉県の長瀞等で定期的に行われているようです(北海道民なので参加できず)。

ですがこのジャンル、手堅い人気の原作があるにも関わらず、いわゆる「島」を形成するに至らずに終わってしまう開催も見られるようになってきました。

というか、男性向けマイナー二次創作ジャンルがC90あたりに比べて、自分の感覚ですが全体的に衰退しているように思えます。

そこで、マイナー二次創作ジャンルが頒布・購買ともに主戦場の僕が、自分の私腹を肥やす、もといマイナージャンルの本が欲しいがために、男性向けマイナー二次創作のススメを書いてみたいと思います。

なお、同人誌即売会はコミケしか参加したことがないため、掲載するノウハウ等もコミケ専用のものとなります。ご了承ください。

そもそも男性向けマイナー二次創作ジャンルとは?

僕が想定しているのは、きらら系・四コマ雑誌系の男性を対象としたジャンルの中でも、マイナーなものです。マイナーと言うと大変申し訳ないのですが、「恋する小惑星」「星屑テレパス」「スローループ」「ゆるゆり」「らき☆すた」「けいおん!」「ひだまりスケッチ」「紡ぐ乙女と大正の月」・・・ざっと思いついたのはこんなところです。「私に天使が舞い降りた!」もここに入ります(上げた作品の中でもさらにサークル数の優劣があります)。「勝手にマイナーにすんな!」って思われた方、すみません・・・。これはあくまで私感です。

これがマイナーからメジャーになると「ご注文はうさぎですか?」「ぼっち・ざ・ろっく!」あたりになるでしょうか。

下手すると原作者が別ジャンルでサークル参加していることもあります。「紡ぐ乙女と大正の月」の原作者はC104にも参加されていたようですね。「ぼっち・ざ・ろっく!」の原作者も同じブースにいらっしゃったとか(Twitter情報ですが)。

さてさて、この男性向けマイナー二次創作ジャンル。実はコミケデビューにうってつけなのです。

コミケウェブカタログでジャンル名・作品名が検索される

同じジャンルの中にサークルが10以上あるとこれはあまり当てはまらないのですが、コミケ専用のウェブカタログでアニメのタイトルなどで検索した人が、サークルカットを見て当日ブースに来てくれる可能性があります。

というのも、実感としてどんなジャンルにも、20~30人は「このジャンルの本がほしい!」という方がいるようなんです。

例えば、C103(2023年冬コミ)では、「私に天使が舞い降りた!」をメインジャンルとしたサークルは当日、目測で僕の所を入れて3つしかありませんでした。

後で売れ行きのデータをグラフで示しますが、結果として37部捌けました

ちなみに、僕のTwitetrのフォロワーは当時たしか500人程度です。

どうでしょう、やれる気がしてきませんか?

フォロワー1万人以上でも爆死するサークルがあると聞くのですが、男性向けマイナー二次創作ジャンルは、下手するとジャンルが自分一人になった場合でも20部くらいは捌けるんじゃないか、そんな実感があります。

イラストしか描いたことがない人に向けたアドバイス

とはいえ、コミケの場合漫画が頒布物の中心となるので、ある程度の漫画を仕上げる必要があります。

ページ数で表紙裏表紙の4ページを入れて20ページ(つまりは本文16ページ)は最低限あったほうが良いような気がします。この16ページも、「はじめに」「あとがき」「奥付」で1ページずつ使うので、実質13ページ描けばいいことになります。

肝心の内容は、書籍やWEB等も駆使してほしいのですが、要は「あなたのその作品で一番好きな萌えポイントはなんですか?」というテーマに対して、漫画という形でプレゼンできればそれで十分です。

あまり崇高なテーマも、壮大な物語も必要ありません。というより参加者は「あなたの萌えポイント」が知りたくて本を求めているところがあります。

実際のデータをもとに、売れ行きを分析

では、実例があったほうが説得力があると思うので、データをもとに説明・分析していきます。

接客の傍らで、売れた時間と冊数を逐一記録していました。

時間帯毎の売れた冊数


冊数の推移

これはさきほど37部捌けたというC103のデータになります。二回目の参加ですね。

12時台と13時台が突出していることがグラフからうかがえます。参加者数がピークになるのがこの時間帯で、逆にこれ以外は島のまわりの通路は閑散としていました。正面のサークルさんと目が合いそうで気まずかった・・・。

そして10時台は10時半開場なので、単純に2倍すればここにも実質的な山があることになります。

まず10時台は、アーリーチケットの方で占められ、ほとんどが壁サークル狙いです。ゆえにいわゆる「島中」は閑散としていることが多いです。

それにも関わらず訪れて、買ってくださるのは、うちを優先的に目当てにしてくださっているということで、本当に言葉にならないくらい嬉しいです!この瞬間のために生きていると表現できるだけの時間です。夢の時間とでも言いましょうか。

注意点として、ブースに人が来た場合はできるだけ立って相手と目線を同じにして接客しましょう。相手も同じ参加者という心がけが、お互いの行動を変えてくれると思います。

11時台は午前入場者が入ってきて、これまた壁サークル狙いの方が多く、島中は閑散としています。そんな中でも参加者がちょくちょくブースを訪れてくださるので、嬉しくてずっと売り子をしていました。売り子をしてくれた友達が「買い物してきていいよ」と言ってくれるのですが、どうにもブースを離れがたい、後ろ髪引かれる思いから1日のほとんどブースで過ごしました。

そして12・13時台は午後入場者が参加してゴールデンタイムとなります。まさかの行列が一瞬出来てびっくりしたのもいい思い出です・・・。

逆にこの時間に殆ど頒布できなかった場合は、かなり厳しい状況と言えます。

頒布のコツと言うか、ジャンルへの浸透と宣伝、ファンアートの投稿は必須です。フォロワーが1万人居ても宣伝しないと、そもそも人が来ません

コミケは、目的意識が強く働く場所です。

そして、14時台以降は参加者(サークル参加者はここでは除く)の多くが買い物を終え撤収するため、「残り物ないかな」と、目的以外のジャンルを見回る方が中心となります。ゆえに殆ど捌けませんが、それとは別に挨拶に来られる方もいます。この時間を使って自分のサークルの宣伝ポスターや色紙の配布を行う方もいるようですね。

15時半には買い物をする参加者はほとんど居なくなってしまいます。サークル参加者もその殆どが撤収します。

サークル参加締切は今月18日!

C105(今年の冬コミ)の参加応募締め切りは8月18日です!

少しでもここにマイナージャンルの参加者をねじ込みたいと思って、この記事を緊急で書きました。データは昔から用意してあったのですが、ここでようやく活用することが出来ました。

ぜひ、コミケ沼にハマりましょう!そしてもしかしたら僕が買いに行くかもしれません・・・。その際はよろしくお願いします。

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