お知らせ日記(8月号)
夏休みが終わり、またいつもの日々に戻ろうとしています。
適性作文と入試小論文の記事を中心に記事を書くことにして公開を始めました。このことは今後も変更はありません。
夏期講習の間に、数えきれないほどの適性作文答案を添削して教え子たちに返却をしました。書き直してもなかなか改善しない答案もたくさんありました。1回で合格した答案も数々ありました。これらを整理して、合格作文の極意を、実例をふまえながら、これからも公開していきます。
途中から大学受験地理など、大学受験に関連した記事を連続で公開しましたのは、夏期講習に大学受験を控えた塾生が多く戻ってきていたためです。まだ公開していない下書きが数えきれないくらいあります。
大学受験地理を優先して記事にしましたのは、大学受験で地理を選択する理系学部受験予定の高校生が多くいたからです。合わせて中学受験で社会が受験科目になる小学生も多くいたからです。
地理を甘く考える受験生が少なくありません。覚えればいいんでしょという安易な考えに陥る気持ちも十分に理解しています。でも実は知識の正確な定着がもっとも怪しくなるのが地理です。地理の問題には何となく解けそうな雰囲気が漂っているからです。しかしそれは誰にとってもおなじで、そこに甘えていると入試の地理では勝てません。点が取れそうでいてさほど取れないままで終わってしまいます。
難関校国公立大学を目指して、共通テストの総得点率で80%以上を目指す場合、英語と数学と国語のすべてで80%以上を達成できる受験生はそう多くはありませんから、そこを埋めるのが理科であり社会になります。
文系受験生の理科基礎2科目や、理系受験生の社会1科目は、英語や数学や国語に比べれば少ない勉強時間で85%以上が目指せます。逆に手を抜くと簡単に平均点並みに終わってしまいます。このため理系受験生の多くが選択する地理は鬼門となりえます。
今週に入って書店で最新の大学受験雑誌をパラパラ立ち読みしたら、そこに有名予備校の共通テストのボーダー得点率の予想が掲載されていました。
筑波大学理工学群社会工学類 79%~83%
筑波大学医学群医学類 86%~88%
ボーダー得点率とは合格可能性60%の得点率だと書かれていました。
共通テストで得点率80%から90%というのは、かなり厳しい得点率になります。先ほどふれましたように英語や数学や国語はそろって高得点を得るのは容易ではありませんから理科や社会でそこを埋めなければなりません。
そうなると、総得点率より少なくとも5%くらいは高くないといけませんから、社会は、医学類なら91%~93%(ざっくり90%~95%)、社会工学類なら84%~88%(ざっくり85%~90%)が目標になるかと思います。
これを地理で達成するなら、ワンチャンス満点もありくらいの完成度が必要になってきます。地理はまあまあ得意かもと思っている受験生であっても、細かいことを質問すると、かなりあいまいな解答が返ってきます。どんな問いかけにも自信をもって正解できるようでなければ、共通テストで安定して80%以上を達成するのは難しいです。試験時間との闘いが失点を生むからです。
えっ、炭売る豚
芝居下手
どんな方法や手段であれ、理解をして頭の中に入れる覚悟が必要なのです。
大学受験地理シリーズは完結するまで記事を書き続ける覚悟ですので、お付き合いください。
9月からは適性作文シリーズも本格的に再開しますのでご期待ください。
世界史シリーズの要望もたまわっています。マンパワーの許す限りご要望にお応えして行きます。しばしお待ちください。
アッシ(は) アッシリア
猿ゴン2 サルゴン2世
なにに? 前722年
椅子はL イスラエル王国消滅
新バ(の) 新バビロニア
眠くても寝ない大王 ネブカドネザル大王(2世)
後は無(ごわむ) 前586年
湯だ ユダ王国滅亡
捕まえた バビロン捕囚
どちらの敵国王もユダヤ人にとっての歴史上の宿敵ですよね。